アメリカGP

/ News

  • US GP

2013年第18戦ドライバーコメント決勝

Jim / Me / M.S.
2013年11月18日 « 「疲れた」とアロンソ | マッサ、ピレリのタイヤ選択を批判 »

17日(日)、大観衆が詰めかけたアメリカ・テキサス州オースティンでシーズン第18戦US GP決勝レースが開催された。

ポールシッターのセバスチャン・ベッテル(レッドブル)が終始トップを守る好パフォーマンスで優勝を飾り、ベルギーGPから続く連勝記録を8に伸ばして歴代最多記録を更新。ロータスのロマン・グロージャンが2位表彰台に上り、フロントロースタートのマーク・ウェバーは3位だった。

なお、ファイナルラップで発生したエステバン・グティエレス(ザウバー)とジャン-エリック・ベルヌ(トロ・ロッソ)の接触についてレース後に審議が行われ、衝突を引き起こしたとしてベルヌに20秒のタイム加算ペナルティが科されている。ベルヌは12位でチェッカーを受けていたが、最終的に16位となった。

レースを終えたドライバーやチーム関係者のコメントは以下の通り。

レッドブル

セバスチャン・ベッテル(1位)

「いつもは、やったなって実感するのは次の日、月曜日なんだ。その時の気分は最高さ。ついにんまりしてしまってうれしくてたまらない。日曜日は時間の流れが速すぎて、少し後にならないと達成感がわかない。今日はすべてチームの努力のおかげ。誰もがプッシュを望んでいる。今朝はクルマの信頼性に少し不安があったから、問題を解決してレースを無事に走れるように、みんな全力で取り組んでくれていた。本当に感謝だよ。夏休みのあと、こうしてレースを勝ち続けるために僕らがどんなことをしたのか具体的にはよく分からないけど、何であれ、それは成功した。スポーツマンというのは毎日いい日ばかりは期待できず、どうしてもアップダウンを経験するものだ。時には不調に陥ることもあって、好調の時と比べてそういう日は落ち込んでしまう。もちろんいい時は楽しいよ。でもいつも言っているように、次のレースやその次のレースの保証なんてどこにもないんだ! 次に何が待ち受けているかは誰にも分からない。だから今日を味わい、明日を楽しみにして待つしかない」

マーク・ウェバー(3位)

「スタートと出だしはまずまずだった。ロマンもスタートが良く、僕は1コーナーのブレーキングポイントで右に出たかったんだ。でも、考えはみんな同じだよね。囲まれてしまって、コーナーをうまく立ち上がれなかった。そのあとはいいレースだったと思う。ペースは良かったけど、ここではタイヤを管理しなければいけない。予選によってレースの大部分は決まってしまっていた。最終的にできることをやり尽くしたけど、昨日のやり残しが少し悔やまれる。今週末は家族や友人たちが来ている。いい結果を残せてうれしいよ。勝てたらもっと良かったんだけど、セブは今週末いい仕事をした」

クリスチャン・ホーナー(チーム代表)

「驚異的なチームパフォーマンスだった。セバスチャンがシーズン最多連勝記録を達成したことはファンタスティックだし、終盤に懸命な走りを見せたマークとともに表彰台に並んだ姿は、チームにとってUS GP最高の瞬間だった。多数のチームパートナーやサポーターの前でこうしたリザルトを達成できたことに加えて、マークのピットストップが新記録を残した可能性もあり、素晴らしい週末を最高潮で締めくくることができた」

フェラーリ

フェルナンド・アロンソ(5位)

「今週末の難しさや、ダーティー側からのスタートだったことを思えば、トップ5でのフィニッシュはすごくポジティブな結果だよ。ポジション維持はすごく難しいと分かっていて、実際ペレスに負けてしまった。最初のうちはあまり速くなかったから、タイヤをセーブしてピットストップが近づいたらアタックすることにしたんだ。僕らはハードの方がコンペティティブだった。ペレスをパスし、ヒュルケンベルグを捕まえようとした。でも僕らはメルセデスと比べれば改善したとはいえ、彼らを倒すことはできなかった。ドライバー選手権で2位になれてすごく誇りに思う。僕にとってはちょっとしたご褒美だ。レッドブルを除き、"人間"の中では1番ってことを意味するからね。背中は大丈夫。レース前に十分なウオームアップをしたから、全然気にならなかった。むしろレースの緊張感で疲れた感じ。でも、これから3日間休みがある。100%の状態でブラジル入りしたい。そこでは絶対に改善しないとね。今も僕らのゴールはコンストラクター選手権を2位で終えることだ」

