スペインGP

/ News

  • スペインGP - 予選

ウェバーが今季初ポール!

M.S.
2011年5月21日
ポールポジションを獲得したウェバー © Getty Images
拡大
関連リンク

21日(土)日本時間21時から2011年FIA F1世界選手権第5戦スペインGP予選がカタロニア・サーキットにて実施された。

冬季テストでも訪れたバルセロナに再び集結した各チームは開幕前に比べて大きく進化したマシンを持ち込んでいる。ただ、熱狂的なスペインファンに迎えられたフェルナンド・アロンソを擁するフェラーリはこの週末に新型のリアウイングを投入したものの、レギュレーションの抜け穴をついた解釈に基づく同ウイングはFIAによって違法との判断を受け、予選を前に禁止が通達された。

これまでのグランプリ同様、初日から速さを見せつけているのがレッドブル。マーク・ウェバーが金曜日の両セッションを制覇し、土曜日に実施された予選前最後のフリー走行ではチームメイトのセバスチャン・ベッテルが最速タイムを刻んでいる。

ベッテルはなかなかマシンの準備が整わず、3周を走りながら終盤に入るまでノータイムの状態が続くも、残り5分を切ってようやく始動すると、たった一度のタイム計測で、それまで唯一の1分21秒台を記録して暫定トップにつけていたウェバーをわずかに上回ってトップに立った。

レッドブル勢から1.3秒遅れで3番手につけたミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)に続き、マクラーレンのルイス・ハミルトンとジェンソン・バトンがトップ5に並んでいる。

この週末、晴天が続くバルセロナは予選開始時も気温24度、路面温度34度のドライコンディション。20分で争われるQ1がスタートするとHRTのナレイン・カーティケヤンとビタントニオ・リウッツィが先陣を切ってピットレーンを後にした。

セッション開始から間もなくしてバトンが1分24秒台でトップに立つも、ウェバーとベッテルのレッドブル勢がそれを上回る。レッドブルの姉妹チームであるトロ・ロッソからハイメ・アルグエルスアリが2番手に飛び込むが、こちらは上位勢とは違ってソフトタイヤでのタイムアタックだった。チームメイトのセバスチャン・ブエミも柔らかい方のコンパウンドで1分23秒台を刻み、ウェバー、ブエミ、アルグエルスアリ、ベッテル、ハミルトンがトップ5に名を連ねる。

ザウバーは他陣営がひと通り1回目のタイムアタックを終えたタイミングで小林可夢偉とセルジオ・ペレスを送り出し、可夢偉が2番手、ペレスが6番手のタイムを記録した。残り時間が5分を切った時点で、インストレーションラップを行っただけのヴァージンのジェローム・ダンブロジオとロータスのヤルノ・トゥルーリがノータイム、土曜フリー走行でマシンから炎が上がったルノーのニック・ハイドフェルドは1度もコースに姿を見せていない。

ハイドフェルドとコンビを組むペトロフはソフト側のオプションタイヤに履き替えて再度コースへ。そのペトロフが全体のベストタイムを塗り替えるも、12番手にポジションを落としていたシューマッハもオプションでのアタックを敢行し、Q1のトップタイムとなる1分22秒960をたたき出した。

ルノーのガレージでは懸命な修復作業が続けられたが、ハイドフェルドは走行できないまま予選を終えている。

18番手以下でノックアウトされたのはトゥルーリ、ルーベンス・バリチェロ(ウィリアムズ)、ティモ・グロック(ヴァージン)、リウッツィ、カーティケヤン、ダンブロジオ。

Q2開始後はそれぞれに様子をうかがい、路面温度が40度に上昇したコース上は無人の状態が続く。数分が過ぎてポイントリーダーのベッテルとウェバーが動くと、ライバルたちもぽつぽつと合流し始めた。

最初からオプションタイヤを装着したベッテルとウェバーは共に1分21秒台のタイムを残し、バトンとハミルトンのマクラーレン勢、アロンソとマッサのフェラーリ勢が3番手以降に続いた。

早々にタイムアタックを終えた上位勢がガレージから見物を決め込む一方、メルセデスGPとフォース・インディアの4台に加えて、ルノーのペトロフらはタイミングを遅らせてコースに入る。最も遅いタイミングでタイムアタックを開始したのは、残り時間3分でコースインしたロータスのヘイキ・コバライネンだった。後発組のタイムが揃い始めると暫定8番手につけていた可夢偉のタイムはノックアウトゾーンへ後退。Q3進出を懸けて可夢偉は再びガレージを後にしたが、トラフィックの影響か、セクター2のタイムが伸びずアタックを中断してピットに戻っている。

Q2では1分21秒540をマークしたベッテルがトップに立ち、2番手以降のウェバー、バトン、ハミルトン、ロズベルグ、シューマッハ、アロンソ、パストール・マルドナド(ウィリアムズ)、ペトロフ、マッサがQ3進出を果たした。

11番手のブエミからペレス、アルグエルスアリ、可夢偉、コバライネン、ポール・ディ・レスタ、エイドリアン・スーティル(共にフォース・インディア)の予選順位がここで決している。

ポールポジションを獲得したウェバー © Getty Images
拡大

予選最終決戦が始まる頃には路面温度は42度を計測。バトンを先頭にハミルトン、ベッテル、ウェバーの4人がコースへと向かった。

ここまですべてのレースでポールポジションを獲得したベッテルが先にコントロールラインを通過したハミルトンとバトンのタイムを更新するも、ウェバーが1分20秒台でまとめてチームメイトを上回る。再度アタックに向かおうかと動きを見せたベッテルだったが、結局はそのままガレージにとどまった。

実質的なポールポジション争いが終了した段階で他のドライバーたちもタイムアタックを開始。しかしシューマッハはアタックラップを走ることなくピットへと戻って行く。ほとんどのメンバーが上位4名のタイムに届かなかったものの、アロンソがバトンのタイムを更新して母国のファンの前で今季最高となる4番グリッドを確保した。

5戦目の予選にして初めて僚友を破ったウェバーのタイムは1分20秒981。ベッテルが2番手でフロントローに並ぶ。

3番手からはハミルトン、アロンソ、バトン、ペトロフ、ロズベルグ、マッサ、マルドナドと続き、ノータイムでQ3を終えたシューマッハが10番手となった。

スペインGP決勝は22日(日)日本時間21時からスタート予定。決勝レースもお楽しみに!

© ESPN Sports Media Ltd.