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25年前の「幻となったトリビュート」実現へ

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2019年5月1日 « イタリアGPが開催継続に向けて前進 | ハミルトンを筆頭にF1界がセナを追悼 »
© Sutton Images
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ブラジルとオーストリアの国旗を組み合わせた旗が来週末のスペインGPの表彰台で掲揚されることになるという。運命によってかなうことのなかった悲しいトリビュートが長い時を経て実現しようとしている。

5月1日(水)は、F1史上最も偉大なドライバーと広く称されるアイルトン・セナの命日。1994年のサン・マリノGP序盤にレースをリードしていたセナがクラッシュにより命を落としてから25年の月日が経過した。その前日には予選中の事故でオーストリア人ドライバーのローランド・ラッツェンバーガーが亡くなっていた。

後に判明したことだが、セナはオーストリア国旗をコックピットに持ち込んでおり、レース後にそれを広げるつもりでいたという。ラッツェンバーガーの死にセナが精神的に大きなショックを受け、レースに乗り気でなかったことはよく知られている。

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彼の命日から最初のレースとなるスペインのレースオーガナイザーは、この幻のトリビュートを実現させたいと考え、2人のドライバーたちの象徴である国旗を合体させた。グランプリのウイナーが表彰台の最上段でこれを掲げることになる。同様のものがサーキットのエントランスにも半旗で掲揚される。また、#thetributethatneverhappened(幻となったトリビュート)というハッシュタグも用意され、ファンの参加を呼び掛けている。現地では旗のレプリカを購入することができるという。

セナへの追悼が続く1週間の最後を締めくくるトリビュートになりそうだ。8日(水)にはイギリス人アーティストのポール・オズが制作した実物大のセナの彫刻がバルセロナのパラウ・ロベルトで公開される。重さ160kgのこの作品はこれまでマクラーレン本部のウォーキングでセナのF1マシンと一緒に展示されていた。彫刻はレース週末にシルクイート・デ・バルセロナ・カタルーニャに運ばれ、メイングランドスタンド裏に設置される。

また、"AXE Colours"の名で活躍するグラフィティアーティストが週末にドライバーの絵を描き上げるライブパフォーマンスを行う。レース前にはグリッドでカステイアス・デ・ビラフランカが伝統の「人間の塔」を作り、ダンサーたちがセナと今回のトリビュートに敬意を示すパフォーマンスを披露する。

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