
ウィリアムズは2016年シーズンもバルテリ・ボッタスとフェリペ・マッサを引き続き採用すると発表した。2人のコンビは3年目を迎えることになる。
3日(木)にウィリアムズの公式『Twitter(ツイッター)』アカウントに投稿された動画の中で、ドライバーたちが自分の言葉で報告している。
"@MassaFelipe19、@ValtteriBottasからのご報告"と題された動画で、2人は並んで登場し、「やあ、みんな」とマッサが話し始める。
「僕とバルテリからすごくうれしい発表がある」とマッサは言い、ボッタスに続きを促した。
「僕とフェリペ、僕らは来シーズンもこのチームに残ることになった――すべてが決まり、2人ともすごくハッピーだよ。良いリザルトを目指して懸命にプッシュする。今年以上のものを目指すよ」
続いてマッサが「これで僕らはもう1年一緒に過ごすことになった。ウィリアムズ・マルティーニのためにいいチャンピオンシップにしたいね」と述べると、ボッタスが「そうしよう」と同意している。
.@MassaFelipe19 & @ValtteriBottas would like to make an announcement... #WeAreRacing
https://t.co/5CpUVZd7P2
— WILLIAMS RACING (@WilliamsRacing) September 3, 2015
チームが出したプレスリリースの中で、マッサは次のように述べている。
「僕はウィリアムズファミリーの一員になれてすごく幸せだ。僕は今2年目で、チームとしてすごくうまく仕事ができているから残留することが決まってうれしいよ。みんなのすごく敬意を感じるし、結果も出ている。2013年末からのチームの転換期に携わることができてすごく良かったと思っている。チームのため、自分のために今まで以上にプッシュを続けていくのが待ち切れない。フランク、クレア、マイク、パット、それからウィリアムズチームのみんな、僕を支え、信じてくれてありがとう。この素晴らしい関係をこれからも強化していこう」
レースドライバーとして4年目のシーズンを迎えるボッタスは次のようにコメントした。
「僕にとって4年目のF1レースシーズンをこのチームで過ごすことになってとてもうれしい。僕らはチームとしてどんどん強くなっていて、来年にすごく期待しているんだ。今まで以上にいいリザルトを達成できると信じている。2016年が待ち切れない。でも、今はまだこのシーズンに完全に集中している。これからまだたくさんのチャレンジが待っているからね。フランク、クレア、理事会とウィリアムズのみんなの継続的な信頼には感謝しなければいけない」
どんなF1チームにとっても、繁栄には安定性が必要だというフランク・ウィリアムズ代表はマッサとボッタスのコンビを"最強"と称し、信頼感を示した。
「来年もフェリペとバルテリがウィリアムズでレースをしてくれることになり、大変うれしく思う。どんなチームにとってもF1で成功するための鍵は安定性だ。最強と呼べるドライバーラインアップで3年目のシーズンを迎えられることは、ウィリアムズにとって勢いをつなげ、2016年にグリッドの先頭を目指すための素晴らしいポジションを与えてくれるはずだ。経験と速さを併せ持つフェリペはF1にとって貴重な存在だ。彼はその価値を認められる場所で成功し、長期的な関係を築くことができるのだ。彼がウィリアムズファミリーの重要な一員となってくれて非常に良かった。バルテリはウィリアムズにとってすっかり中心的な存在となった。ウィリアムズの名前を再びF1のトップに押し上げるにあたって、チャンピオンシップコンテンダーとしての彼の見通しには非常に期待している。フェリペとバルテリは2014年の初めから、並外れた関係を急速に作り上げた。強力なライバルでありながら、常に協力してチームをグリッドの上に押し上げることの価値を理解していた。彼らの共同作業によって、ウィリアムズの技術チームはチームを前進させるために必要なパフォーマンスを発揮するための最良のガイダンスを得た。ウィリアムズの復活にあたり、両ドライバーは極めて重要な役目を果たしてくれた。過去2シーズンのわれわれの成功は、彼らなくしては不可能だっただろう。われわれが将来成し遂げたいと狙う目標においても、彼らは重要な役目を果たすに違いない」
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