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フェラーリがヘイロー搭載型ミラーを投入

Jim
2018年5月11日 « 追い抜きルールの詳細を明かすFIA | 1年前ほどマシンを理解できていないとハミルトン »
© Xavier Bonilla/NurPhoto via Getty Images
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フェラーリがF1で新たに義務付けられたヘイローデバイスを最もクリエイティブに生かし、バックミラーをヘイロー構造のサイドに装着するアップデートを披露した。

シーズン序盤のフライアウェー戦後に行われるスペインGPは伝統的に、ヨーロッパに拠点を持つF1チームが大幅アップグレードを投入する最初の機会になることで知られる。今週末これまでに多くの注目を集めているのがウイングレットの追加と共にヘイローデバイスのサイドにバックミラーを搭載したフェラーリの決断だ。

バクーでの前戦に先立ち、FIAは2018年シーズンから導入が義務付けられた安全保護装置であるヘイローに関連するルールを明確化し、ドライバーの視界を改善するためにミラーをヘイローに搭載しても構わないとしていた。ヘイロー導入は安全性が主な理由だが、今回のことからも分かるように、F1チームは一貫してマシンのあらゆるパーツからパフォーマンスを見いだすことに力を注ぐ。

ただし、FIAはヘイロー搭載型ミラーが2018年シーズンに空力パフォーマンスを得るための主戦場にならないことを望んでいる。

グランプリ開幕前日の10日(木)、FIAの技術統括責任者であるニコラス・トンバジスはバルセロナで「ミラーは空力形状として最悪だ。チームはいかなるミラーも持ちたがらないものの、特定の位置に特定の視界を確保するためにミラーの搭載を求めるレギュレーションがあるのは明白だ。若干の空力装置として使えると思えば、どこかのチームがそこにミラーを搭載したいと言ってくるのは確かだ。ヘイローのマウンティングについても同様だと疑っていない」と語っていた。

「ミラーを本来の目的である後方確認ができるものとし、空力の目的として利用するのを止めるためにも、将来的にルールを十分に詳細化していくのはわれわれの責任だ。大きなストラクチャーが宙に浮いていれば、チームは常にそれを懸念してくるので、適切に統制することはわれわれの責任となる」

急進的なフロントウイングとノーズのコンセプトを採用したマクラーレンもまた、パドックで熱視線を浴びている。新しいノーズは底面に派手なパーツが追加され、サイドには細いスロットも加えられている。

マクラーレンを駆るフェルナンド・アロンソは今回の新しいパッケージに多くを期待しすぎないと慎重だったが、序盤4戦で一度も予選トップ10入りを果たせていないチームには大きなプレッシャーがのしかかる。一発のペースは不足しているものの、マクラーレンはレーストリムで好パフォーマンスを披露し、アロンソが入賞常連となっているおかげでコンストラクターズ選手権は4位につけている。

マクラーレンはスペインGP初回セッション中、「バルセロナのFP1はあと1時間弱。フェルナンドは5番手、ストフェル(バンドールン)は7番手。さらに周回数を重ねるべくMCL33がそろって出陣」とのメッセージにアップグレードを投入したマシン画像を添えて『Twitter(ツイッター)』に投稿した。

レッドブルのアップグレード型パッケージにも多くの関心が集まる。チームとしてはコース上での大幅改善を達成することで、レースドライバーであるダニエル・リカルドとマックス・フェルスタッペンが先のアゼルバイジャンGPで引き起こした接触に関連する話題からメディアの注目を引き離したいところだ。

新しいパーツについて問われたフェルスタッペンは「できればもう少しギャップを縮められるといいんだけどね。レース用のマシンとしても良くなってほしいし、でも予選でももう少し近づけるようになれば最高だ。ただ、他のチームが何を投入するかも見てみないと分からない。もちろん、少しは良いステップになるだろうし、特に土曜日の予選はそうなってほしい。ここでかなりポジティブなら、モナコでもきっと本当に良いはずだからね」と答えている。

ディフェンディングチャンピオンのメルセデスもバルセロナに新パーツを持ち込んでおり、フロアとフロントウイングにアップグレードが施されている。

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