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2010年第7戦ドライバーコメント決勝

Kay Tanaka / Me / Jim
2010年5月31日 « ベッテル、ウェバーを非難せず | レッドブルとの差を縮めたマクラーレン »
1-2フィニッシュを喜ぶハミルトン&バトン © Sutton Images
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58周で争われたトルコGP決勝レースは波乱の展開となった。オープニングラップからレースを率いたマーク・ウェバーがチームメイトのセバスチャン・ベッテルと同士討ちを演じてポジションを落とし、代わりにマクラーレンが1-2フィニッシュを飾ったのだ。レッドブルとしてはチームメイト同士のバトルは許可していたものの、十分なスペースを与えずに攻めた結果が1-2フィニッシュを逃すという痛い教訓を得ることになった。

一方、小林可夢偉(BMWザウバー)が今シーズン初ポイントを獲得した。ベッテルのリタイアやペトロフの後退にも助けられたが、早めのピットストップを行ってからはフェラーリ勢と同じペースで周回。最後はタイヤの摩耗によって厳しい展開になったが、見事10位を守り切った。

レースを終えたドライバーたちのコメントは以下のとおり。

【マクラーレン】

ジェンソン・バトン(2位)

「なんてクレイジーなレースなんだろう! いいスタートを決めたんだけどターン1でルイスに抑えられてしまい、ミハエル(シューマッハ/メルセデスGP)にアウトから抜かれてしまった。彼のことはターン12で抜けたから、バルセロナでずっと抑えられてしまったことの報いかな。それからは僕たち4人、マクラーレン2台とレッドブル2台の戦いになったけど、レッドブルが引っ張っていたね。オーバーテイクするために近づくことはすごく難しかったけど、その間にタイヤをケアすることができたし、ピットストップ直後にはプッシュしてセバスチャンに近づくことができた。それでも僕たちはかなり接近して走っていたし、レース終盤には何かが起きるかもしれなかったからね。そしたら2台のレッドブルがぶつかったんだ。これでルイスと僕が1-2を決められた。それから僕たち2台は燃料を抑えたけど、実際のところ、僕はそれまでの約30周にわたって燃費走行を続けていたんだ。レースペースがそんなに速いとは思っていなかった。終盤にはターン8でルイスに追いついた。なんで彼があんなに遅かったのかわからないけど、ターン12の飛び込みがうまくいって彼を抜いたんだ。小さかったけどいいバトルを繰り広げ、3つのコーナーをホイール・トゥ・ホイールで通過した。でも最終コーナーを通過するときの僕の位置が悪くて、出口がお粗末になってしまった。だから彼が僕を抜き返し、ターン1でかわされたんだ。その後は危機的状況に近づいていたから、もっと燃料をセーブしろって言われたよ。タフなバトルだったけど、接触はしなかったし、結果は1位と2位だ。これが僕たちの戦いさ」

ルイス・ハミルトン(優勝)

「本当にいろいろなことが盛り込まれたレースだった。スタートはあまりよくなかったよ。見た感じはマーク(ウェバー/レッドブル)よりいい反応だったみたいだけど、マシンが進んでくれなかった。幸運にもターン3でセバスチャンを攻めることができて抜けたんだ。安心したし、その後は長い間マークに挑戦した。ピットストップでは右リアタイヤの装着が通常よりも手間取ってしまい、彼に対して時間をロスしちゃったけどね。だから僕は1台ではなく2台のレッドブルと戦う必要があったんだけど、そのうちの1台だけでもオーバーテイクするのは至難の技だった。だけど彼らに対してレースペースを維持したのはいいことで、燃費について確認しながら走らなければならなかったにしろそうだった。だけど彼らにとっては不運なことに、接触があり、僕らは彼らを抜けたんだ。その後は1-2態勢を維持できる自信があったし、タイヤをケアして燃料をセーブすることにした。チームから指示されたラップタイム目標よりも僕のタイムは少し遅かったから、ジェンソンに迫られたんだよ。彼と素晴らしいバトルを繰り広げたけど、素晴らしい追い抜きができたことは驚きだったから満足さ」

