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フェルスタッペンの判断を支持するトロ・ロッソ

Jim
2015年9月21日 « "ヤツ"は絶対変わらないとバトン | リカルド、侵入者にやり場のない怒り »
© Sutton Images
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トロ・ロッソを率いるフランツ・トストはシンガポールGP決勝レースのラスト2周でカルロス・サインツに道を譲るよう言われたマックス・フェルスタッペンにはその指示を無視する権利があったと説明した。

スタート時にストールしてしまい、レース開始早々に周回遅れになったフェルスタッペンはその後に大きく巻き返し、スーパーソフトタイヤを履いた終盤には前を行くソフトタイヤのセルジオ・ペレス(フォース・インディア)に接近。後方にはチームメイトのサインツが迫っていたものの、最後までペレスにプレッシャーをかけ続けた。

しかしながら、フェルスタッペンに比べてサインツのタイヤの方が新しかったため、トロ・ロッソはペレスへの攻撃をサインツに任せようとフェルスタッペンにポジション変更を指示。

チェッカーを目前に控えてのチームオーダーに「嫌だ!」と反発したフェルスタッペン。2度目の指示にも従わなかったフェルスタッペンは最終的にペレスを追い抜けなかったものの、8位でゴールしており、サインツは9位フィニッシュだった。レース後、フェルスタッペンは自らのペースがチームオーダーを受ける程ではなかったと主張している。

「"カルロスを先に行かせろ"という指示だった。でも僕はずっと素晴らしいペースで走れていたし、中団グループでは他の皆を引き離していたんだ。前のマシンに追いついていたし、僕にしてみれば彼に抜かせる理由がない。逆の立場でも同じだったんじゃないかな」

一方、サインツはペレスへの攻撃に挑んでみて成功しなければチェッカーフラッグを受ける前にポジションをフェルスタッペンに戻すつもりだったと明かしている。

今回のフェルスタッペンと同じ立場になった場合、自身はフェルスタッペンに道をゆずるかと聞かれたサインツは「もちろん、当然さ。たぶんきっとそうする。僕はフェアだから。確かレッドブルがモナコでやったんじゃなかったかな。あの時"これは最高の手だな。チームカードってやつだ"と思ったし、より新しいタイヤを履いている人、今回の場合は僕、を先に行かせてみればいいと思っている。少なくとも一回はトライしてみる。それでダメだったらマックスに抜かせて僕は9位でゴールするつもりだったから、何の問題もないでしょ。とにかく僕はチャンスが欲しかっただけ。彼はくれなかったけどね。それだけさ」とコメントした。

「ちゃんと乗り越えていく。僕にとっては何の問題もないし、ヘルメットを被ってしまえば僕らはお互いにライバルになるし、ベストを求める。でも、ヘルメットを被っても自分のことだけじゃなくチームのことを考えるべき場合もある」

トストはサインツがペレスを追い抜けるだけのペースを持っておらず、タイヤもオーバーテイクを成功させれるほどの状態ではなかったと述べた。

「カルロスがニュータイヤだったので、ポジションを入れ替えられると思ったのだが、カルロスが遅すぎた。かなり後方にいた。だから、チームからも"いや、マックスが正しかった"と伝えてある。彼にはカルロスが近づいてきているようには見えていなかったからね。カルロスがペレスをとらえることはなかっただろうから"いや、そのまま行こう、意味がない"と伝えた」

フェルスタッペンがチームの指示を無視したことは正しかったのかと聞かれたトストは次のように答えている。

「カルロスが常に0.3秒から0.5秒ほど後ろにいたわけだが、ポジションを入れ替えたければもっと近づかなければならない。さもなければ意味がない。彼がペレスに追いつくことはなく、チャンスもなかっただろう」

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