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2012年第5戦ドライバーコメント決勝

Jim / Me / M.S.
2012年5月14日 « カレンダーをめぐる新たなうわさ | ウィリアムズのガレージから巨大な炎 »
F1キャリアで初めてのポール、優勝、表彰台をマークしたマルドナド © Sutton Images
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13日(日)、2012年シーズン第5戦スペインGP決勝レースがカタロニア・サーキットで行われた。

ルイス・ハミルトン(マクラーレン)が予選結果から除外されたことを受けて、F1初ポールを獲得したウィリアムズのパストール・マルドナドはレースでも素晴らしいペースを披露。スタート時はフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)にポジションを奪われながらも見事トップチェッカーを受けた。

2位に地元の英雄アロンソが入り、ロータスのキミ・ライコネンが3位表彰台に上っている。

レースを戦い終えたドライバーやチーム関係者のコメントは以下の通り。

レッドブル

セバスチャン・ベッテル(6位)

「難しいレースでオフィスでは厳しい一日だった。手放しで満足しているわけじゃない。もう1つ上のポジションでフィニッシュできたかもしれないけど、最終的にはうまくリカバリーできた。レース終盤には僕らは間違いなく強くなっていて楽しかったよ。でも、アップダウンが続くときってすごく難しい。ノーズを変えなくちゃならなかったときに何が問題だったのかは分からないんだ。ダメージを受けたのか、それとも何かがひっかかったのか。ラバーのかけらとか、そういうものがね。もう1周トライしたけどそれは正しくなかったから、ピットに入って確認のためにノーズを交換した。それでいくらか時間をロスしたとは言え、ウイングの左前部にダメージがあるって聞いたからやって良かったよ」

マーク・ウェバー(11位)

「面白いレースで、1周目は厳しかったね。フロントウイングにどこでダメージを負ったか分からないけど、新しいノーズに変えるためにピットに入らなくちゃならなかった。このことと、その数周前に悩まされ始めたことで多くの時間を失った。ピットストップせざるを得なかったけど、ここではポジションを落とすと厳しいんだ。タイヤをケアする必要があるのに、前に追いついたときにはタイヤがダメになっている。だから、ニワトリが先か卵が先かの話。パスしようとプッシュすれば早くピットに入らなくちゃならなくて、新たなピットストップにつながる。ペースについてはミステリーだ。フォース・インディアの後ろでひっかかったけど、マクラーレンの2台はそうでもなかったし、セブは少しずつ前を崩していっていたね」

クリスチャン・ホーナー(チーム代表)

「困難な午後だった。残念ながらセバスチャンはイエローフラッグ中の一件でドライブスルーペナルティを科されたが、これは彼がDRSをオープンにしていたためだと考えている。われわれはまた両マシンでフロントウイングを損傷し、2度のノーズ交換を行わなければならなかった。それにもかかわらず、セバスチャンは6位フィニッシュと見事に立てなおしており、レース終盤にはマクラーレンの2台とロズベルグ(メルセデス)をかわしている。結果として、われわれはドライバーズチャンピオンシップとコンストラクターズチャンピオンシップの両方をリードしたままスペインを後にすることとなった。マークにとっては厳しいレースで、序盤にウイングを交換した後はなぜかペースが不足し、レースの大部分でニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)のマシンの後ろを見て過ごすことを強いられた。理解すべきことは非常に多い。これで5戦を終え、5チームから5人の勝者が出た。パストール・マルドナド(ウィリアムズ)に祝辞を贈りたい。しかし、何よりも今日の勝利に値する、サー・フランクとウィリアムズチームにお祝いを申し上げる」

マクラーレン

ジェンソン・バトン(9位)

「パストール、おめでとう! とても素晴らしいドライブだったし、彼にとってもウィリアムズにとっても本当にたくさんの自信につながると確信している。今のF1は珍しくかなり混戦しているけれど、今シーズンはきっとこんな感じなんだろうね。僕たちのレースは、トラフィックに引っかかってばかりで、レースの大半でザウバーにぴったり付けられていた。全体的には、今日の僕たちは十分な速さがなかったけれど、自分自身、解決しないといけないことでもある。今はグリップがほとんどないように感じているから、もっと自分に合うようにマシンのセットアップを見つけていかないと。それでも、今はもうモナコに期待しているんだ。はるかにいい週末を過ごせることを楽しみにしている。大好きなコースだし、いい結果を出せるといいね」

ルイス・ハミルトン(8位)