フェリペ・マッサ(12位)

「本当に難しい週末で、僕は金曜日からタイヤを温め、いいペースで走るのにずっと苦戦していた。スタートではポジションを上げられず、レース中はずっとトラフィックに引っかかっていた。このオーバーテイクが難しいコースでね。2回目のストップをするのが最善の選択だと分かっていたんだけど、僕はすでに困難な状況だったから、ミディアムタイヤに交換するという賭けに出たんだ。僕らの前で、セーフティカーが出るなど何かがあれば、有利になったかもしれない。残念ながら何も起きず、前の人たちのタイヤウエアもすごく少なかったから、結局彼らの後ろでスタート時と同じポジションで終わってしまった。もっとうまくやれたはずだから本当に残念だよ。シーズン最終戦のブラジルに集中しないとね。母国で、フェラーリでの僕の最後のレースだ。すごく感動的な週末になるのは今から分かっている。ライバルたちはすごく速いけど、そこではもっとコンペティティブになりたい。僕らは最後の最後までベストを尽くすよ」

ステファノ・ドメニカリ(チーム代表)

「今週末の結果を満足のいくものと考えることはできない。今回のレースは劇的な瞬間がなく、結果はオープニングラップで決まったと言える。今回も予選結果がわれわれのパフォーマンスを条件付けたので、こうなれば一層悔しさが強まる。昨日は5番手との差がわずかだったので、路面がキレイなグリッドからスタートできていれば、もしかすると異なるレースを目にすることになったかもしれない。残念ながらそういう形にはならなかったし、インテルラゴスではきっとチームが盛り返すと期待しているので、今はとにかくマシンのポテンシャルを最大に引き出すためにベストを尽くし、ブラジルでは最後の最後まで歯を食いしばらなければならない。今日の結果はフェルナンドのずば抜けた一貫性によるものだ。この4年間で(ドライバーズ選手権)2位は3回目。レッドブルの圧勝者に対する小さな報酬だ。彼が5位を勝ち取ってくれたおかげで、コンストラクターズ選手権2位の座をかけた争いはまだ分からない。ただ、ランキング4位にいるとはいえ、どう見てもチャンピオンシップにおいては2番手の力を持つロータスにも注意しなければならない。今日のフェリペにこれ以上は無理だったと思うが、彼にとっては赤を着て最後のレースとなるブラジルでは必ずや競争力を発揮してくれると確信している。チーム全体にとってとても感動的な週末になるだろう」

パット・フライ(シャシーディレクター)

「レースの結果自体は最高の証拠になっていないが、今回もまた、レースの方がコンペティティブであることを示したと思う。ルイス・ハミルトンやペレス、ボッタスなどコースのキレイな側からスタートしたドライバーがいくつかポジションアップに成功している。逆だったわれわれは、汚れた側からスタートする難しさを理解していたので、フェルナンドに関しては戦略的に数周多く周回を重ねることにしていた。彼の才能のおかげで、スタートでマクラーレンに奪われたポジションを取り戻せ、5位に上がれた。ハードタイヤを履いた彼はいいペースだったと思うし、適切なタイミングでヒュルケンベルグに攻撃を仕掛け、前を維持しながらタイヤウエアをコントロールしている。13番グリッドからスタートしたフェリペはうまく発進したものの、すぐにフォース・インディアの1台にスタックしてしまった。そこから彼のレースは苦悩の連続で、彼より前を走っているドライバーに何かが起きる可能性を踏まえて異なる戦略を試したが、彼をポイント圏内に上げることができなかった。今日は戦えたかもしれないのに、またもメルセデスに対して失ってしまったことが本当に残念だ。とはいえ、ブラジルでも必ずトライする」

マクラーレン

ジェンソン・バトン(10位)

