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新ルールに活用できる抜け穴はないとシモンズ

M.S.
2016年11月22日 « タイトル争いに緊迫ムード漂うメルセデス | バトン、「終わりではなく、新たな始まり」 »
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ウィリアムズのテクニカルディレクターを務めるパット・シモンズは2009年にブラウンGPが行ったようにどこかのチームが利用できるような抜け穴は来年のレギュレーションに見当たらないと述べた。

メルセデスへと転身する前の1年間の競技期間で、ブラウンGPは限られたテストや比較的少ない予算をはねのけてタイトルを獲得した。同チームはマシンのリア部分に関連するルールを独自に解釈することで大きなアドバンテージを手にし、"ダブルディフューザー"によって後方のダウンフォースを増加させている。同様のことはトヨタとウィリアムズも行ったものの、ブラウンGPほどの効果は上げていなかった。

他にもダブルディフューザーを可能にする抜け穴に気づいていたチームはあったものの、レギュレーションを文字通りに解釈することを選び、通常のディフューザーでシーズンをスタートしている。FIAがダブルディフューザーを合法と認めると、他のチームもこれを取り入れた。

2017年はタイヤやマシンの幅が広がり、ディフューザー、フロントウイング、リアウイングの寸法も変更される。2009年よりも規模の大きなルール変更になるものの、シモンズはダブルディフューザーほどのポテンシャルを備えたループホールは見当たらないと語った。

「2009年は若干の違いだった。チームによって大きく相違していたものの、主にレギュレーションの解釈にねじれたような語義の使用があったため、それが非常に大きな違いにつながった」

「再び起こるかもしれないし、そうなればわれわれにとっては厄介だ。われわれはまだそれを見つけていないのだから・・・。だが、全てがイコールの状態で、われわれ全員が同じようにルールを解釈しているならば問題ない。2009年は(ダブルディフューザーに関して)この解釈があったので状況が違うし、(当時シモンズが所属していた)ルノーでわれわれはこれが自分たちにできるかを問い、ノーと言われた。これが発生した後、FIAはわれわれの質問の仕方が不適切だったと言った。私はそれをまったく理解していないが、とにかくわれわれはそれを逃し、取り戻すのは厳しかった」

「実に興味深かった。ダブルディフューザーを持たなかったわれわれは、パリの半分のクルーが反対論を掲げ、一方で残る半分は忙しくそれを設計していたのだから! 国際控訴院にかけられた翌週、われわれはダブルディフューザーと共に中国にいた。控訴院の後に開発をスタートしたのではなく、その随分前に始まっていたのだ」

現代F1マシンのデザインにおいて、ルールに少し変わった解釈を見つけ出すのが重要な要素だとシモンズは言う。

「それはわれわれの仕事の一部であり、たとえばわれわれウィリアムズ以上にかなりアグレッシブにそれに取り組み、長けているチームが一部にあると思う。われわれは自分たちにやる必要があることのみに全力で取り組んでいるように見える一方、他のチームではライバルたちのマシン全てを見て、彼らに何か間違っていると捉えられるものがあるか見定め、いかに活用できるか理解するためにルールを何度も見返すという基本的な仕事を担当する者がいる」

「しかし私が"活用"と言うとき、それはいんちきといったような意味ではない。ただ、(ルールの)意味論に立ち返って、彼らは"これが彼(ルール策定者)の意味していることだとは分かるが、彼は何と言っている?"と考えるということだ。そういうことになっているのであり、同じものにならないことが実にたくさんある」

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