シンガポールGP

/ Features

  • レディオ・ガガ - シンガポールGP

「ゴジラに出くわしたか」

M.S.
2016年9月20日
© Khoo/Sutton
拡大

珍客が訪れ、レッドブルのダニエル・リカルドがメルセデスの鼻先に迫ったシンガポールGPから『ESPN』が厳選した無線メッセージをお届け。

「トラフィックがひどい」
「市街地サーキットだからな。何とかするしかないぞ」

金曜フリー走行でトラッフィクに不平をもらしたマックス・フェルスタッペンだが、レッドブルとしてはどうすることもできない。

「ナッサーは何やってるわけ? ピットから出てきてすぐにDRSやら何やら全部使ってるぞ」
「ああ、了解。分かってくれ、それがフェリペ・ナッサーなんだよ・・・」

ドイツGPでレッドブルから批判を浴びせられたエステバン・グティエレス(ハースF1)だが、シンガポールGP金曜フリー走行2回目ではザウバーのフェリペ・ナッサーを批判する立場に回った。今回もチームのピットウオールから痛烈な批判が飛んだ点は同じだ。

「ワオ! コースにでっかいトカゲがいる・・・ホントだって! ターン3だよ」

一匹の爬虫類が困惑げにコースを横切るという近年のグランプリで最も珍妙な光景を目撃したマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、大興奮でチームに報告した。

「ゴジラに出くわしたか」
「(笑って)そうさ!」

リアルゴジラが怖いものなしのティーンエイジャーを怯えさせることは決してなかったものの、レッドブルのピットウオールとフェルスタッペンはこの一件を楽しんだようだ。

「ちゃんと新しい情報をくれない? 何が起きているのか全然分かんないんだけど」

F1マシンとは孤独な場所。レース中盤、それに気づいたハミルトンは周囲で何が起こっているのか最新情報を伝えるようチームに要請した。

© Goria/Sutton
拡大

「ふざけんなよ!」

再びフェルスタッペンの登場だ。レース序盤、トロ・ロッソのダニール・クビアトと激しい競り合いを繰り広げていたフェルスタッペンは、断固としてポジションを守ろうとするクビアトに押し出されてしまった。・・・一部のドライバーから「お前が言うな」と返されてしまいそうな発言ではある。

「接戦になるのは分かっているな、キミ。全てパーフェクトにやらなければ。われわれはレースしている。レースして・・・」
「ピットレーンで何やれって言うんだよ! 加速しろってか!?」

この人がいなければレディオ・ガガは成り立たない。ルイス・ハミルトンをアンダーカットしようとするフェラーリはアウトラップでプッシュするようキミ・ライコネンに促すも、アイスマンはレースエンジニアのデイブ・グリーンウッドに怒りの言葉をぶつけた。

「この具合だと残り4周で彼を捕まえるはずだ・・・」

退屈なレースはタイヤを交換したダニエル・リカルド(レッドブル)が先頭を行くニコ・ロズベルグ(メルセデス)との差をつめ始めたときに輝きを取り戻している。残念ながらペースはそれほど続かず、リカルドがロズベルグから優勝を奪い取るにはあと数周足りなかった。

「リカルドとのギャップは4.3秒で・・・」
「ストップ、ストップ、ストップ、そんなの言わなくていいから!」

迫ってくるリカルドの姿をミラーに映すロズベルグは、ギャップを伝えてくるトニー・ロスにもうたくさんだと応じている。

「よし、やったぞみんな! やった!」

リカルドのプレッシャーを退けたロズベルグは、トップチェッカーに喜びを叫んだ。チャンピオンシップでも首位に返り咲き、ロズベルグの200戦目は最高の形で幕を下ろしている。

© ESPN Sports Media Ltd.