「僕たちはレースすることが許されていたけど、注意深くある必要はあった。結局のところ僕たちは同じチームで、一緒にコンストラクターズ選手権制覇を望んでおり、どちらもドライバーズ選手権タイトルを欲しているんだ。でも、僕らはバカじゃない。ジェンソンに接触するような危険なことはしたくなかったし、その中でともに戦えたのは素晴らしいね。僕たちの間にはスペースがあってお互いに尊敬の念も抱いていたから、何も問題はなかった。結局勝てたわけだけど、これまでのように素晴らしい気分だったわけじゃない。というのは、過去の勝利とは少し異なった形だったからだ。レーサーとしての僕は前にいるドライバーをオーバーテイクして勝ちたいわけで、前でクラッシュが起きて勝つというのを見たいわけじゃない。厳しい道のりをライバルを倒して制するというのは、より素晴らしいよね。それでも、チームのことを考えればとても満足している。僕のガールフレンドも今回はレースを訪れているからよかったし、父親も休日だから今日は本当に勝ちたかったんだ。勝利は彼に捧げたい。明日は父親の50回目の誕生日だから、グランプリの勝利は彼に渡すことのできる最高のプレゼントになるよ」

マーティン・ウィットマーシュ(チーム代表)

「今日のレースにはすべての要素が含まれていた。ドラマ、サスペンス、エキサイト、そしてボーダフォン・マクラーレン・メルセデスからすれば完ぺきな結果だ。1-2フィニッシュによって獲得した43ポイントは、われわれはコンストラクターズ選手権首位に立たせることになった。しかし、われわれは両ドライバーに対してレース序盤から燃費を気にするようにと指示していたのだが、もしルイスがすぐにマークをかわせていれば、レースを引っ張ることができたという事実に励まされている。ハラハラさせられる展開だったし、ジェンソンはセバスチャン(ベッテル/レッドブル)の数百メートル後ろからプッシュしていたのだ。レッドブルが同士討ちを演じてからは、ルイスとジェンソンが燃費走行をしながらもバトルをした。彼らの走りもテレビ的に大きなエンターテインメントになったと想像できる」

「ウイニングランでジェンソンは無線でルイスを祝福していたが、これは2人の尊敬の念を表す具体的で雄弁な例だ。2週間後のカナダGPを楽しみにしているが、レッドブルとの差を縮めることができたことに満足しているし、再びモントリオールで大量点を手にしたいものだ。しかし強調したいのは、この結果はボーダフォン・マクラーレン・メルセデス全体の努力に基づいているということだ。ドライバー、エンジニア、メカニック、そしてサリー州ウォーキングのマクラーレン・テクノロジー・センターで働く個々の人々に至るまでね。全員がモチベーションを感じているし、結果に大きく貢献している」

【メルセデスGP】

ミハエル・シューマッハ(4位)

「ジェンソン(バトン/マクラーレン)をスタートでかわすことができ、望んでいた形でレースを開始できたんだ。残念ながらフォーメーションラップのスピードが遅かったことでタイヤの内圧が下がってグリップ力があまりなく、マクラーレンのトップスピードもあってジェンソンを長く抑えることはできなかった。1周目はマシンをコース上にとどめることにさえも苦しんだよ。その後は予選と同じポジションを保ち、セバスチャン(ベッテル/レッドブル)がリタイアしてからはポジションを1つ上げることができた。僕にとっては普通のレースで、これ以上の可能性はなかったよ。先頭争いではハプニングが起きたようだから、ファンにとってはいいショーになったことだろう。とにかく、今日はポジティブなレースになったし、レッドブルに近づいてフェラーリの前に出ることができた。このことには満足できるよ」

ニコ・ロズベルグ(5位)