「たった1点のチャンピオンシップポイントしか争えなかったけれど、今日はそれでもベストを尽くしたかった。ここ最近のレースと同じように、オープニングラップで他のマシンと接触し、フロントウイングの左エンドプレートを壊してしまったんだ。アブダビほど悪い状態ではなかったけど、かなりアンダーステアがひどかった。ピットストップでノーズボックスを交換しようかと考えたけど、その代わりにメカニックにフロントウイングを足してもらったところ、それがマシンのバランス調整に役だったんだと思う。フロントのダウンフォースを失うってことはフロントエンドだけじゃなく、マシン全体のエアフローにも影響が出るから、(フロントウイングを足しても)まだ理想的じゃなかったとはいえ、レースは楽しかった。最初の30周はフェリペの後ろにスタックしちゃってかなりきつかったけれど、最後は何度かいい動きもできたし、少しだけ今日のレースをおもしろくできたんじゃないかと思う。今はとにかく来週末のブラジルがトラブルフリーでエキサイティングな良い最終戦になることを願っている」

セルジオ・ペレス(7位)

「正直、今日は7位よりもう少し期待していた。オープニングラップはフェルナンドをプッシュして追い抜くことに成功し、最初の頃はマシンがかなり力強かったと思う。でもその後、10周目から15周目にかけてタイヤのデグラデーションが始まっちゃって、前後の人たちに比べると苦戦した。彼らの方が僕たちよりデグラデーションにうまく対応していたみたい。でも、何よりも、週末を通してずっと僕を応援し続けてくれたメキシコとアメリカのファン全員に心から"ありがとう"と言いたい。彼らは僕の活躍を見るために来てくれた。彼らに7位以上の結果を見せたかったけれど、それでも難しい中でも必死に応援してくれる彼らは本当に最高だし、特別な週末になった」

マーティン・ウィットマーシュ(チーム代表)

「チェコ(ペレス)もジェンソンも今日のレースに挑むにあたり本当によく走ってくれたが、大きく前進しようとした彼らのがんばりは、どちらにもあまり機能しなかったピットストップとオーバーテイクを非常に難しくさせるコースレイアウトによって妨げられた。両ドライバーの直近のライバルたちを"アンダーカット"するため、2人とも早めの1ストップ戦略を用意していたが、さっきも言ったように、いろいろな状況によりわれわれはこの戦略からアドバンテージを得ることに失敗した。チェコは堅実な走りでレースをコントロールしたものの、スタートしたのと同じ7位のポジションでゴールしたことはオーバーテイクがいかに難しかったかをさらに強調していると思う。ジェンソンは昨日の問題の予選を終えて15番手からスタートしたが、レース展開は実に見事だった。オープニングラップで他車とぶつかり、フロントウイングの左エンドプレートに重大なダメージを負ったマシンを巧みにいたわりながらドライブしている。そのダメージが引き起こしたアンダーステアのハンデがあったにもかかわらず、ジェンソンは何度も印象的なラップタイムをたたき出しており、常に慎重な攻撃性を持ってドライブしながら最後は10位まで巻き返した。タイヤ摩耗を完全にコントロールしつつも最後から2周目にダニエル(リカルド)に華麗なオーバーテイクを仕掛け、とてつもない苦労の末に1点の世界選手権ポイントを勝ち取っている。フラストレーションのたまる週末を過ごしてきたジェンソンにとってはふさわしい結果。とはいえ、今日のレースで彼がイギリス人ドライバーとしてわれわれの古い友であるデビッド(クルサード)が持つ246戦出走という歴代記録に並んだことを知って、いくらかの慰めにしてくれればと願っている。来週末のブラジルが247戦目となり、イギリス人ドライバーにとっては新たなベンチマークを築くことになる。全19レースが組まれた今年の最後のグランプリにあたるブラジルについては、可能な限り多くのチャンピオンシップポイントを勝ち取り、コンストラクターズ選手権5位の座を手に入れるべく、全力をつくすことを決意してサンパウロに向かう。5位フィニッシュはマクラーレンらしい結果とは言えないが、競争力のない今シーズンにおいても必死に働き、それと相対する信頼性の高さを維持し続けてくれたメカニックたちにとりわけ大きな感謝を述べたい。大事なことをいい忘れていたが、最後にもう一度、サーキット・オブ・ジ・アメリカズ、そしてそこを訪れたすべての人々を称えたい。疑いようもなく、今やF1はアメリカにスピリチュアルなホームを見つけており、マクラーレンの誰と話してもテキサスのオースティンを訪れるのが大好きだと言うし、すでに来年また戻ってくるのが楽しみだとも言っている。来年は今日のポジションよりももっと前に近いところで競うことが目標だ」

