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「美談」だけで復帰はできないとクビサ

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© Mark Sutton/Sutton Images
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F1に復帰するのであれば、最高レベルの走りができる場合に限るとロバート・クビサが主張し、それを裏付けるコース上のリザルトが伴わなければ、自身の復帰をめぐる美談など何の意味も持たないと述べた。

クビサは今週、アブダビでウィリアムズのテストに臨み、引き続き能力の評価を受けている。彼はランス・ストロールの隣で2018年のレースシートを得る候補者となっているが、実現の可能性について上層部は堅く口を閉ざしたままだ。

32歳のポーランド人ドライバーがF1で最後にレースをしたのは2010年。2011年シーズンの開幕前に彼はラリー中の事故で腕に重傷を負った。アブダビでのテストを終えて、復帰の可能性についてクビサは自信を深めたようだが、F1で再びレースをするのは最高レベルで戦える場合に限ると彼は繰り返し述べている。

「このところ、たくさんのことが書かれ、話されている」と彼はアブダビで語った。「それは普通のことだと思うよ。疑問点は多いし、人それぞれ見解を持っているからね。たくさんの人が僕の復帰を見たがっているのは、そこに物語りがあるからだと思う。いい話なんだろうけど、だからといってディスカウントはしてもらえないから、もし僕がチャンスを得られるのなら、きちんと準備しておかないといけない。何かがやってくるとすれば万全の備えが必要だ」

「(サポートには)すごく感謝している。たくさんの希望、たくさんの人々の願いが込められているんだろうからね。でも、最終的に僕は現実というものを知っている。現実は、一度クルマに乗り込んだら、もうそこには物語なんてない。僕自身はクルマとチームに向き合い、何が何でも仕事をやり遂げなければならないんだ」

「まずは、自分にそれが可能だという確信がいる。今は毎日、案外うまくいくじゃないかっていう多くの自信を得ているよ。自分の基準を満たすということは、ハイレベルでドライブできなければダメなんだ」

「復帰するなら、ただの数字合わせにはならない。僕は7年のブランクがあって、制限もあるけど、そのためには自分の中にある最高の可能性を提供し、自分の知っている最高のロバート・クビサでなければいけないんだ」

クビサの物語はしばしば、1976年のニュルブルクリンクで事故に遭い、大やけどを負いながらもわずか6週間後にコックピットに復帰し、その年のチャンピオンシップをジェームス・ハントと争って1ポイント差の2位でフィニッシュしたニキ・ラウダと比較される。ラウダはその後、1980年と1981年に2年間スポーツを離れるが、1982年に復帰し、1984年に3度目のワールドタイトルを獲得した。

ラウダにインスピレーションを受けているかと聞かれ、クビサは付け加えた。「イエスであり、ノーでもある」

「誰にでもそれぞれの人生、それぞれの状況がある。一方でその比較は正しいと思うし、もう一方では、比較するのが悪いとは言わないけど、また別の話だと思う」

「ニキは僕のものとは違う物語を持っているけど、どちらの物語もすごく特別なものだ。F1は特別な世界なんだよ。でも、いったんヘルメットをかぶれば全てが消滅し、結果を求められる立場になる」

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