「僕にとっては目まぐるしいレースになったけど、5位という結果になったことはそれなりに満足している。僕はレースの大部分でミハエルよりもわずかに速かったけど、オーバーテイクするのは不可能だったし、後ろにいるロバート(クビサ/ルノー)に注意する必要もあった。レースで最もエキサイティングだったのはピットストップのインラップとアウトラップ。すごく速かったし、チームの働きも称賛したい。それによって、僕は他のマシンの前に立つことができたんだ。全体的なペースは改善する必要があるけど、今週末から得られたことには満足できる」 ロス・ブラウン(チーム代表)

「2人のドライバーがマシンのポテンシャルを用いて堅実的なパフォーマンスを発揮した。レース序盤はあえて静かな展開としたのだが、それは上以前に挑戦することが不可能だったために、レース後半に向けてタイヤを温存したためだ。ミハエルとニコ、そしてチームは素晴らしい仕事をしてくれた。再びわれわれのピットストップは印象的なものだった。全員を称賛したい。最新のアップグレードによって成果を残すことができたが、これはハードワークを重ねたファクトリーのみんなに感謝したい。しかし、さらなる作業がたくさん残っているのも明らかだ」

【レッドブル】

セバスチャン・ベッテル(リタイア)

「テレビを見ている人なら、何が起きたかわかるだろう。ハッピーな気分じゃないよ。僕はイン側につけてコーナー(ターン12)に向かっていたんだ。僕のほうが(ウェバーよりも)前にいて、ブレーキングポイントに集中していたら、接触した。マークのマシンが僕の右リアホイールに当たり、僕はスピンしたんだ。他に言うことなどないよ。レース中の僕たちはほぼ同じペースで、2、3周については僕のほうがマークよりも少し速かったから彼に追いつき、バックストレートで彼をかわせると思っていた。かなり接近して左側から抜こうとしたっていう話さ。こういったことは起こり得るけど、誰も望んでなんかいない」

マーク・ウェバー(3位)

「セバスチャンのほうが最高速の面でアドバンテージがあったから、彼はインサイドにつけて僕らはサイド・バイ・サイドになったんだ。彼が突然こっちに寄ってきたことには驚いたけど、僕は自分のレーシングラインを守ったんだ。接触が起きたのは本当にすぐのことで、チームのためにも残念に思っている。理想的な1日じゃなかったよ。マクラーレンは堅実的で、上位を走っていた4台の中では最初から最後までいいレースを演じていた。僕たち2人はお互いに接触なんて望んでなかったよ。理想的じゃないのは当然だけど、起こってしまったんだ。レースではもっとスペースがあったのに、僕たちがほんの数メートルまで接近してしまったなんて興味深い。最終的に、どちらも望んでいなかった結果になってしまった。僕たちのチームには速いドライバーが2人いるんであって、15番手や16番手を争っているわけじゃない。僕たちは勝利を目指しているんだ。このことについてセバスチャンと話をしたけど、僕たちには異なった意見があるかもしれない。それでもお互い大人だからね」

クリスチャン・ホーナー(チーム代表)

「このようなポジションになったことはチームにとって残念だ。私がドライバーたちにいつも言っているのは、お互いにレースをしてもいいがそれぞれにスペースを与えろということであり、今回はこれが行われなかった。彼らはコース左側に寄りすぎており、セバスチャンはマークの内側にいたものの、すぐにラインを交差してしまった。両者ともにスペースを与えていなかったというシンプルなことだ。われわれとマクラーレンによるかなりの接近戦だった。われわれはより良いピットストップによって彼らの前に出て、セバスチャンはいい戦略を持っていたので首位と2番手につけることができたのだ。セバスチャンはマークよりもプライムタイヤに満足しており、あの時点では速そうだった。彼はマークをインサイドから攻め、先ほどのような出来事が起きたのだ。非常に落胆しているし、このような状況になってはならない。マクラーレンに28ポイントを与えてしまったことは、チーム残忍にとって不満が残ることだ。特にハードワークを重ねた後なのだからね。今日起きたことによって大量ポイントを失った。これから学ぶ必要があり、再びこのような位置でレースを終えることはないだろう」

【フェラーリ】

フェリペ・マッサ(7位)