「今日の自分のパフォーマンスを誇りに思うとともに、チームのことも誇りに思う。彼らは最高の仕事をしてくれた。最近はちょっといろいろあったけど、ピットストップ(作業)もかなり改善されている。結局のところ、この結果は今日の自分たちにできた最高の結果だと思う。2ストップ戦略に挑んだのは僕だけだったし、それを成し遂げられてうれしい。僕はよくアグレッシブなドライビングスタイルだって言われるけど、プライムタイヤで走った最終スティントは31周だよ。つまり、今日は僕がタイヤを最後まで持たせることができるってことを証明できたね。後方から巻き返していくのはかなりのチャレンジだったけど、ゴールするまで一秒たりともあきらめることはなかった。レース前、本気でレースをすると言ったように、それを実行したまでさ。僕にとってはこれがレースってものだ。今日はダメージを最小限に抑えることがすべてだった。それでも、視野を広くして考えてみると、今季はいろいろと失敗があるにもかかわらず、ドライバーズ選手権のリーダーから8点しか離されていないんだから文句は言えない。チームは本当に必死にがんばってくれているし、僕たちのマシンは速い。だから物事がうまく運べば最高のポジションにいられるはずなんだ。きっとすぐにそうなると思っている。最後に、パストールとウィリアムズの皆におめでとうと言っておきたい。彼らにとってはファンタスティックな結果だと思うし、彼にとってはものすごく素晴らしい一日だと思う」

マーティン・ウィットマーシュ(チーム代表)

「何よりもまず、今日のこの勝利をつかんだウィリアムズ、パストール、そして特にフランク卿に心からの祝辞を述べたい。ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスにとっては昨日の失望に続き、今日は終始巻き返しに徹する一日だった。それでもジェンソンはガッカリしていることだろう。彼はずっとバランスとグリップに苦悩しており、9位入賞で手にした2ポイントの得点にも満足することはないはずだ。ルイスは昨日の予選後のペナルティを受けて24番手からスタートしたのに8位でチェッカーを受けてくれ、本当にものすごいレースを走ってくれたと思っている。ただ、ファイナルラップでニコ(ロズベルグ)をとらえて7位に上がることはできなかった。ジェンソン同様に、彼も今日手にした4点のチャンピオンシップポイントに満足することはないだろう。それでも、ここで彼が披露したパフォーマンスは誇りに思っているはずだ。2ストップ戦略に挑み、成功させたのはルイスだけ。彼のレース戦略は彼に対し、ひどいトラフィックの中で全力走行と高速走行を要求したが、オーバーテイクが難しいことが有名なコースでセンセーショナルな追い抜きを何度も披露したことは間違いなく素晴らしい功績だ。ミスを犯さず、ルイスにとってはこれまで走ってきた中で2012年サンタンデール・スペインGPは最も印象的なレースのひとつだと思う。彼のパフォーマンスと見事な力強さが組み合わさり、称賛に値する。昨夜からフラストレーションが高まる中、彼は見事なドライビングでボーダフォン・マクラーレン・メルセデスの一人ひとりを元気づけてくれた。彼はまた、ドライバーズ選手権でもリーダーからわずか8ポイントしか離されていない。世界選手権カレンダーの次戦は彼の大好きなモナコだ。ジェンソンもモンテカルロを制したことがあり、ルイスと同じように、優秀な世界チャンピオン経験者として、曲がりくねった有名な公道コースにアプローチしてくれるだろう。そしてもちろんのこと、彼らは2人とも優勝を目指していく」

フェラーリ

フェルナンド・アロンソ(2位)

「この2位は優勝に等しい気分だ。サヒールのレースではウイナーから約1分遅れでフィニッシュしたけど、今日はレッドブルの1台をオーバーテイクし、最後の最後まで勝利を争った。それに加え、僕らはレッドブルとマクラーレンドライバーたちに対するポイント差をかなり取り戻せた。それがこの週末の結果を一層ポジティブなものにしている。決定的瞬間となったのは第2スティントの終わり。マルドナドが少し早くピットインし、僕らはコース上に残ったけど、丸々1周、バックマーカーの後ろでタイムロスしてしまったんだ。メインストレートの終盤でイエローフラッグが出ていたせいもあるんだけどね。それから、残り7周になって突然リアのグリップを失ってしまった。僕はチームに何かが壊れていないかと尋ねたんだ。クルマのハンドリングが頻繁に、理由もなく変わり続けていた。でも、終盤のウィリアムズはすごく速かったし、僕の後ろにはキミが迫ってきていたから2位に残れたのはラッキーだったよ。今年のチャンピオンシップはレースごとにウイナーが変わり、トップチームが上下するから本当に解釈が難しい。僕らはカーデザインという面ではベストじゃない――その点ではまだやるべきことが多い――けど、ポテンシャルを十分に出し切ったということには誇りを持っていいと思う。たぶん、クルマの限界以上の成果だよ。この2戦――中国とバーレーン――ではすごく苦しんだから、またポディウムに上がれたのはすごくポジティブだし、残りのチャンピオンシップに対する自信が感じられる。みんな接近していて、ほんのわずかなことが違いを生むから、クルマのアップデートは続けなければいけない」

