スペインGP

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「彼は僕が怖いのさ!」

M.S.
2017年5月17日
© Mirko Stange/Sutton Images
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セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)とルイス・ハミルトン(メルセデス)の活躍はコース上にとどまらず。ベテランのウィリアムズドライバー、フェリペ・マッサも加わって賑やかだったバルセロナの無線メッセージから『ESPN』が厳選した名文句をご紹介しよう。

「エンジンはイイんじゃない。前よりかなり遅くなった。びっくりだね」

初回フリー走行でたった3周にとどまったフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)。フリー走行2回目でチームに伝えたフィードバックも歓迎せざるものだった。

「シケインでやっちゃった。シケインでやっちゃったよ。[ピー音][ピー音]。みんな、ごめん。すごく良かったんだけど、最後のシケインでパアだ。今週末ずっと、ターン14のエイペックスでミスってる。みんな、ごめんね」

ハミルトンと0.051秒差でポールポジションを逃した責任を負うベッテル。

「必要ならもうちょっとやれるよ。だけど・・・[激しい呼吸音]」

このメッセージをはじめ、カーナンバー44(ハミルトン)のコックピットからは奮闘がにじむ荒い呼吸音が何度も流れた。

「ターゲットプラス8を考えているんだが・・・」
「それはできるけど、本当にすごく遅くなるよ。フロントがダメになってきてる」

この瞬間、バルテリ・ボッタスは僚友ハミルトンの勝利のために自身のストラテジーが犠牲になるのを認識したことだろう。エンジニアのトニー・ロスはフロントタイヤのデグラデーションレベルやラップタイムの降下にかかわらず、ボッタスの初回ピットストップを予定より8周遅らせると伝えている。

© Andy Hone/LAT/Sutton Images
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「ごめん、マッサとクラッシュした」

フェリペ・マッサ(ウィリアムズ)に対する防戦で失敗したストフェル・バンドールン(マクラーレン)の贖罪(しょくざい)。

「何だよあれ! こっちにプッシュしてきた。クレイジーだよ!」

・・・もちろんマッサの方もバンドールンの行為にご不満だ。

「危ないだろ・・・。僕の方が前に出てた。後ろ半分は彼と並んでいて、彼に押し出されたんだ」

ベッテルとの2017年初のホイール・トゥ・ホイールのバトルに対するハミルトンの反応。ピットから出てきたベッテルと接触したハミルトンはターン1でワイドに押しやられた。しかし、それで終わるハミルトンではない・・・。

「ムリムリ。列車みたいな勢いなんだもん」

6周後、ハミルトンはターン1への進入でアウトサイドからベッテルを抜き去った。ベッテルは防ぎようがなかったとチームに報告している。

「どうしていつもマッサなのさ?」

2戦連続で周回遅れのマッサにひっかかってタイムロスしたベッテルとしては、文句の1つも言いたくなるだろう。

「彼は僕が怖いのさ!」

だが、マッサの方は至って陽気だ。

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