ロータス

ヘイキ・コバライネン(14位)

「スタートはあまり良くなかったけど、最初のピットストップまではクルマの感触も良かったし、集団とレースができていたので問題なく進んでいた。ピットストップの後でいくつか問題が出始めたけど、正確に何が起きているのかは分からなかった。ダウンフォースに問題があったから、フロントウイングを交換し、その後はかなり改善したんだ。でもそれまでの週末ほど感触は良くならなかった。加えてKERSのトラブルもあったけど、僕のレースペース不足をすべて説明できるものではない。データを調べ、ブラジルでは問題を解決してもっといいレースができるようにしたい」

ロマン・グロージャン(2位)

「ものすごくタフなレースだった。マーク(ウェバー)を抑えるために、人生最高の走りをしなければいけなかったほどだよ。テキサスで少なくとも1頭のブルを手なずけることができて最高の気分。彼らは明らかに最速のパッケージだったからね。いいスタートが鍵になると分かっていたから、1コーナーで1つ順位を上げられたのが本当に大事だった。クルマはとにかくファンタスティックだったよ。ここにいるチームとエンストンのみんなは驚異的な仕事をしてくれている。僕らに先頭争いをさせるために懸命に努力する彼らの姿を僕は毎日見ているんだ。一番近い挑戦者を見ると、今の僕らがレッドブルに次ぐ2番目に優れたチームなのははっきりしている。この場所は僕に幸運をもたらしてくれるみたい。去年の今頃、妻の妊娠が分かったんだ。今度はF1自己ベストタイのフィニッシュ。来年は何が起きるか、戻ってくるのが待ち切れないよ!」

エリック・ブーリエ(チーム代表)

「今週末もチームにとってポジティブだった。ロマンのパーフェクトなドライブによって、われわれはチャンピオンシップのライバルたちより多くのポイントを獲得した。本当に、彼にとっては今までで一番素晴らしいグランプリだった。最近の優れた走りをさらに強化するエクセレントなパフォーマンスだ。われわれがレッドブルと戦うにはロマンが良いスタートを決める必要があり、彼はその通りに実践してくれた。8番グリッドのヘイキがポイントフィニッシュにつなげられなかったのは残念だが、彼はフロントウイングやKERSの問題を経験しており、ブラジル前に問題を調査することになる」

アラン・パーメイン(トラックサイドオペレーションディレクター)

「100%の完ぺきなラップを積み重ね、非の打ち所のないレースをやり遂げたロマンを祝福したい。彼は最速のマシンに乗ったマーク・ウェバーから巨大なプレッシャーをかけられたが、レース中のすべてのターンで正確に要求に応えていた。ヘイキは良いスタートができず、フロントウイング、それからKERSの問題を抱えてしまって残念だった。プラス面ではレースを最後まで走り切ったことで、ブラジルを前にE21で貴重な経験を積んだことになる」

メルセデス

ニコ・ロズベルグ(9位)

「残念だけど、僕にとってオースティンの週末はうまくいかなかった。始まったのは昨日の予選からだ。タイヤに熱を入れるのに苦しみ、12番手スタートになってしまっては、レースがすごく難しくなる。それも1ストップレースではね。何度かいいオーバーテイクもできたけど、シングルストップだから戦略で工夫する余地もない。9位フィニッシュがやっとだったのにはガッカリだよ。クルマにはそれ以上の速さがあったのに。それでもチームとしてはフェラーリとのギャップを広げることができたから、いいリザルトといえる。タフな週末だったから明日、すぐにでもブラジルでクルマに乗りたい気分だよ。1週間も待ちたくない! シーズンをいい形で終われるように、そこではハードにプッシュするよ」

ルイス・ハミルトン(4位)