フェリペ・マッサ(15位)

「今日のレースは28周目のペナルティに影響された。正直言って、僕は何も悪いことをしていないし、何があったのかよく調べるべきだと思う。僕は集団の真ん中にいて、誰もオーバーテイクしようとはしていない。本当に残念だ。それまではレースが順調だったし、楽にトップ10に手が届く位置だったんだ。僕はレッドブル勢とマクラーレン勢のグループにいて、ペースは彼らと変わらなかった。レースのオープニングラップでたくさん順位を上げたんだ。フェルナンドが最後まで優勝争いに絡めてうれしいよ。僕らのクルマが確実に進歩しているという証明だから。まだ最速のクルマではないけど、正しい道を進んでいる。素晴らしい友人であるパストールを祝福したい。F1での初優勝というのは最高の気分だよね。今の彼の気持ちは僕にも分かるよ」

ステファノ・ドメニカリ(チーム代表)

「われわれはスペインに2つの目標を持って乗り込んだ。パフォーマンス面で進歩すること、そしてフェルナンドがドライバー選手権で上位の座を維持することだ。レースを終えて両ゴールを達成したと言っていいだろう。週末ずっと不運にたたられたフェリペは残念だった。昨日の予選ではトラフィックに阻まれ、今日はスタートで多くポジションを上げながら、ペナルティによって入賞を妨げられた。今日もフェルナンドは驚異的な走りを見せ、1周目から最終ラップまで勝利のために戦い続けた。ピックを抜く時など、いくつか不運なインシデントもあったが、最終スティントの終盤にマルドナドを攻撃するほどのマージンはなかったと認めざるを得ない。この場を借りてパストールのF1初優勝と、数年ぶりの勝利に返り咲いたウィリアムズにお祝いを述べさせてもらおう。昨日、F1界を挙げてフランク卿の70歳の誕生日を祝ったが、神様もそれを知っていて彼にプレゼントを贈ったようだね! 明日からはマシンの開発に再度集中する。まだ安定してポディウムを狙えるほどの速さはないが、われわれがタイトル争いを続けるためにはそれしか選択肢がない。レースの数と同じ数のチームが勝っていることからも分かるように、チャンピオンシップは非常にバランスが取れている。シーズン序盤に苦難を経験したにもかかわらず、フェルナンドは現役王者と並んで選手権をリードしている。ホームとコースで働く人々にとって、これは大きな力になる。フェリペにはこのアンラッキーな週末を乗り越えて、モナコで反撃を始めてほしい。コンストラクターズタイトルを戦うためには彼のポイントも必要だ」

パット・フライ(テクニカルディレクター)

「再びレースではパッケージのパフォーマンス向上を示すことができたが、まだ足りない。今日はまた、フェルナンドにおいてはポテンシャルをフルに生かすことができたが、フェリペは不運なペナルティでそれまでのいいレースが台無しになってしまった。タイヤのデグラデーションが鍵になると考えていたが、その通りだった。マルドナドとのバトルは激しい接戦で、2度目のピットインのタイミングや、理由はまだはっきりしていないがレース終盤にフェルナンドのパフォーマンスが急に落ちたことなど、いくつかのインシデントが決定的役割を果たしたといえる。2位は間違いなくポジティブなリザルトだが、客観的な評価をするためにわれわれは週末のすべての要素を考慮して、自分たちの管轄外のことまで考え合わせてこのレースリザルトを判断しなければならない。あらゆるコース、あらゆるコンディションで勝利を争えるマシンを手に入れるためにはまだ多くの仕事をこなさねばならない。そうはいっても、われわれのドライバーの1人が、ベッテルと同点ながら選手権をリードしているということは、パフォーマンスレベルを上げるための皆の努力が報われたことを意味しており、近い将来もっと良くなるためのさらなるモチベーションにつながると確信している」

