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クローズドコックピットも検討すべきとマッサ

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2015年7月24日 « エクレストン、モンテゼモーロがF1の顔になる可能性を示唆 | ハンガリーのレースを重要視するマッサ »
© Sutton Images
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ジュール・ビアンキに起きた悲劇を受けて、"それがみんなにとっていいことなら"、F1はクローズドコックピットも考えるべきだとフェリペ・マッサが述べた。

ビアンキは2014年の日本GPで事故に遭い、意識不明となってから9カ月後の17日(金)に死去した。F1はこれまでオープンコックピットを貫いてきたが、同様の事故を将来的に防ぐために、ドライバーを何らかの方法で覆うことが提案されている。

マッサにとっても無関係な出来事ではない。彼は2009年のハンガリーGPで別のマシンから脱落したスプリングの直撃をヘルメットに受け、一歩間違えば命に関わるけがを負った。ビアンキの事故に関するFIAの調査結果では、クラッシュの力があまりにも大きかったため、クローズドコックピットによってドライバーのけがを軽減することはできなかったと結論づけている。しかし、そのコンセプトは選択肢に入れておくべきだとマッサはいう。

「僕は完全に反対の立場ではない」とマッサは述べた。「その方がみんなにとって良くて、F1を変えないのであればいいと思う。(完全に)クローズではなくてもいいだろうしね。その部分の安全性を変えるためなら何かをしてもいいと思う。僕は反対しないよ」

ダブルイエローが降られた状態で起きたビアンキの事故を受けて、FIAはバーチャル・セーフティカー・システムを導入し、それは先日のイギリスGPで効果を現した。セーフティカーを出すまでには至らないが、コース上に回収車が入らなければならないような場合に、ドライバーが一定のデルタタイムを維持して走行するというシステムだ。

F1は決して安全の追求をやめてはならないとマッサは主張する。

「ジュールに起きたことを受けて、その後多くのものが変わった。不幸なことに、僕らはああいうタイプの事故が起きてからでなければ理解できないんだ。特に(1994年のイモラで起きた)アイルトン・セナの事故後にF1が大きく変わったということに僕は同意するし、クルマはすごく安全になったと思う。僕らは常に安全性の改善のために努力しなければいけない――クルマだけじゃなく、コースも、すべてが今はとても安全になった」

「日本で起こったことは異様な状況で、僕にとっては決して受け入れられないことだ――トラクターにクルマが衝突するなんて。あの週末はずっとおかしかった。台風が来て、レース時間を変えるように求める人たちもいて、レースのスタートで早くも赤旗が出た。その時からすでに普通とは違うイベントだった。あの事故の後で多くのことが変わったはずだし、起こってはいけないことが起こってしまったんだと人々は理解したと思う。だから、クルマがコースオフした際のバーチャル・セーフティカーという新たなルールができたんだ」

「そういう事故を目にしないと何かを変えられないのは不幸なことだよ。でも、二度とあんなことを起こさないことが一番大事だ。悲しいことにジュールはもうここにいないけど、過去には事故を教訓にして、とても多くのものが変わってきた。もうこんなことが起きないようにすることが大事なんだ」

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