「今日のレースは好感触で、4位になれてすごくハッピーだ。ポジション争いをして、進歩できるレースで良かった。ここ最近と比べて今日はクルマがすごく良くなっていた。シャシーの変更は明らかに正解だったから、努力してくれたガレージのみんなに感謝したい。今日は素晴らしいスタートができたことがレースを決定づけた。タイヤ管理と戦略を成功させる必要があったから、マークに対する3番手の座は、比較的早い段階であきらめなければいけなかった。チームにとってはフェラーリの前でフィニッシュすることの方が大事だったからね。最後は絶対にフェルナンドを前に出すわけにはいかなかった。僕は彼の動きに備えていて、接近してきたらすぐにコンマ数秒引き離すつもりだったんだ! 僕の方は何度か苦しいレースを経験していたから、チームのハードワークを誇りに思う。来週末の最終戦ブラジルでは何としても2番手の座を守り抜いてみせる」

ロス・ブラウン(チーム代表)

「今日のマシンなりになかなか良いレースができた。ドライバーたちが全開でプッシュするというよりも、抑制されたレースだったのは明らかだ。ルイスは素晴らしいスタートを決めたが、後ろのウェバーを抑えることは、どうしても1ストップを必要とするわれわれの助けにならないことは明らかだった。クルマは悪くなく、昨日とはコンディションが極端に違っていたものの、両ドライバーとも良いバランスを持っていた。ルイスとニコは共にレースのタイヤマネジメントでパーフェクトな仕事をし、フィニッシュした時の彼らのハードタイヤは寿命が切れる寸前だった。まさに狙い通りだ。彼らが非常にコントロールされた走りをしてくれたおかげで、われわれはコンストラクター選手権での2番手ポジションを強化することができた。いよいよサンパウロに向かい、仕事を完成させる時がやってきた」

クリスチャン・トト・ウォルフ(エグゼクティブディレクター)

「一つのレースのリザルトとして、4位と9位というのはチームとして目標とするものではないが、昨日の予選結果とコンストラクター選手権での2位争いを考えれば、堅実な仕事をしたといえるだろう。マネジメントを必要とするレースで、両ドライバーとピットウオールはうまく対応した。ルイスは素晴らしいスタートと1コーナーの動きでレースを切り開くと、その後は非常に正確でコントロールされた走りによってタイヤを酷使することなく、後続とのギャップを管理した。最適な戦略が1ストップだったことと、前のリタイアが少なかったことから、ニコがポジションを上げる機会は多くなかった。しかし、彼はすべての機会を逃さずにポジションを3つ上げてくれた。われわれはコンストラクター争いのために重要な14ポイントを稼いだ。ここからはブラジルでその順位を決定づけることに集中する」

ザウバー

ニコ・ヒュルケンベルグ(6位)

「今日もとても堅実な結果を残せた。間違っていなければ、インドでブレーキディスクが壊れず、アブダビでドライブスルーペナルティを受けなければモンツァから8連続入賞できていたはず。かなり印象的な数字だと思う。とてもおもしろいレースだった。それほど必死に戦わなきゃいけない場面はなかったけど、最後のフェルナンドとの勝負は楽しかったな。残念なことに、レースの重要な局面だった最後まで10周から15周のところでフェルナンドほどのペースが発揮できず、オーバーテイクされてしまった。ファイナルラップのターン1にかけて、一度は彼を追い抜けたんだけどエイペックスを逃しちゃって出口でまた抜き返された。でもライバルから数秒遅れでフィニッシュできたし、8点を獲得できたからいい週末だったと思う」

エステバン・グティエレス(13位)

「20番手からスタートした本当にタフなレースだった。コース上でかなりポジションを上げなきゃいけなかったからね。オープニングラップはうまくいて、ポジションをいくつか上げられたけど、セーフティカーが導入されたから他のマシンと異なる戦略にしようとピットに入ることにしたんだ。このあと、状況を分析してこの結果でどれだけゲインがあったのか確認しないといけない。結局のところ、問題はすべて10グリッド降格ペナルティによるものだと思う。それによっていろいろ複雑になった」

モニーシャ・カルテンボーン(チーム代表)