メルセデス

ミハエル・シューマッハ(リタイア)

「今日はしっかりポイントを獲得できると思っていたから当然このレースの結果には満足していない。でもこういうのは時々あることだし、レースをやっている以上乗り越えなきゃいけないこと。テレビのリプレイ映像からはあまり分からないけど、僕の視点から何が起きたか説明すると、彼(ブルーノ・セナ/ウィリアムズ)は内側のラインを守ろうと右に動いたのに、突然、ブレーキングポイントの直前に左に動いてきたんだ。ブレーキングゾーンであれだけ接近している場合、反応して衝突を避けようとする以外に選択肢はないけれど、今回は遅すぎた。ガッカリだよ。でも今は次のレースを楽しみにしているし、そこで攻めるつもりだ」

ニコ・ロズベルグ(7位)

「僕たちにとっては難しい一日だったし、本当におかしなレースだった。適切なタイヤマネジメントを把握できず、レースの終盤、26周と超ロングスティントだった最後のスティントで2つもポジションを失ってしまった。ひとつポジティブなのはルイス(ハミルトン)から自分のポジションを守り切って、8位じゃなく7位を確保できたこと。今日もまたサプライズがあったね。ふさわしい勝利だと思うし、F1にとっては素晴らしい。僕の古巣、ウィリアムズのパストール(マルドナド)とフランク(ウィリアムズ卿)におめでとうって言いたい! 今は2週間後に行われるモナコでのホームレースを楽しみにしている。マシンにいくつかアップデートも投入するんだ」

ボブ・ベル(テクニカルディレクター)

「今日はレッドブルとマクラーレンを相手に激しいレースだったが、トップ10後半のポジション争いを強いられた。必要な基本的なペースがなく、ニコ(ロズベルグ)のマシンにはトラブルも起きていたのでキツかった。データ上ではダウンフォースの損失が明白で、ニコにとってはそのせいでタイヤを適切に管理していくのがさらに難しくなっただろう。ダメージが影響したのか、他の何かが要因だったのかは今夜調査しなければならない。当然、レースの序盤にマイケル(シューマッハ)を失ってしまったことは残念だ。序盤のスティントではペースがとても良かっただけにね。チームはピットストップで素晴らしい仕事をしてくれたし、最終的には長めに走った最後のスティントでグリップを失ってしまったものの、レースの重要な局面でニコのポジションを守るべく、適切な判断を下せたと思っている。今日はもっとペースが必要だった。この先の数レースを通して対応しなければならないし、そうするつもりだ」

ノルベルト・ハウグ(メルセデス・ベンツ・モータースポーツ副社長)

「難しいレースで、ニコは終盤の数周で5番手から7位に後退してしまった。われわれのマシンはあれだけのロングスティントになるとタイヤをきちんと使えない。だから彼はそれまでに示していたラップタイムを記録できなかったのだ。マイケルはオーバーテイクしようとしていた遅いマシンとのアクシデントに遭遇した。5戦を終えて5チームから5人の異なるウイナーが誕生している。聞いたところによると、これは30年ぶりのことだそうだ。今日はウィリアムズとパストール・マルドナドにおめでとうと言いたい。よくやったと思うし、これだけ要求の厳しいサーキットでの勝利は彼らにとって最高のはず。シーズンの4分の1、5戦が終了した時点でニコは(チャンピオンシップ)リーダーから20点差。この先のレース、この先のシーズンで調子を上げていかなければならない。うちのチームメンバーなら次のステップを踏むため、今日よりも優れたパフォーマンスレベルを発揮できるようにするため、これからも必死にがんばってくれると確信している」

ロータス

キミ・ライコネン(3位)

「とてもいいスタートを決められて、アウト側からオーバーテイクするチャンスがあったんだけど、十分な速さがなく5速のリミッターに達してしまった。レースの序盤ですべてがうまく進んでいれば自分たちが勝てたと思うだけにちょっとガッカリしている。マシンの速さに問題はない。だけどすべてのチームがこれだけ接近していると、小さなトラブルや小さな問題が大きく影響する。僕たちのマシンはやれると思っているけれど、頂点に経つにはあらゆることが適切な場所に収まらないといけない。最初のスティントは大丈夫だったんだけど、前のマシンについていくスピードがなかった。タイヤを交換して、とても良いように思えたのに遠すぎた。僕たちが優勝を争うにはあと数周必要だったんだと思う。勝利に程遠いわけじゃないし、今のところいい感じに前進できている。マシンはどこを走っても力強い」