「僕にとっては最初から最後まで退屈なレースだったけど、すごく困難な戦いでもあった。僕と同じぐらいのペースだったクビサ(ルノー)と2台のメルセデスGPに常に抑えられていたよ。何度も近づいたけど、ロバートをオーバーテイクするチャンスなどなかったんだ。8番手からのスタートだから難しくなるのはわかっていたし、改善することはできた。これからは冷静になってマシン改善を急ぎ、次戦カナダGPから再出発したい。ここでは特に高速コーナーでパフォーマンスが欠如していた。雨の話かい? 終盤にいくらか雨が落ちてきたけど、ドライブには何の影響もなかった」

フェルナンド・アロンソ(8位)

「僕らにとってとても難しい週末になったから、被害を最小限化する戦いになった。チャンピオンシップにおける僕らの目標はマクラーレンやレッドブルと表彰台争いをすることであって、前に所属していたチームということで尊敬はしているけど、8位を懸けてルノーと戦うことじゃない。僕らはパフォーマンスを改善しなければいけないよ。バレンシア(ヨーロッパGP)に重要なアップデートを持ち込む予定だけど、それによって本来の位置に戻れることを期待している。カナダGPのサーキット特性は僕たちのマシンに合うだろうから、そこから状態が良くなればいいね。勢力図はレースごとに変化しているわけで、僕たちはモナコで勝利を争うポテンシャルがあった。終盤にはペトロフ(ルノー)を攻めたんだけど、これによってさらに得られた2ポイントがシーズン終盤に役に立てばいいね。パンクしてしまってポイントを失った彼(ペトロフ)にはすまないと思っている。彼はいいレースをしていたよ。いろんなことがあったけど、今でもタイトル争いにおいていい位置につけている。それでも、今こそ対応すべき時だ」

ステファノ・ドメニカリ

「われわれにとって残念な週末になったのは間違いなく、記念すべきF1参戦800戦目をいい状態で戦えなかったのは残念だ。期待していたレベルのパフォーマンスを有しておらず、トルコGPを支配していた2チーム(レッドブルとマクラーレン)からは間違いなく後れを取っていた。予選結果が決勝レースに与える影響については理解しているが、昨日のわれわれはその点でいつもよりも苦しんでしまった。今日の午後のレースでは、可能なことを果たしたよ。フェリペはミスをせず、フェルナンドもピットストップとペトロフをオーバーテイクしたことによっていくつかポジションを上げた。これからはパフォーマンス差を埋めるために前進しなければならない。われわれのエンジニアはそれができるし準備もできている。そのことは何度も証明しているし、再び同じことをしてF10のパフォーマンスを改善することはできるはずだ。われわれはチャンピオンシップの中盤に入っており、可能な限り最高の状態になるためにすべてを行わなければならない」

【ウィリアムズ】

ルーベンス・バリチェロ(14位)

「スタートでクラッチトラブルに見舞われてしまったのが残念だ。今週末はずっと大丈夫だったから、この問題はこれから調査しなければならない。僕たちのペースは前を走るマシンたちよりもよかったから、予定よりも早くピットインしたんだ。前輪に問題があったために、ピットストップはかなり遅くなってしまった。その後、スロットルに問題が生じたよ。全体的なレースペースは悪くなかったんだけど、抱えてしまった問題を解決する必要がある」

ニコ・ヒュルケンベルグ(17位)

「今週末はあまりよくなくて、僕のレースペースも十分じゃなかった。1周目に接触してしまったために、ピットストップを早めに行ったんだ。さらなるパフォーマンスのためにハードワークを継続しなければいけない」

サム・マイケル(テクニカルディレクター)

「今日は大まかに言って、予選と同じような結果だった。ルーベンスはスタートでアンチストールモードの問題があり、失速はドライバーのせいではない。その後のピットストップや、スロットルコントロールの問題によって、再び後方へと転落してしまったのだ。問題は解決されたためにレースを継続できたが、問題を確認するためにマシンを分解しなければいけないだろう。ニコは別のマシンと共に1周目にピットインしたが、フロントホイールにダメージがあった。そのためにピットストップの必要を迫られ、残りのレースではタイヤマネジメントを行わなければいけなかった。これからのレースではより良い予選結果とレースパフォーマンスを発揮するのが目標だ」