「今日の実り多き結果にとても満足しています。レースを通してマシンに問題は生じず、チームは素晴らしいパフォーマンスを披露しました。今回もニコ(ヒュルケンベルグ)が見事なレースを戦ってくれましたが、別の方法があったのかどうか、さらにもうひとつポジションを上げられた可能性はなかったかどうか調べていきます。エステバンについてはスターティングポジションの難しさを踏まえ、レースの最後に何台かオーバーテイクできる可能性を狙って特殊な戦略を選びました。残念ながら、うまくいきませんでしたが。とはいえ、彼のパフォーマンスには満足できると思っています」

トム・マッカラ(トラックエンジニアリング責任者)

「予選がうまくいったので今日はポイント獲得が目標だった。ニコはレースを通して強力なペースを発揮し、最後のラップの終わりまでフェルナンド・アロンソと競っている。われわれにとって6位は素晴らしい結果だ。エステバンはグリッドポジションを考えて、レース終盤に攻撃ができるように異なる戦略を採用した。彼も何度か見事なオーバーテイクを披露し、うまくドライブしたと思うが、20番手からのスタートだとポイントを争うのはかなり難しい。レースの最後にあれだけ4位に近づけたことを思うと、ブラジルでもまた良い結果を得られるという自信につながる」

フォース・インディア

ポール・ディ・レスタ(15位)

「いいスタートだったし、第1スティントの調子はまずまずだった。でもすぐに僕たちがペースに苦戦していてタイヤのゾーンに達していないことがはっきりした。1ストップのレースをやろうと必死にプッシュしたけれど、タイヤウエアが予想よりもちょっと高く、9種を残してタイヤパフォーマンスがダメになってしまったんだ。自分のポジションを死守するのはかなり難しかったから、2回目のピットストップをするしかなかった。レース前は気温が暖かくなれば自分たちに有利になるとかなり楽観していただけに悔しい。だからちょっとがっかりしている。でも前を向いて来週末のブラジルでもっと良い結果を残してシーズンを締めくくりたい」

エイドリアン・スーティル(リタイア)

「今週末はツキがなかった感じ。土曜日の朝までは競争力があったし、マシンにも満足していたのに予選で抱えた問題と共にすべての有望さが消えてしまった。レースではいいスタートを決めていくつかポジションも上げ、バックストレートでマルドナドの前を走っていた。どういうわけか彼が僕の左リアタイヤにぶつかってきて、すぐにマシンのコントロールを失った僕はバリアにクラッシュ。コースはあんなに広いのになぜ彼があれほど僕に近づいていたのかよく分からない。僕はラインを守っていたし、右にも左にもたくさんスペースはあったんだ。今日はあっという間に終わったとても残念な一日だった」

ビジェイ・マルヤ(チーム代表兼マネージングディレクター)

「今週末は至るところで自分たちの有望さを示していたにもかかわらず、可能だと思っていた結果を残せずにアメリカを離れることになってしまった。マルドナドと接触したことによりエイドリアンを襲った1周目のアクシデントがわれわれのチャンスに大きく影響したと思う。この結果、われわれのすべての期待はポールにかかることになり、アブダビと同じように1度だけストップする戦略の再現を目指した。しばらくはいけると思っていたものの、必要なタイヤマネジメントを成し遂げられず、遅い段階で彼に2回目のストップをさせるほかなかった。今日は終始、ポイント獲得は難しいだろうと思っていたが、来週のインテルラゴスはもっとわれわれにとって機能すると楽観している」

ウィリアムズ

パストール・マルドナド(17位)

「スーティルとの接触で戦略に影響が出てしまい、難しいレースだった。それでも、こういうコースでハードタイヤで40周も走れたのはいい気分だよ。全体的に厳しい週末だった。ブラジルではもっといいレースがしたい」

バルテリ・ボッタス(8位)

「F1初ポイントを獲得できてすごくハッピーだ。プラクティスでのクルマのセットアップから、レースでの戦略、ピットストップに至るまで、今週末はずっと良かった。僕らはタイヤをうまく管理し、僕はレースを通してエンジニアたちからいいフィードバックを得ていた。最後は少しロズベルグにプレッシャーをかけられたけど、プッシュを続けてポジションを守ることができた。チームとファクトリーのみんなには本当に感謝している。彼らはすごく懸命に努力してきてくれた。このリザルトは彼らにふさわしいものだ」