ロマン・グロージャン(4位)

「スタートでポジションを落とし、フロントウイングのパーツも落っことしちゃった! 涼しくなった今日は僕たちにあまり合っていなかったみたい。それでも、4位には満足している。特に昨日は最後のフリー走行をまるまる逃しているからね。2台が強力な位置で入賞できたのはチームにとって最高なこと。レースのスタート時はかなり難しかったんだ。ウイングがダメージを負っていたからフロントをきちんと機能させるのが難しくて。でも、いくらか変更してレースの最後はマシンが飛んでいるようだった。今日は正しい判断が下せたと思っている。今週末の初めに、僕たちが3位と4位になれるって教えてくれていれば考えていたのにね」

エリック・ブーリエ(チーム代表)

「とても強力な結果であり、チームにとっては素晴らしいご褒美だ。昨年以上に力強いシーズンを予想できると考えているが、この2戦で獲得できたようにポイントを加算していく必要がある。今シーズンのどこかでは優勝も可能だと確信している。予選後はバーレーンで強力なレースペースを発揮できていたこともあり、ここでも同じようにやれると期待していたが、それは違っていたようだ。スタート時のインシデントもロマンの役に立つことはない。ただ、レース終盤に両ドライバーが示したペースはわれわれのポテンシャルを映し出している。最後に、勝利を収めたウィリアムズチームにおめでとうと言わなければ。レース後に発生したピット(ガレージ)での一件で、誰も負傷していないことを願っている」

アラン・パーメイン(トラックサイドオペレーションディレクター)

「チームにとって3位と4位は素晴らしい結果であり、今週末はどのチームよりも多く大量得点を挙げられたので、チャンピオンシップのランキング2位に大きく近づくことができた。もちろん、もっと上位になれればよかったとは思うが、強力なチャンピオンシップを送るには一貫性がカギだし、今シーズンすべてのレースを3位と4位でフィニッシュできればかなり満足だ。今日は勝てるペースがなかった。それは最初のスティントで明らかだったはず。必死にプッシュしたし、最後は速かった。報われたと思う」

フォース・インディア

ポール・ディ・レスタ(14位)

「もっと上でポイント争いができなくてガッカリ。初めのうちはいいレースになりそうだと思ったんだけど。次第にポジションを落としてしまった。なぜハードタイヤでのパフォーマンスが期待通りじゃなく、どうして負けてしまったのか、分析して正確な原因を突き止めなければいけない。レース後半はトロ・ロッソ勢とのバトルだったけど、彼らはソフトタイヤで僕はハードだったから彼らを抑え切るのは不可能だった。理由はどうあれ、運のないレースの1つだったということ。逆境に耐えてモナコではもっと強くなって復活したい」

ニコ・ヒュルケンベルグ(10位)

「今日のレースのために大変な努力が注がれたから、1ポイントを獲得できてうれしいよ。身体的にすごくタフなレースだったし、レース後半はずっとマーク(ウェバー)がミラーに大写しだったから一瞬たりともリラックスする暇がなかった。プレッシャーは大きかったけど素晴らしいバトルだったよ。メインストレートではDRSがあるからキツかったけど、幸い彼を抑えることができた。スタート位置を考えるとポイントを取れて良かったし、レースでこれ以上のことはできなかっただろう。チームのピットストップと戦略は最高で、今日の結果に満足している」

ロバート・ファーンリー(副チーム代表)

「またもやタフで競争の激しいグランプリだったので、ニコがポイントを獲得してくれて満足だ。理想的な戦略と優れたドライビングによって苦労の末に手に入れた1ポイントだ。レース終盤にマーク・ウェバーを抑えてくれたニコの努力のおかげだよ。ポールもそれほど遅れてはいなかったが、レースペースが似通っていたため、トロ・ロッソの前をキープするのは難しく、14番手に甘んじるしかなかった。週末全体を振り返ると、再びフィールド全体が極めてコンペティティブなことが分かった。マシンの開発を最適化するためにプッシュを続けなければならない。もっとスピードは伸びると分かっているし、次の数レースでそれを証明したい」

ザウバー

小林可夢偉(5位)

