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ヴァージン、新車VR-01を発表

Kay Tanaka
2010年2月3日 « ステファンGP、中嶋と契約済み? | バレンシアテスト最終日(午前):2月3日 »
発表された新車VR-01 © Virgin Racing
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3日(水)に予定されていたヴァージン・レーシングのインターネット新車発表は、技術的問題によって遅延が発生した。チームはマシンの詳細について予定時刻にプレスリリースを発行したが、マシン画像については少し遅れてからの公開となった。

ヴァージン・レーシングは新車をCFD(計算流体力学)のみでデザインし、より資金を必要とする風洞での作業を行っていない。チームは昨年12月に体制発表会を行い、レースドライバーのティモ・グロックとルーカス・ディ・グラッシが正式に紹介されていた。

イギリス・ヨークシャーにファクトリーを構えるヴァージン・レーシングは、元来はマノーとして知られていたチームだ。しかしリチャード・ブランソン卿率いる『Virgin Group(ヴァージン・グループ)』が本格的に関与するにあたり、チーム名を変更して2010年F1世界選手権に挑むこととなった。マノー代表でヴァージン・レーシングのチーム代表となるジョン・ブースは、新チームとその新しいデザインプロセスに自信を持っていることをこう明かしている。

「この10か月間におよぶ開発作業を近くで見てきたが、VR-01はとても徹底されたデザインと開発プロセスを有している。サーキットで行う初めてのテストは、4日と5日に行われるシルバーストーンでのシェイクダウンだ。すべてのマシンパーツとシステムの確認作業を行うことになるだろう。われわれは今週バレンシアで行われている第1回プレシーズンテストへ参加しないが、ヘレスで行われる2回目のテスト参加を狙っており、それが公式のテストデビューとなるだろう」

デザイン責任者のニック・ワースは、当初の目的として信頼性を挙げている。しかし、CFDでの開発はマシン製作における安全策とは考えていないことを認めた。

「われわれは真剣に野心を抱くレーシングチームだから、歩くこともままならないうちに走ろうなんて考えていない。出発点は信頼性、安全性、効率性のある走りを実現することで、新規参入チームのうちのベストチームになることだ。その後、コンピューターシミュレーションを用いた開発プログラムを継続し、パフォーマンスを発揮したい。われわれはCFDを用いているが、スケールモデルでの開発同様、途中で困難を抱えると推測している。いずれにせよ、問題を解決するには実際にサーキットへ赴くことが唯一の方法だろう。例えば、すべてのボディワークと気流の流れを考えるときに、問題要因について理解するというのは難しいはずだからだ」

一方、ブランソン卿はVR-01の登場に興奮しているようだ。しかし、初めての公式テストとなる2月10日(水)のヘレステストまでは、いかなる推測もしないとしている。

「なんてクルマだ。この冒険に初めから関われることは最高だし、優れたエンジニアリング作業も見ることができている。マシンがどのぐらい速いのか知るのは来週のヘレスということになるだろうが、チーム全体の大きな成功が覆い隠されず、勇気ある前進を遂げられることを願っている。さまざまな面が探索となるし私は助けられないが、われわれが今後成し遂げようとしている事柄についてはとても興奮している。今はVR-01が今後の数週間にサーキットを走ることを楽しみにしており、ヴァージン・レーシングの初グランプリのために準備を行っている」

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