セビ・プヒョラー(チーフレースエンジニア)

「2台ともスタートは良かったのだが、パストールは1周目のスーティルとの接触でフロントウイングにいくらかダメージを負っていた。両ドライバー共に1ストップレースを予定していたのだが、パストールはダメージのために大幅に早く呼び入れてハードタイヤに変えなければならなかった。今日は路面温度が上がっていたので、序盤はタイヤの管理に慎重だったが、パストールの初期のデータを見ると、一貫性は良好なことが分かった。バルテリは良いスタートを決め、強いレースを見せた。必要な時にはハードに戦い、見事な動きでグティエレスをオーバーテイクして8番手に浮上。後ろのロズベルグとのギャップも管理できたので、彼は最後までポジションを守るためにプッシュすることができた。彼にとってはF1初ポイントを獲得し、チーム全体としても努力にふさわしい素晴らしいリザルトだった。17位フィニッシュに終わったものの、パストールも良いドライブを見せてくれた。序盤のストップが必要なければ、今日は2台ともポイントを取れる可能性があった。オースティンでは素晴らしい改善が見られた。ブラジルでシーズンを良い状態で終えられるよう、勢いを保ちたい」

トロ・ロッソ

ジャン-エリック・ベルヌ(16位)

「最終的な結果は特にスペシャルではないけど、良いレースを戦ったと思っている。2ストップの予定だったんだけど、1回のタイヤ交換に切り替えたからレース後半に向けてオプションタイヤを慎重にケアしないといけないと言われていた。でも残り15周のところでもう一度プッシュしていいとゴーサインが出て、その時のレースペースはとても良かったんだ。だから今のマシンでいい仕事ができたと思っている。最終ラップはターン1でチームメイトを追い抜こうとした。でもうまくいかなくてワイドに膨らんじゃったんだ。ただ、彼はストレートでKERSを少し使っていたはず。だから抜けなかったんだと思う。僕は次のストレートで彼をアウトブレーキしようと思ってすべてのKERSを使ったのに、ターン12でグティエレスが僕のリアホイールにぶつかってきて、彼は僕を追い抜こうとしたんだろうけどぶつかった」

ダニエル・リカルド(11位)

「タフな最後だった。本当にきつい。10位でゴールしてポイントを獲得できそうな感じだったのに、最後の5周ですべてのグリップを失ったようになり、皆が僕に追い付いてくるのが分かった。必死に抑えようとしたんだけど、必要なだけのタイヤが残っていなかった。あと一歩のところだったから悔しいけど、自分はベストを尽くして戦ったと思っているし、今日の走り以上のことはできない。燃料が満タンなレース序盤はオーバーテイクがかなり難しく、高速コーナーでは前のマシンについていくのが楽じゃない。だからがまんしなきゃいけなかった」

フランツ・トスト(チーム代表)

「今回のレースの戦略はオープンマインドで臨み、もともとはダニエルに1ストップ、ジェブ(ベルヌ)は2回(ストップ)の予定だった。しかし、すぐに2人とも1ストップが機能するのが明らかになったので、唯一プライム(ハードタイヤ)でスタートしたジェブもそうすることにした。オプションを履く前後のドライバーへの対応は素晴らしく、スタートした場所より2つ上の12位に巻き返す戦いを披露している。全体的にはペースも良いパフォーマンスだったし、ジェブはとても力強くアグレッシブなレースを戦ったと思う。ダニエルについてはしばらくディ・レスタの後ろに引っかかってしまったが、レース後半に彼を追い抜くと良い具合にギャップを広げた。かなり終盤になって彼のタイヤが音を上げ、バトンを抑えきれなかったことが残念だ。ファイナルラップでポイントを取りこぼしたことは決して満足できない。ただ、堅実なパフォーマンスだったので、土曜日にもっと上位のグリッドで予選を終えていればはるかに良くなっていただろう」

ケータハム

シャルル・ピック(20位)

