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ハミルトン失格、マルドナドがポール!

M.S.
2012年5月12日 « マテシッツ、マクラーレンとの一騎打ちを予測 | マクラーレンもアブダビテストに賛成 »
今季3度目のポールを達成したハミルトン © Sutton Images
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序盤のフライアウェイ戦を終えたF1サーカスはムジェロで開催されたシーズン中テストを経てスペイン・バルセロナに再び集い、12日(土)日本時間21時からシルクイート・デ・カタルーニャ(カタロニア・サーキット)にて2012年FIA F1世界選手権第5戦スペインGP予選が行われた。

初日の金曜日には前半のセッションでフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)が1分24秒430のトップタイムを記録し、後半にジェンソン・バトン(マクラーレン)がソフトタイヤで初日最速となる1分23秒399をマークした。2日目に入って実施された土曜フリー走行では初日の両セッションで2番手だったセバスチャン・ベッテル(レッドブル)が1分23秒168で予選前最後のセッションを制している。

今週末にピレリが持ち込んだドライタイヤはハードコンパウンドとソフトコンパウンドの2種類。

セッションスタート時の天候は晴れ、気温28度、路面温度41度のドライコンディションだった。20分で行われるQ1が始まると、数分の沈黙が続いた後、フォース・インディアのポール・ディ・レスタとロータスのキミ・ライコネン、ロマン・グロージャンが先陣を切ってコースへと出ていった。

最初にコースに入ったグロージャンが暫定トップタイムを記録するも、次々とオーダーは入れ替わり、いち早くソフトタイヤを投入したセルジオ・ペレス(ザウバー)を上回ってルイス・ハミルトン(マクラーレン)が序盤のトップに立った。

レッドブル勢のみがガレージにとどまって様子を見守る中、遅れて走行を開始したウィリアムズのパストール・マルドナドがペレスと同じくソフトタイヤでQ1ベストタイムを更新。レッドブルはライバルたちの1回目のタイムアタックが落ち着いたところでソフトタイヤを装着したベッテルとマーク・ウェバーをコースへと送り出している。

残り5分では6番手と7番手につけていたロマン・グロージャンとキミ・ライコネンのロータスコンビもソフト側をチョイスしてコースへ。終盤には上位勢を含めほとんどのマシンが自己ベストを縮めるべくソフトタイヤと共にガレージを後にした。

タイムシートのオーダーはシャッフルされ、セッション終了間際に今週末初めての1分22秒台となる1分22秒583をたたき出したハミルトンがQ1のトップとなっている。

最後のタイムアタック中に縁石に乗り上げてコースオフを喫したウィリアムズのブルーノ・セナはそのままマシンを止めて18番手。このセナを含むヴィタリー・ペトロフ、ヘイキ・コバライネン(ケータハム)、シャルル・ピック、ティモ・グロック(共にマルシャ)、ペドロ・デ・ラ・ロサ、ナレイン・カーティケヤン(共にHRT)の7名がここでノックアウトされた。カーティケヤンのタイムはQ1ベストタイムの107%以内に収まっておらず、決勝参戦の可否はスチュワードの判断に委ねられる。

15分のQ2開始後もすぐにコースインするマシンはなく、ややあってから可夢偉が先頭でピットレーンを後にした。ロータスとトロ・ロッソを除く各陣営が順次タイムアタックを開始し、ハミルトンがQ1で自らが記録したベストタイムを上回る1分22秒465でトップに躍り出る。ウェバーが同じく1分22秒台で2番手に続き、バトン、ロズベルグ、ベッテルがトップ5に名を連ねた。

ひと通りのタイム計測が終わったところでロータスとトロ・ロッソも始動。上位はハミルトン、グロージャン、ライコネン、ウェバー、ジャン-エリック・ベルヌ(トロ・ロッソ)のオーダーに変わっている。

ラスト数分ではタイムアタックを終えてピットへと戻るロータス、トロ・ロッソ両チームの4人と入れ替わりにハミルトンと4番手ウェバーを除く面々がQ3進出を懸けて自己ベスト更新を図り、マルドナドがタイムシートの最上部に浮上。一方で、Q3常連のバトンやウェバーが激しいタイム争いの中でノックアウトゾーンに押し出された。

マルドナドが記録したQ2ベストタイムは1分22秒105。2番手ハミルトン以下、グロージャン、ペレス、ライコネン、アロンソ、ロズベルグ、ベッテル、可夢偉、シューマッハが予選最終決戦への切符を手にした。

11番手のバトンから、ウェバー、ポール・ディ・レスタ、ニコ・ヒュルケンベルグ(共にフォース・インディア)、ベルヌ、ダニエル・リカルド(トロ・ロッソ)、フェリペ・マッサまでの7名がQ2で予選を終えている。

8番手でQ2を通過した可夢偉だったが、セッション終了時にコース脇でマシンを止めたため、Q3で走行することはできない。チームは可夢偉がハイドロリックトラブルに見舞われたとしている。

10台がポールポジションを争うQ3では、まずはベッテルとハミルトンがコースへ。コントロールラインを通過せずにピットへと戻ったベッテルとは対照的に、ハミルトンは1分22秒560のタイムを残す。

続いてメルセデス勢がガレージを後にするも、ハードコンパウンドを履いたシューマッハはベッテルと同様にそのままピットへと戻っている。ロズベルグが2番手につけたところで、他の面々もコースへと向かった。

チェカーフラッグが振られる直前にはアロンソが暫定トップに立ってスペインの大観衆を沸かせたが、直後にマルドナドがそのタイムを塗り替える。さらにはハミルトンが1分22秒台の壁を打ち破ってポールポジションをもぎ取った。

1分21秒707のタイムを計測したハミルトンはチームからマシンに問題があるとの連絡を受け、ピットレーンに戻らずにコース上でマシンを止めている。2番手には予選での自己ベストリザルトを塗り替えたマルドナドが並び、以降アロンソ、グロージャン、ライコネン、ペレス、ロズベルグ、ベッテル、シューマッハ、可夢偉のトップ10となった。ベッテル、シューマッハ、可夢偉の3名はQ3でタイムを計測していない。

なお、予選後に行われたスチュワードの調査によりハミルトンはQ3でピットに戻るだけの燃料を積んでいなかったとの裁定が下されて失格、グリッドの最後方につくこととなった。これにより、マルドナドがポールポジションからレースをスタートすることになる。

スペインGP決勝は13日(日)日本時間21時からスタートする予定。決勝レースもお楽しみに!

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