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父の金だけではないことを証明したとストロール

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2017年8月11日 « 極端な安全対策はドライバー不要論につながるとホーナー | すでに1,000億円以上の負債を減らしたとケアリー »
© Mirko Stange/Sutton Images
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ランス・ストロールは自身のルーキーシーズン前半戦のリザルトで、彼の家族がただF1グリッドを金で買い取ったわけではないことを証明したと考えている。

2016年に旧型マシンで何度かプライベートテストを行った後、18歳のストロールはウィリアムズの一員となった。キャリアのスタートは波乱に満ちていた。シーズン序盤はタフな時期を過ごしたものの、アゼルバイジャンでは見事な走りによって3位を獲得。マックス・フェルスタッペンの最年少記録とほんのわずかの差で史上2番目に若い表彰台記録を作った。

彼の父、ローレンス・ストロールは『Forbes(フォーブス)』の長者番付手782位にランクインしている大富豪であり、常に息子の重要な後援者だった。このため、ランスのことをネガティブに"ペイドライバー"と評するものもいる。彼は2015年にウィリアムズのテストドライバーになる前にフェラーリ・アカデミーの一員だったことがあり、そうした批評家はしっかりとここまでのリザルトに目を向けるべきだと言う。

お金の問題にどう対処しているのかと『ESPN』が質問すると、ストロールは次のように答えた。「スイッチオフするしかないよ。でも同時に、事実に目を向けなきゃ。僕は誰かの間違いを証明するためにここにいるんじゃない。自分と自分のチームのために成果を挙げるためにいるんだ。"批評家たちを見返す"とかそういうことは考えていない。何で自分がここにいるのかは分かっているし、自分がそれにふさわしいことも知っているよ。僕はF3シリーズで最年少タイトルを取った。それも大きなマージンを持ってだ。そのために随分努力したよ」

「そして今度はポディウムに上がった最年少ルーキーになった。すごい成果だと思うし、それを無視して"金の力だろう"というのは本当のことじゃない。リザルトを見ても、ポイントを見ても、僕はまだ(中段の)争いに加わっている。これからもハードな週末、いい週末があるだろう。そういうものだからね。でも、僕は自分がF1に属することを証明してみせた。結果がおのずと物語っている」

F1を志したカナダ人のストロールは、小さい頃にヨーロッパに渡り、ジュニアカテゴリーの階段を駆け上がってきた。彼は決して裕福な後ろ盾の重要性を軽視するつもりはないというが、最終的にF1に来られたのは自分にリザルトを残す能力があったからだと主張する。

「僕はは何で今ここにいるのかを理解している。現実を否定することはできないよ。子ども時代の僕は他の人がなかなか恵まれないような素晴らしい機会を与えられていた。生まれた場所を考えればすごく幸運だったし、夢を追うためにカナダからヨーロッパに行けたのは運が良かったよ。一方で、僕はチャンスを両手でつかみ取り、チャンピオンシップを勝ち抜いてきた。F4のタイトル、F3のタイトルを獲得し、自分で全部それをやり遂げてスーパーライセンスポイントを稼いだんだ。誰にでもできることじゃない。それを得るにはきちんと結果を出さなきゃだめだ。そうしてF1に来たんだ」

「僕の焦点はそこだよ。子ども時代に与えられた機会にはとても感謝している。でも、同時に僕自身も本当に懸命に努力してここまで来たんだ。世界中のお金をかき集めて、最後尾を走り回るのは簡単だよ。でも、僕はそうすることを選ばなかった。それが僕にとって重要なんだ」

「それにまたF1では、トップ3チームの一員でもない限り、下位のランクであってもいくらかの資金援助は必要だ。モータースポーツはとてつもなく高価なんだ。僕には父以外にも支援してくれたスポンサーがいる。つまり、父の金だけが全てじゃないってことだよ」

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