「ラインを外れたところでチルトンをパスし、オープニングラップの最後にはギドとビアンキのすぐ後ろにいた。だけど、今日のマシンバランスは昨日までと同じであまり良くなかったんだ。だから全然プッシュできなかった。ラスト数周でドライブスルーペナルティを実行するまでレース中ずっとチームメイトについていったんだけど、今日はとにかくシーズンこれまでに見てきたいつも通りのレースパフォーマンスを発揮できるだけのペースがなかった。すぐにブラジルで巻き返すチャンスがあるし、これから数日でパッケージから最大限の力を引き出すセットアップには何が必要かを理解するために一生懸命取り組んでいく。去年はブラジルでシーズン最高位につけたから、セットアップの問題を解決してすべてを活用するのが僕らの狙いだ」

ギド・ヴァン・デル・ガルデ(19位)

「スタートがいまいちで1周目の終わりにビアンキの後ろにいた。そこからは彼を抜くことができなかったんだ。僕のマシンの方が1周全体では速かったのに彼のストレートスピードが僕よりも良くて、アンダーステアがひどかったから近づくたびに僕のフロントタイヤがグレイニングを起こし始めた。それで彼をパスできなかった。ときにはこういうこともあるし、これだけ互角になれば自分にできることはあまりない。今日はそんな感じだったけれど、全体としてオースティンはいい週末だった。サーキットが良くて、オースティンやサーキットの雰囲気は最高さ。だけど、当然僕たちにとってチャンピオンシップ10位を取り戻すチャンスを得るためにはクレイジーなレースが必要。だから、ラストのブラジルまで勝利は続く。僕らには準備ができているし、何が起こるかを見なくちゃね」

マルシャ

ジュール・ビアンキ(18位)

「今日は僕にとってシーズンで一番タフなレースだったと言ってもいいだろう。ピットストップはミディアムからハードタイヤに履き替えた1回だけ。ほとんどの集中力をタイヤのケアに注いで、本当に長いレースだった。ともかく、スタートは良くてヴァン・デル・ガルデの前に出ることができた。その後は楽にケータハムの2台を後ろにとどめておけたから、レースにはとても満足している。この週末に起こった問題を解決するためだけじゃなく、シーズンも終わろうというタイミングで新しいパーツを持ち込んでうまく機能させてくれたチーム全体に本当に感謝しなきゃ。今日は僕らにとってすごくいいレースだったし、より自信を深めてブラジルでの最終戦に向かう」

マックス・チルトン(21位)

「レース前からドライブスルーペナルティが科されていて、タフで孤独なレースになると分かっていた。ピットレーンで15秒ロスしている。現実は厳しく、いつもよりずっと早い段階で青旗が振られてレース後半はそのせいで大きな犠牲を払わなきゃならなかった。追いつこうと努力した自分の仕事には満足だし、僕のファステストラップがそれを反映していると思う。残念ながら、他の要素が僕のレースを決定づけてしまった。良かった面としては、僕はまた完走を果たしている。18レース中18フィニッシュだ。ケータハムに対するマシンパフォーマンスも良かったから、来週末の最終戦には持てるすべてを出し尽くす」

ジョン・ブース(チーム代表)

「チームとジュールにとってファンタスティックなリザルトで、ここ数週間にわたるファクトリーとサーキットでのハードワークのたまものだ。実のところ昨日の予選までは難しい週末を予測していたと言ってもいいいし、ガレージのメンバーやエンジニアたちがこの週末を上向かせるために尽力してくれた。ジュールのレースではこのチームワークが実を結び、ジュールは驚くくらい成熟した走りでこれを活用した。マックスのレースは序盤に実行しなければならなかったペナルティの影響を明らかに受けている。彼のペースはとても良く、ケータハムの2台よりも速いラップタイムさえ計測した。それだけにレース終盤のギャップは実感が沸かないし、純粋に青旗の機会が多かったせいだ。両マシンとも素晴らしいスタートに助けられ、ジュールはターン1までの部分でヴァン・デル・ガルデの前に出たため、スタートからフィニッシュまでその位置を維持できた。ピットウオールの戦略が優れており、ピットストップもうまくいった。加えて、今日のリザルトはファクトリーのかなりの努力によってもたらされたシーズン終盤の開発が実ったもの。ファクトリーでは2014年の準備作業をうまく調整しつつこのパフォーマンスが実現された。このことはわれわれが2013年と来季に向けていかにプッシュしているかを明確に示している」

© ESPN Sports Media Ltd.