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「まるで勝利のよう」と喜びをかみしめるマッサ

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2017年11月13日 « ピレリ、2018年に新コンパウンド導入へ | ハミルトンのペースを称賛するウォルフ »
© Kym Illman/Sutton Images
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ブラジルGPで周囲の人々から暖かい見送り受けたフェリペ・マッサは、この1戦を彼のキャリアで積み上げた11勝に例え、同じくらい感動していると述べた。

今シーズン限りでF1を引退することを発表したマッサは、最後の母国GPで見事な走りを見せ、終盤にフェルナンド・アロンソの猛攻をしのいで7位でフィニッシュした。ポジションを守り切ったマッサは喜びを爆発させ、クールダウンラップでは旗を掲げてピットまで戻ってきた。

その間に彼にとって生涯忘れられないであろう粋な計らいが用意されていた。無線から突然、息子フェリピーニョ君の声で、「ダディ、僕はダディのことをすごく誇りに思うよ。これからどこへ行っても僕は応援するからね。大好きだよ! ところで、スタート最高だったね!」というメッセージが流れ、マッサはこらえきれずに涙声になっている。

トップ3が表彰セレモニーを終えてシャンパンファイトをした後で、壇上には特別にマッサが呼ばれ、同じくブラジルで人気の高い元ドライバーのルーベンス・バリチェロから母国の観衆の前でインタビューを受けた。

その後『Sky Sports(スカイ・スポーツ)』にマッサは次のように話した。「今日の僕の感情を説明するのはすごく難しいよ。すごいスタートで、セーフティカー後に何台かオーバーテイクすることができた。アロンソをオーバーテイクできたのはすごく重要だった。彼の方が僕よりペースがいいって分かっていたからね。彼を抑え切ってフィニッシュしたから、その時は感情があふれてきてしまったよ」

「すごく難しいレースで、僕にとっては今まで挙げた多くの勝利と同じくらい感動した。最初から最後までパーフェクトなレースをし、タイヤを管理し、クルマの全てを管理できた。今日のペースは勝利に等しかった。こんなに素晴らしいレースをフィニッシュして、人々の喜びようを見られるなんて本当にすごいことだ」

マッサがインテルラゴスで感動的な見送りを受けるのは初めてのことではない。昨年も彼は一度引退を発表しており、レース後半にリタイアした後は、ブラジル国旗を羽織って涙ながらにピットへの道を歩いた。ところが、彼の引退はわずか2か月で終わっている。ワールドチャンピオンに輝いたニコ・ロズベルグが王者のまま引退すると突然発表し、後任としてウィリアムズからバルテリ・ボッタスが抜擢されることに。マッサはチームたっての願いを聞き入れる形で復帰することが決まった。

インテルラゴスでの2度目の引退を自らジョークにしたマッサは、この感動によって、2017年の復帰を決めたこと価値ある決断になったと述べた。

「去年もみんなに愛され、感動的に送り出してもらったのは分かっていたけど、あの時は思うような形でレースをフィニッシュできなかったんだ。でも、今日は思い通りのフィニッシュだった。このために僕はもう1年続けたのさ!」

2週間後に開催されるF1最終戦のアブダビGPが、マッサの最後のレースになる。ウィリアムズは来年のドライバー候補としてロバート・クビサ、ポール・ディ・レスタ、パスカル・ウェーレイン、ダニール・クビアトを検討しており、誰が後任になるかはまだ決まっていない。

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