【ルノー】

ロバート・クビサ(6位)

「今回はいい週末だったし、ポイントが取れて良かったよ。不運だったのはメルセデスGPの後ろでスタートしたこで、ずっと彼らに抑えられてしまった。楽について行けたので、クルマは僕の方が速かったと思う。彼らの前に出るにはピットストップがチャンスだと分かっていて、アウトラップもすごく良かったんだけど、彼らのピットストップの方が少し速かったんだろうね。前には出られなかった。レースでのクルマの感触は良く、持ち込んだアップデートによって改善が見られたので、これからの数戦に期待できる」

ヴィタリー・ペトロフ(15位)

「ポイントを逃してしまって残念だけど、レースを楽しめたし、クルマはとても良かった。レース中に雨が降ってきたら面白いと思ったけど、ほんの小雨だったので大きな影響はなかった。レース終盤、アロンソと戦っている時はタイヤがもうボロボロだったんだ。ターン3で彼がアウトから抜こうとして、僕はアウトサイドにふくらんでしまい、接触してパンクしてしまった。アンラッキーだったし、ポイントが取れなくてガッカリだけど、今日のレースにはポジティブな面がたくさんあった。クルマにトップ10で戦えるペースがあったからね。カナダでもこの強さを発揮して、今度こそポイントを取りたい」

エリック・ブーリエ(チーム代表)

「全体としては非常に満足な週末だった。マシンは2台とも調子が良く、今年初めて2人そろって予選でトップ10入りしてくれた。レースデーでもマシンは力を発揮し、最近の進化を証明することができた。われわれの方が速いと感じたのだが、ロバートがピットストップでメルセデスGPを抜けなかったことが残念だ。ヴィタリーはこの週末エクセレントで、マッサをプッシュし、アロンソを相手によく戦い、力強いレースを見せた。この週末、結果に値する走りだったにもかかわらず、終了間際にパンクチャーを起こしたのは酷なことだ」

アラン・パーメイン(チーフレースエンジニア)

「強さを発揮した週末であり、最後の数ラップまでは順調なレースだった。2台ともメルセデスGPの後ろの列に詰まってしまったため、マシン本来のペースを確認できずじまいだった。完全なポテンシャルを実感するためには予選ペースを改善し、グリッドで彼らの前に出なければならない。ロバートはこれまで同様に堅実な走りで、週末を通してわずかなミスもしていない。ポイントを積み重ねることができて何よりだ。ヴィタリーも今日はとても印象的で、力強いレースペースを披露した。アロンソとのバトルでパンクしてしまったのが残念だが、今日のパフォーマンスには自信を持っていいだろう」

【フォース・インディア】

エイドリアン・スーティル(9位)

「まあ、いいレースだったんじゃない。楽しめたよ。いいスタートだったし、オープニングラップも良かったけど、唯一のマイナスポイントは重要な局面のピットストップで数秒を失ってしまったこと。そこで2つもポジションを落としたし、またコバヤシ(小林可夢偉/BMWザウバー)と戦わなきゃいけなくなった。ウェバーとベッテル(共にレッドブル)、それからアロンソ(フェラーリ)とペトロフ(ルノー)のバトルがあったおかげで、いくつかポジションを上げられたからラッキーだったと思う。この週末は9位がベストだ。OK、ピットストップのタイムロスでポジションをひとつ落としちゃったかもしれないけど、今の段階ではどんな点数だって歓迎さ。次のレースでまたいくつか開発パーツが搭載されるし、次の課題はSRW(Fダクトシステム)を生かしていくこと。それがきちんとできれば、この先の数戦は本当によくなると思う」

ビタントニオ・リウッツィ(13位)