「チームは本当によくやってくれて、クルマのアップデートもすごくうまく機能しています。レースでのペースは前回と比べて大きく改善しました。昨日の予選でもうちょっと運が良ければ、今日は表彰台に上れたはずです。9番手からのスタートなら、9位でフィニッシュできればハッピーですが、クルマにはそれ以上のポテンシャルがあります。僕はトラフィックの中にいてオーバーテイクは楽じゃありませんでした。十分に近づけないのでDRSを使ってストレートで抜くのは無理でした。それで、リスクを冒してコーナーで飛び込んだんです。最終スティントではタイヤをだいぶ傷めてしまいました。今のコンペティションは本当にキツく、集団の前に出たければ、週末をすべてうまくまとめなければいけません。それをやり遂げたのがパストール(マルドナド)でした。前回僕が5位になったのは去年のモナコですから公国に戻るのがすごく楽しみですね」

セルジオ・ペレス(リタイア)

「スタートはすごくアンラッキーだった。ターン1で(ロマン)グロージャンをパスしたけど、彼に当てられて1周でピットに入らなければならなかった。本格的な巻き返しができないまま、トランスミッショントラブルでリタイアを強いられた。原因が何だったとしても終わったことだし、僕は次のレースに集中する。モナコは僕にとってすごく特別なグランプリだ」

ペーター・ザウバー(チーム代表)

「はじめに、素晴らしいレースで勝利したパストール・マルドナドに祝福を述べたい。われわれのチームについては、セルジオが良いグリッドポジションを生かせなくて複雑な気分だ。可夢偉は素晴らしいレースだった。トラフィックでかなりのタイムロスをしたが、ジェンソン・バトンとニコ・ロズベルグを見事に攻略してオーバーテイクした。彼は貴重な10ポイントを獲得してくれた。このレースはまた、われわれの開発パッケージがこのような難しいコースでも計画通りに働くことを証明しており、今後のレースに向けた好材料となった。これを実現させてくれたチーム全体とファクトリーの皆に感謝している」

ジャンパオロ・ダラーラ(トラックエンジニアリング責任者)

「セルジオは1周目のレーシングインシデントですぐにピットインしなければならず、そこでレースを失ったようなものだ。その後、ハードタイヤを使っての2ストップ作戦を試したが、トランスミッショントラブルのためにストップしてしまった。原因を調査しなければならない。可夢偉は3ストップ作戦だった。ジェンソン・バトンに抑えられていたので最初のストップを早めたが、左フロントのホイールが外れなくてタイムロスした。3度目のストップでも同じ方法を採ったが、それでも可夢偉はビハインドだった。長い最終スティントだったため、タイヤを最大限使いこなせるかどうかは彼にかかっていた。その中でジェンソン・バトンとニコ・ロズベルグをオーバーテイクしてみせた。本当に素晴らしいレースだったよ」

トロ・ロッソ

ダニエル・リカルド(13位)

「スタートはそれほど良くなかったけど、戦略によっていくつかポジションを上げることができた。レース中、一時は強さを見せられたけど、新品プライムでの最終スティントではその前のスティントほどのペースを発揮できなかった。僕は最後までタイヤをうまく管理し、比較的いいラップタイムを出せたけど、それまでのタイムロスが大きすぎた。しばらくは10位を狙えるかもしれないと考えていたんだけど、その通りにはいかなかった。全体的にアップダウンがあったとはいえ、バーレーンに比べれば少し進歩を見せられたかな」

ジャン-エリック・ベルヌ(12位)

「すごくいいスタートで、数周で10番手まで上がった。僕らは早めにピットインしてさらに数台の前に出ようと考え、10周目に8番手からピットインした。でもその後ディ・レスタの後ろで少し引っかかってしまった。新しいプライムに交換するために2度目のピットに入った時は、これでディ・レスタの前に出られることを願った。でも、ベストのピットストップじゃなかったから思い通りにはいかなくて、またフォース・インディアの後ろになってしまった。第3スティント終盤はさらにタイムロスしたけど、同じくプライムを履いた最終スティントでは前のダニエルよりも速かった。それなのにパスするのにはすごく時間がかかってしまった。その後、ウェバーとヒュルケンベルグに追い付こうとしたけど、その頃にはもうタイヤの性能が落ちてしまっていた。今日はポイント獲得が可能だったと思うから、総合的にはガッカリだよ。さまざまな理由から目標を果たせなかった」

フランツ・トスト(チーム代表)

「ジャン-エリックはなかなかいいスタートを決め、オープニングラップでポジションを上げた。一方、ダニエルは1つ落としたが、数周後にグリッドポジションを取り戻した。レースは2人とも3ストップ作戦で、オプションでスタート後、プライムに交換し、次がオプションで最後にプライムという順序だった。2人とも良いペースを見せ、時には互いにバトルを展開した。しかしながら今週末も予選ペースがわれわれの最大の弱点であることが露呈してしまった。もっと上のグリッドからスタートしない限り、ポイント獲得には苦労するだろう。モナコへ向かう前にやるべき仕事は多い。過去に比べてオーバーテイクが非常に楽になっているとはいえ、やはり良いグリッドポジションは不可欠だ」

