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2度の赤旗中断、トップはハミルトン

Jim
2019年5月11日
© Dan Istitene/Getty Images
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太陽が姿を見せず、曇り空のシルクイート・デ・バルセロナ・カタルーニャで11日(土)、2019年FIA F1世界選手権第5戦スペインGP土曜フリー走行が実施され、メルセデスのルイス・ハミルトンがトップに立った。

初日に実施された2回のフリー走行はいずれもメルセデスのバルテリ・ボッタスがトップタイムを記録、後半のセッションでは相棒ハミルトンがわずか0.049秒差の好ペースを見せて2番手に続いている。各チームが大幅アップグレードを投入している今週末、0.3秒のリードを許したライバルのフェラーリが予選を前にどこまで巻き返すのか注目された。

ピレリはスペインにC1からC3のコンパウンドを用意しており、C1がハード、C2がミディアム、C3がソフトタイヤとして扱われている。

気温21度、路面温度28.8度、湿度59.6%のドライコンディションでスタートした最後のフリー走行はマクラーレンのランド・ノリスが先頭でコースに向かい、各車が順にインストレーションラップを完了していく。多くはシステムチェックのみでピットに引き上げたが、ウィリアムズのロバート・クビサはコースにとどまってプログラムに取り掛かり、早々にタイム計測をスタートさせている。

ソフトタイヤを履いて合流したフェラーリの2台もピットに戻ることなく作業を開始しており、シャルル・ルクレールが1分19秒334を記録、セバスチャン・ベッテルが1分18秒台に入れてタイムシートに名を刻んだ。順調に周回を重ねていたものの、ベッテルは7周を走ったあと、最終シケインでスピンを喫してしまい、幸いウオールとの接触は免れたものの、ピットに引き上げてマシンチェックを優先させた。特にダメージはなかったようで、すぐにまたコースに戻っている。

初日同様、始動を遅らせたメルセデスはハミルトンにミディアムタイヤを履かせてコースに送り出し、ボッタスも少し遅れて続いたが、アウトラップ中にターン5でスピンを喫してグラベルに乗り上げ、身動きが取れなくなる。コースに近い場所でストップしたため、黄旗を経てセッションは赤旗中断を余儀なくされた。ボッタスはその場でマシンを降り、コースに出ていたドライバーたちはピットに帰還して再開の時を待った。

この時点でまだレーシング・ポイントのセルジオ・ペレスは一度もコースに姿を見せておらず、それ以外に10名がノータイムの状況だった。クイックラップに入ったばかりだったハミルトンもまだタイムを残せていない。

セッション時間を告げる時計がまもなく折り返し地点を過ぎようかという頃、メルセデスマシンの撤去完了と共にピットレーン出口に再び青信号が灯り、ノリスやハミルトンなどタイムシートに名前のないドライバーたちがコースに向かった。

天候や路面温度など金曜日とはまったく異なるコンディションへの対応が求められる中、ハミルトンが1分17秒655を刻んでトップに浮上。ボッタス以外のドライバーが少なくとも1度のタイム計測を完了した時点で、トップ5にはハミルトン、ベッテル、ルクレール、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、ケビン・マグヌッセン(ハースF1)が並んだ。

トロ・ロッソのアレキサンダー・アルボンが1分18秒603をマークして4番手に飛び込むなどタイムシートのオーダーに変化が見られる中、残り時間14分を切ったタイミングでボッタスが再びコースに向かう。ガレージにマシンが戻ってきたのと同時にメカニックが急いでチェック作業を済ませ、目立ったダメージはなかったようですぐに出陣体制を整えている。

ボッタスはソフトタイヤを履いて始動し、1分17秒291をたたき出して一気にトップに躍り出たが、同じく柔らかいコンパウンドに切り替えたルクレールが0.192秒速くラップをまとめた。しかし、1分16秒台に乗せたハミルトンがタイムシート最上位のポジションを奪取、フェラーリに0.5秒以上のリードを築く。初日はグリップに苦悩することもあったハミルトンだが、ラップタイムを見る限りは良い方向性を見いだしたようだ。

フェルスタッペンもソフトタイヤに切り替えてクイックラップを走ろうとしたが、レーシング・ポイントのランス・ストロールに引っかかってしまい、ラップをまとめられずに不満をこぼした。結局、1分17秒558にとどまり、3周を追加しただけでピットに引き上げている。

残り時間が5分を切った頃、ウィリアムズのジョージ・ラッセルがターン4でスピンを喫してリアからタイヤウオールに激突。幸い、ラッセルにケガはないようで自力でコックピットを脱出している。

ラッセルのクラッシュによりセッションは再び赤旗中断となり、再開されることなく終了を迎えた。

土曜フリー走行でトップに立ったのは1分16秒568を刻んだハミルトン。唯一、1分17秒の壁を突破している。2番手にはルクレールがつけるも、ハミルトンには0.531秒のリードを許した。3番手にボッタス、ベッテルが4番手に入り、ハースF1のロマン・グロージャンがトップ5入りしている。

レッドブルはフェルスタッペンが7番手、ピエール・ガスリーは14番手にとどまり、トロ・ロッソ勢はアルボンが8番手につけ、ダニール・クビアトは11番手だった。

スペインGP予選は日本時間22時にスタートすることになっている。

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