「長いレースだったけど、昨日の予選じゃ難しいレースになることは分かっていた。マシンに苦戦していることが分かって、まだグリップを得られていない。序盤は必死にプッシュしようとしたんだけど、適切なグリップが得られていない状態だと本当に難しい作業だ。きつかった。13位で完走。でもペースはそれほど悪くなかったと思う。特に最後は。これからファクトリーに戻ってなんでこうなったのかを見ていく必要がある。また入賞圏内に戻れるはずだ」

ビジェイ・マルヤ

「週末を通してさまざまな問題があっただけに、トルコでポイントをいくらか獲得できたことには本当に満足している。エイドリアン(スーティル)は素晴らしいレースだったし、今日のポイントにふさわしい走りだった。トニオ(リウッツィの愛称)の方は厳しい週末で、なぜ彼がグリップを得られないのか理解しなければならない。シーズン序盤の形を取り戻す必要がある。来週はこれを中心に取り組んでいくことになるので、カナダでは再びダブル入賞を達成できるはずだ。また、SRWの作業も続けるので、また上位勢の争いに絡んでいけるよう願っている」

【トロ・ロッソ】

ハイメ・アルグエルスアリ(12位)

「スタートした位置を考えると、これ以上は無理だったと思うから、満足していい結果だと思う。タイヤのために2回ストップするというのは正しい判断だった。おかげでデ・ラ・ロサと小林をアタックできたんだ。ただ残りラップが足りなくて成功はしなかったけど、励みになる週末だったし、カナダでもプッシュしてまたポイントを取れるようになりたい」

セバスチャン・ブエミ(16位)

「スタートは良かったけど、デ・ラ・ロサのターン2出口が遅かったので、ターン3でアウトサイドから抜こうとしたんだ。でもすこしワイドになってしまって、コースに戻った時にヒュルケンベルグにパスされてしまった。ターン7でアウトサイドから抜き返そうとしたら、たぶん彼はフロントエンドを失ったんだろう、僕の右リアを引っかけてタイヤがパンクしてしまった。それですぐにピットインしなければならなかった。マシンのリアにかなりダメージがあったし、ダウンフォースが減ってしまっていたから、その後のペースは悪くないと思う。いい戦いができたけど少しだけ残念。次のレースに期待している」

フランツ・トスト(チーム代表)

「ここまでのレースを見て分かるように、われわれのパフォーマンスは予選よりも日曜日の方がずっといい。今日も2人ともいいレースペースを発揮してくれた。今後はそのレベルを予選でも生かせるようにしたい。今やレースはグリッドポジション次第で勝つか負けるか決まるからね。あまりに後ろからスタートしたのではポイント獲得は難しい。チームは戦術面でもよくやってくれた。大半のチームと違い、われわれはプライムタイヤでスタートした。序盤はオプションで苦労すると考えていたんだ。第2スティントではオプションの方が良いペースを見せた。その後はアルグエルスアリがデ・ラ・ロサに近づくものの、パスできず、リウッツィは19秒ほど後方にいたため、もう一度タイヤを交換するためにピットインさせた。レースがあと2周長かったら、ハイメはザウバーを捕らえてポイントを獲得していただろう。残念ながらブエミはオープニングラップでヒュルケンベルグとの接触があった。ウィリアムズのフロントウイングがセブ(ブエミ)の右リアホイールに当たり、タイヤは交換したものの、フロアにはダメージがあり、リアのブレーキダクトはパーツが欠けている状態だった。それでも、彼はレースの残りの周回で良いラップタイムを刻んでくれた」

【ロータス】

ヤルノ・トゥルーリ(リタイア)

「ハードタイヤを履いていた序盤は難しかったし、オプションを履いているヘイキのほうが速いことをチームから聞かされたんだ。彼とは異なった戦略だったこともあり、彼に抜かされてしまった。その後はライバルたちに対して楽に先行できたんだけど、トラブルによっていいレースを終えなければならなかった」

ヘイキ・コバライネン(リタイア)