ウィリアムズ

パストール・マルドナド(1位)

「初優勝だなんて信じられない気分だ。クルマはすごく安定していて、ドライブしていて最高だったし、ペースも一貫して良かった。アロンソの追い上げは厳しかったけど、僕らはタイヤをケアしていたから、終盤はギャップを広げることができた。今年、チームは本当に懸命に働いてくれている。これは彼らのための勝利だ。F1で勝った初めてのベネズエラ人になれるなんてすごく光栄だ。これから先もっとたくさんレースに勝ちたい」

ブルーノ・セナ(リタイア)

「僕にとってはガッカリの週末だった。レース序盤はオーバーテイクが難しかったし、ストレートでDRSを使ったシューマッハに追突された。今週末みたいに不運が集中することは時々あるけど、パストールが勝ってクルマのペースの素晴らしさが証明されたのは良かったかな。彼の優勝はすごくうれしいし、チームにとって次のレースで大きな力になる」

マーク・ジラン(チーフオペレーションエンジニア)

「何と言えばいいのだろうか――パストールの圧倒的ドライブによるチームの素晴らしい結果だ。レースはスタートからフィニッシュまですべてうまくいき、チームメンバー全員がこの勝利に重要な役割を果たした。しばらくはこの勝利を味わい、それから残りのシーズンでさらに成長を続けるためにいま一度意識を集中する。ブルーノがマイケル(シューマッハ)によってレースからはじき出されてしまったことはもちろん残念だが、彼はモナコで再び走り始めるのを楽しみにしている」

ケータハム

ヘイキ・コバライネン(16位)

「今日はマシンの力を可能な限り引き出せたと思う。いいスタートだったし、(ブルーノ)セナを追い抜いた後は2回目のストップまで前の集団にしがみつくことができた。オプションを履いていた第1スティントが良かったから、最後のピットストップまでソフトタイヤを履き続けたけど、ハードタイヤに履き替えた最終スティントは数周分長すぎたのかもしれない。それでも、ものすごいレースだったし、日曜日にはかなり良いペースを発揮できている。後方のチームを楽に引き離すには十分だけど、前のマシンとレースを通して戦い続けるにはまだだいぶ足りない。このコースが自分たちにとっては一番厳しいサーキットのひとつだってことは分かっていた。この後は上位を争うチャンスがめぐってくるかもしれないモナコだ。ギャップを縮めるためにプッシュし続けて、次のレースでもさらに前進したい」

ヴィタリー・ペトロフ(17位)

「今日の自分の走りには満足しているし、ヘイキが言うように、今日はこれ以上マシンから力を引き出すことはできなかったと思う。昨日は予選用にいいKERSマップを見つけられたけど、今日は第1スティントでも第2スティントでもうまく機能しなかった。そこでヘイキとのギャップが開いたんだ。タイヤのデグラデーションはフリー走行のロングランで確認した以上に高かったから、今後のレースに向けてどう修正できるのか、どうしてそうなったのかを見ていかなきゃいけない。それを除けば全力を尽くしたレースだと思う。これからサーキットレイアウトや追い抜きの難しさがいいチャンスをもたらしてくれるかもしれないモナコへと移動する」

マーク・スミス(テクニカルディレクター)

「今日の両ドライバーのパフォーマンスには満足している。彼らはレースを通してプッシュし続け、レースのスタート時は特にそうだったが、ミスを一切犯さないようしっかりやってくれた。序盤のペースは素晴らしく、中団グループに手が届く距離を維持しつつタイヤ戦略をうまく生かせていたものの、今回も青旗の問題があったため、上位のマシンに道を譲ることで自分たちが戦っている相手とのギャップが生まれてしまった。ただ、いずれ周回遅れにされると予想していた今回のようなコースでは、これに対応しなければならないのだ。次のレースまでも忙しい日々が続く。中団グループに近付き続けるためのプログラムの一環としてイギリスで空力テストを実施してモナコへと向かう。13位と14位でフィニッシュした昨年のようなパフォーマンスを披露できることを願っている」

HRT

ペドロ・デ・ラ・ロサ(19位)

