シンガポールGP

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勝利の熱狂もほどほどに

M.S.
2015年9月21日 « セーフティカーが"すべての答え"とベッテル | リカルド、鈴鹿攻略のカギはセクター1 »
© Sutton Images
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シーズン第13戦シンガポールGP決勝では2件のインシデントに対してスチュワードの審議が行われた。

フェリペ・マッサ(ウィリアムズ)との接触で次戦での3グリッド降格ペナルティを科されたのはフォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグ。本人は不服そうだったが、連戦でレースが開催される鈴鹿でペナルティを消化することになる。

終盤に接触したマクラーレンのジェンソン・バトンとパストール・マルドナドには両者おとがめなしの裁定が下された。それぞれに言い分はあるものの、バトンはこれまでに数々のインシデントにかかわってきたマルドナドについて"絶対に変わらない"というコメントを残している。

また、セバスチャン・ベッテルの優勝に沸くフェラーリのチームメンバーがレース後に職員の指示に従わなかったことが問題視されたものの、チームが書面で謝罪するとのことで決着を見ている。

シンガポールGP週末を通してスチュワードが審議・裁定したインシデントおよびペナルティは以下の通り。

シンガポールGP初日:9月18日(金)

【フリー走行1回目】

◆カルロス・サインツ(トロ・ロッソ)
違反内容:黄旗掲示中にターン5で十分に減速しなかった疑い、FIA国際スポーティングコード付属書H第2項4条5号1(b)違反の容疑
裁定:おとがめなし
裁定理由:問題のラップ(サインツの26周目)のテレメトリーをその前のラップと比較したところ、当初は黄旗掲示下でドライバーのブレーキが遅かったことが示唆された。しかしながら、ドライバーはその前のラップが異例のものだったと説明。14周目と比較したところ、黄旗掲示中にドライバーが早めにブレーキをかけたこと、ならびに速いラップと比べて当該セクターを通じて減速していたことが明らかに示された。

◆フェリペ・ナッサー(ザウバー)
違反内容:9月17日に発令されたレースディレクターの注意事項7に反してターン2でコースを離れ、赤白ブロックの右側を通過しなかった、FIAインターナショナルスポーティングコード第12項1条1号(i)に違反
裁定:戒告(ナッサーが2015年シーズンで戒告処分を受けるのはこれが初めて)
裁定理由:ドライバーはブロックの右側を通過しなかったことを認めた。今回はフリー走行であり、予選やレースではなかったため、戒告処分が適用された。

シンガポールGP注意事項
7:ターン1、ターン2、ターン3周辺のランオフエリア
コース内でターン2を通過できず、オレンジの縁石の完全に右側を走行したドライバーは、赤白のポリスチレンブロックの右側を維持してターン3の外側でコースに復帰すること。

【フリー走行2回目】

(ペナルティなし)

シンガポールGP2日目:9月19日(土)

【土曜フリー走行】

◆アレキサンダー・ロッシ(マノー・マルシャ)
違反内容:ギアボックス交換、FIA F1スポーティングレギュレーション第28条6項(a)に違反
裁定:5グリッド降格
裁定理由:カーナンバー53のギアボックスが6戦連続の使用期間を満たす前に交換されたため。

◆ウィル・スティーブンス(マノー・マルシャ)
違反内容:ギアボックス交換、FIA F1スポーティングレギュレーション第28条6項(a)に違反
裁定:5グリッド降格
裁定理由:カーナンバー28のギアボックスが6戦連続の使用期間を満たす前に交換されたため。

【予選】

◆バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)
違反内容:カーナンバー77が安全ではないタイミングでガレージからリリースされた、FIA F1スポーティングレギュレーション第23条12項(a)に違反
裁定:ウィリアムズに罰金2,000ユーロ(約27万円)
裁定理由:カーナンバー3(ダニエル・リカルド/レッドブル)がリリースされ、高速で接近していたことを踏まえ、本件は危険なリリースだったとみなされる。チームは審議において"接近しすぎていた"ことを認めた。カーナンバー3が回避行動を取る必要がなかったという事実によってペナルティは軽減された。

シンガポールGP決勝:9月20日(日)

【決勝】

◆ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)
違反内容:ターン3でカーナンバー19(フェリペ・マッサ/ウィリアムズ)と衝突、FIA F1スポーティングレギュレーション第16条1項(d)で定義されるインシデントに関与
裁定:次戦で3グリッド降格、およびペナルティポイント2点(12カ月有効)
裁定理由:カーナンバー27のドライバーにはカーナンバー19がピットから出てくるのが見通せる視界があった。カーナンバー19にはレースするための余地が残されているべきだった。

ヒュルケンベルグの累積ペナルティポイント:4ポイント(2015年9月20日時点)

◆ジェンソン・バトン(マクラーレン)およびパストール・マルドナド(ロータス)
違反内容:ターン16における両名の接触、FIA F1スポーティングレギュレーション第16条1項(d)に定義されているインシデントへの関与容疑
裁定:おとがめなし
裁定理由: カーナンバー22(バトン)とカーナンバー13(マルドナド)がターン16で軽く接触し、結果としてカーナンバー13はターン17の進入でコースアウトした。そのため、カーナンバー13がターン17から脱する際の速度が遅くなり、カーナンバー22がカーナンバー13の後部に接触するに至った。

◆フェラーリ

スチュワードは本イベントの事務員より、レース後のパルクフェルメに詰める警備団および彼自身を代表し、スクーデリア・フェラーリの一部メンバーが関連職員の指示に従わず、不適切な行動を取ったとする不満を受け付けるとともに、チームマネジャー、本イベントの事務員、警備責任者からのヒアリングを実施した。当該チームの代表者は影響を被った人々に対し、チーム代表より無条件の謝罪と再発しないことの保証を書面で送付すると申し出た。

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