「なんて残念なんだろう。ターン8でパワーステアリングが効かなくなったから、ハイドロリック系のトラブルみたいだ。ステアリングがいきなり変な感じになってしまったから、パンクチャーに見舞われたのかと思ったよ。だけど、続いてギアボックス、クラッチ、スロットルが効かなくなった。このレースは僕たちにとって最も強力なレースだったから、すごく不運だね。僕はソフトタイヤを履いていて、そのタイヤがレース序盤にどうなるかはわからなかったけど、本当によかったんだ。落胆しているけど、こういった事柄は起こり得ること。だから、この問題について作業していくし、結果もより強力なものになるだろう。僕たちはライバルに比べて1kmあたりコンマ数秒しか遅れていなかったし、マシンの改善すべき分野も理解している。来年には大きな前進を遂げられると自信を持っているし、これからは今日の結果を忘れて前進するよ」

マイク・ガスコイン(CTO/最高技術責任者)

「2台が同じ周にリタイアするというのは、シーズンを通じて最も力強いレース展開だっただけに、とても残念だ。ヤルノはハード、ヘイキはソフトというタイヤ選択でレースをスタートした。ヘイキのほうが少し速かったが、終盤にはヤルノが彼に追いついていたよ。われわれは雨の状況を見ながらピットストップを考えていたが、突然2台のマシンにハイドロリックのトラブルが生じたんだ。ヘイキはパワーステアリングからのハイドロ漏れだが、ヤルノについては詳細がまだ分かっていない。それでも、これからも顔を上げていかなければならない。チーム全体がとても強力な週末だったし、これらの問題を解決して前進しよう」

【HRT】

カルン・チャンドック(20位完走扱い)

「20位よりも上の位置でゴールできなかったのは少し残念だ。第1スティントではブルーやヴァージン勢と比べてペースに苦しんでいた。それでもオプションタイヤに変更してからはペースが改善されたんだ。レース序盤に燃料ポンプのトラブルが発生し、今日は直線のスピードに悩まされた。残念ながらチェッカーが振られる5周前にピットでレースを終えたよ」

ブルーノ・セナ(リタイア)

「卿はかなりいいレースになった。スタートが良くて、いくつかポジションを上げられたんだ。序盤はかなりよかったよ。終盤には燃料システムに問題があったから、リタイアを迫られた。レース中にはヴァージンの前にいたもののトラフィックが少し不運だったね。燃圧の問題を抱えたことでレースを諦めなければならなかったのは残念だ。解決できることを願っている。ルーカス・ディ・グラッシ(ヴァージン)とはフェアな戦いができたけど、僕たちのほうがヴァージンよりも速いマシンを持っていたから、さらにポジション争いができるようになるはずだ」

コリン・コレス(チーム代表)

「われわれにとって困難なレースだった。うまく走り成果を残して経験を培うことができた。1台が燃料システムの問題によってリタイアし、カルン・チャンドックが20位でレースを終えたのは残念だ。次戦カナダGPを見据えている」

【BMWザウバー】

ペドロ・デ・ラ・ロサ(11位)

「レース序盤の燃料搭載量が多い時は、かなりアンダーステアだった。だからレース後半にチャンスが巡ってくるまで待っていたんだ。マシンが軽くなるにつれてバランスも改善してきた。フロントのグリップが戻ってきて、タイヤにも問題はなかったよ。もしチームメイトが前を走っていなければ、レース終盤に戦うことができたはずだ。僕たちのチームは2台が完走することと、ポイントを手にすることを必要としていた。リスクを冒すことについて気をつけなければならないし、あの時はアタックしてすべてを失うような時じゃなかったからね。これからのことを考えればポイントを獲得できたのはいいことだ。競争力を発揮してレースを完走できたことはよかったよ」

小林可夢偉(10位)

「2台ともに完走して初めてのポイントを手にできたことにすごく満足しています。僕は路面が汚い側からのスタートでしたが、うまく発進できました。序盤のレースペースもよかったですね。僕たちのレース戦略は決して楽なものではありませんでした。マシンはハードタイヤのほうがよかったので、ソフトタイヤで走るスティントをかなり短くしました。10周を終えたところでピットに入り、残りのレースはずっと同じタイヤで走ったんです。終盤にはマシンの中からでも右フロントタイヤの構造が確認できました。なので、注意深く走るようにしました。特にターン8でそうしたんですが、そのためにエイドリアン・スーティル(フォース・インディア)を抑えることができませんでした」