「母国の観衆の前でレースするのはファンタスティックだし、そのレースで完走できるのも素晴らしいこと。僕のキャリアではこれが完走できた2回目のホームグランプリだからすごくハッピーだし、そのことにとても満足している。前から離されたポジションなのは確かだけど、僕らはすべてをつぎ込んで自分たちにできることをやった。何周かではマルシャの2台より前にいて他のラップでは後ろだったけど、全体的に僕らのリズムは悪くなかった。改善し続けなくちゃならないことは分かっているけど、正しい道筋で来ているよ。レースは予測よりもハードだったね。4ストップ作戦をしたけど、タイヤのデグラデーションが大きかったからほぼ限界のところでフィニッシュした。最初の20周は困難だった。ソフトタイヤは文字通り崩れてしまったけど、ハードはずっとうまくいって、いいリズムを保つことができた。そのおかげで、僕らのファンを前に今季ベストポジションで終えることができたんだ」

ナレイン・カーティケヤン(リタイア)

「スタートで少しホイールスピンしすぎてちょっとトラブルに見舞われた。でも、そんなに影響はなかったし、最初のコーナーまでにはすでにペドロの後ろに戻っていたね。今週末は重い燃料を積んで走ったのはこれが初めてだったから、最初のタイヤでは僕の目標はそれらに慣れることだった。2セット目では本当にいいスティントになって、ハードタイヤに履き替えるためにピットストップする頃にはペドロに追いついていた。そこでまたしても不運だよ・・・。このことはスペインに忘れ去って、モナコでフレッシュなスタートをしたい」

ルイス・ペレス・サラ(チーム代表)

「再び信頼性の高さを証明し、ペドロはわれわれの母国の観衆の前でスペインGPを完走した。非常にタフなレースで、タイヤのデグラデーションが激しく、そのために4ストップ作戦を取らざるを得なかった。しかし、改善しなくてはならない部分は多いものの、われわれは今季これまでに達成した中で最高となったペドロのリザルトに満足している。これはとても特別なグランプリで、その理由からわれわれは1台ではなく2台でレースを完走したかった。しかし、残念なことにナレインの2回目のタイヤ交換で問題が生じ、それは実現できなかったのだ。限界まで攻めている際にはどのチームにもこういったことは起こるものだし、われわれのように学習段階にいるときには余計そうだ。だが今回は、困難な週末を終え、仕事を完了できなかったことが私にとりわけ苦い後味を残している」

マルシャ

ティモ・グロック(18位)

「とてもうまくスタートできた。オープニングラップは良かったし、ルイスとちょっとしたバトルもあったんだ。ポジションが落ち着いてからは、とにかくタイヤをできるだけ長持ちさせられるよう努めていたけど、今回もリアエンドの安定性に苦労した。僕からすると、今は80%くらいの力でしかプッシュできない。まだ完ぺきじゃないし、ペースが足りていないからモナコまでに分析して問題を解決しないと。それから、パストール・マルドナドとウィリアムズF1チームにおめでとうと言いたい。今日の彼らは素晴らしい結果を残した」

シャルル・ピック(リタイア)

「今日はまったくいいスタートじゃなかった。そこから、ペースに関してはうまくいったし、またHRT勢の真横につけられたんだ。26周目までは順調だったのに、突然ドライブできなくなってピットに戻ることになり、リタイアを強いられたから残念。その後、ドライブシャフトに問題を抱えていたことが分かったから、どうして起きたのか理解する必要がある。思っていたような週末を過ごせなかったからモナコに向けて改善するために、次の2週間はやるべき作業がたくさんある。昨夜、フランク卿の70歳のバースデーパーティーに行ったんだけど、今日のパストールとチームの結果は彼のことを思うと僕もとってもうれしい。僕たちは次のレースを楽しみにしているし、もっと前進したい」

ジョン・ブース(チーム代表)

「今日は2台揃って完走できず非常にガッカリしているのは間違いない。今週末はドライブシャフトに2回も問題が起きている。しかもひとつはレース中だ。今週末ずっとがんばってくれていたシャルルにはリタイアさせて申し訳なく思う。ティモのマシンは望むようなマシンバランスに改善できず、彼の全力疾走が阻まれてしまった。問題を解決してうまくいくこともあれば、マシンに必要なものを見いだせない時もある。今日のレースが後者にあたったのだ。自分たちの結果はガッカリだが、パストールは素晴らしい勝利だったと思うし、ウィリアムズF1チームにお祝いを言いたい。忙しい日々が続くとはいえ、モナコでの次戦を楽しみにしている」

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