ペーター・ザウバー(チーム代表)

「今週末全体を見れば、バルセロナで見ることができた上昇傾向を確認することができたと思う。もちろんレースではラッキーだったが、2台ともに完走して最終的にチャンピオンシップポイントを手にできた」

ジェームズ・キー(テクニカルディレクター)

「このレースでポイントを獲れたことにとても満足している。2台が完走できたのもいいことだ。いろいろなことがあったレースだったが、可夢偉が証明したように、われわれはトップ10に入れる速さを手にしていた。彼はフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)にかなり接近することができていたのだ。戦略面では、2人を早めにピットに入れることを決めていた。可夢偉が使ったタイヤはQ3で数周走ったユーズドのものだ。ピットを呼ぶタイミングは正しいものだっただろう。残念ながらピットストップでいくらか抑え込まれてしまい、2秒のロスがたった。それがなければ、彼はもっと上にいけただろう。終盤には可夢偉のフロントタイヤがかなり消耗してしまい、タイムも大きく落ちた。そのためにペドロや他のマシンが彼に追いついたのだ。しかし、最終的に2台が10位と11位という結果を残した。これはみんなのおかげだろうし、結果にはとても満足できる」

【ヴァージン】

ティモ・グロック(18位)

「チームにとって難しいレースになったから、2台がチェッカーフラッグを受けて今週末のハードワークがいくらか報われたのは素晴らしいことだ。スタートではグリッド上でストールしてしまってセナ(HRT)にかわされてしまったから残念だ。最初の18周は彼に抑えられてしまい、オーバーテイクするために近づくことさえできなかった。それでもターン12でかわせたよ。それからは少し速く走れてより良いレースを過ごせた。いいピットストップを行うことができ、オプションタイヤを履いてからはマシンもいい状態になって速さを発揮できたんだ。残念ながら最後の5分でパワーステアリングアシストが効かなくなり、チームからは5速ギアでレースをフィニッシュするように言われたよ。だけどマシンをとどめておくことができたのはよかったし、新チームで最高の成績を得ることができた」

ルーカス・ディ・グラッシ(19位)

「今週末はたくさんの問題を抱えたけど、特にエンジンに関するものがあった。だけど2台を乾燥させるという目標を達成でき、最終的に今週末は新チームで最高の結果を得ることができたんだ。再び信頼性が改善されていることを証明できたし、今はマシンを改善する必要がある。もっと速くなれるだろうし、すべてのレースで新チーム中ベストの成績を安定して残したい」

ジョン・ブース(チーム代表)

「2台が完走して新チームで最高の結果を残せたというのは、今週末にハードワークを重ねて様々な問題に対処したチーム全体にとって素晴らしい結果だ。昨日起こったエンジンのパワーロスについては、レースの1時間前に問題がオイルシステムにあることが分かり、レース直前に対処することができた。ティモのガレージでは作業が順調に行えたのだが、ルーカスのほうではそうもいかなかった。今日の結果は大きな報いとなるだろう」

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モナコGP 2010

ドライバー チーム ポイント
1 M.ウェバー (AUS) レッドブル 25
2 S.ベッテル (GER) レッドブル 18
3 R.クビサ (POL) ルノー 15
4 F.マッサ (BRA) フェラーリ 12
5 L.ハミルトン (GBR) マクラーレン 10
6 F.アロンソ (ESP) フェラーリ 8
7 N.ロズベルグ (GER) メルセデス・ベンツ 6
8 A.スーティル (GER) フォース・インディア 4
9 V.リウッツィ (ITA) フォース・インディア 2
10 S.ブエミ (SUI) トロ・ロッソ 1
11 J.アルグエルスアリ (ESP) トロ・ロッソ -
12 M.シューマッハ (GER) メルセデス・ベンツ -
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