シンガポールGP

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ベッテル、3年連続でシンガポールの勝者に!

M.S.
2013年9月22日
余裕のレース運びで優勝を決めたベッテル © Getty Images
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ナイトレースの舞台であるシンガポール市街地サーキットにて22日(日)日本時間21時から2013年FIA F1世界選手権第13戦シンガポールGP決勝が行われた。

前日に行われた予選ではポイントリーダーのセバスチャン・ベッテル(レッドブル)がポールポジションを獲得。2番手にニコ・ロズベルグ(メルセデス)、3番手にロマン・グロージャン(ロータス)が入っている。

今年から不評だったターン10のシケインが単独の左コーナーに変更されたシンガポール市街地サーキットは1周5.065 km、決勝レースは53周で行われる。DRSゾーンはメインストレートとターン7からターン8にかけての部分の2カ所に設定された。

ピレリは公道を舞台としたレースで使用されるドライタイヤとしてミディアムコンパウンド(プライム)とスーパーソフトコンパウンド(オプション)をチョイスしている。

レース開始時の気温は29度、路面温度32度のドライコンディションだった。スタート時のタイヤとしては15番グリッドのエイドリアン・スーティル(フォース・インディア)以外の全員がミディアムを選んでいる。

シグナルオフと同時に好スタートを切ったロズベルグがベッテルの前に出るも、ここはベッテルがポジションを奪い返す。8番グリッドのフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)も見事なスタートでライバルたちの間をすり抜け、3番手に浮上した。1周目を終えた時点で4番手以降にはマーク・ウェバー(レッドブル)、グロージャン、フェリペ・マッサ(フェラーリ)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)、ジェンソン・バトン(マクラーレン)、ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)、セルジオ・ペレス(マクラーレン)が並んでいる。

ベッテルは目覚ましいペースで後続を引き離し、8周目にはベッテルとロズベルグのギャップが7秒、アロンソはロズベルグの3.5秒後方という形に。10番手のペレスを追いかけていたキミ・ライコネン(ロータス)が11周目に最初のピットストップを実施した。今週末のライコネンは背中に神経性の痛みを抱えており、痛み止めの注射を受けてこのレースに臨んでいる。

その後ほどなくして他のドライバーもタイヤ交換へ向かい、トップ3ではアロンソが15周目にピットへ向かう。ロズベルグは続く16周目にピットインしており、2人は共にミディアムを選んでコースに復帰した。トップのベッテルは18周目に初めてのタイヤ交換を行い、隊列はベッテル、ロズベルグ、ディ・レスタ、アロンソ、ウェバーというオーダーとなる。ディ・レスタのみがスタート時のタイヤで粘っていた。

アロンソはオーバーテイクの難しいこのサーキットで21周目までディ・レスタに付き合わされる。ディ・レスタがピットインしたことで5番手グロージャン以降はハミルトン、マッサ、バトン、ライコネン、ペレスがトップ10に並んだ。

25周目、16番手を走っていたダニエル・リカルド(トロ・ロッソ)がターン18で曲がりきれずにウオールにクラッシュ。リカルドはここでマシンを降り、セーフティカーが出動する中でマシンやデブリの撤去が行われた。レッドブルやメルセデスの両陣営は動かなかったものの、フェラーリやロータスはこの機にそれぞれ2台ともピットへ戻してタイヤ交換を実施する。

他にもザウバーの2台やペレス、ヒュルケンベルグらがピットストップし、再スタートを前にトップ10のメンバーはベッテル、ロズベルグ、ウェバー、ハミルトン、アロンソ、グロージャン、ディ・レスタ、マッサ、バトン、ライコネンという序列に変わった。ディ・レスタとマッサ以外はミディアムタイヤを装着している。

30周目の最後にセーフティカーが戻り、レースが再開されると同時にベッテルは猛ダッシュで再び2番手以降を引き離しにかかる。35周目には2番手ロズベルグとの差をほぼ10秒とし、さらにリードを広げ続けた。その以前の34周目には6番手グロージャンがマシントラブルのためピットインするようチームから指示を受けて緊急ピットイン。グロージャンは何とかコースに戻ったものの、ポジションは最後尾に落ちてしまう。このトラブルは解決に至らなかった模様で、結局グロージャンは38周目にガレージでのリタイアを選んだ。

41周目、3番手ウェバーが最後のタイヤ交換へ。ただちにメルセデスが反応して翌周にロズベルグを呼び戻したものの、クリアな位置でコースに戻ることができたウェバーがロズベルグをパスするのに成功した。44周目にハミルトン、続いてラップリーダーのベッテルもピットストップを行い、セーフティカー中にタイヤを交換していたアロンソ、バトン、ライコネン、ペレス、ヒュルケンベルグ、グティエレスが再び先頭に立ったベッテルに続く。

8番手以降でコース復帰したウェバー、ロズベルグ、ハミルトンはそれらの面々に向かってプッシュ。前方では4番手ライコネンが表彰台をかけてぴたりとバトンの後ろにつけていた。

グティエレスをかわして6番手ヒュルケンベルグに迫っていたウェバーは54周目にオーバーテイクを成功させる。その直後、今度はライコネンがターン14でバトンを追い抜いた。ペレスとバトンも次々と片付けたウェバーは表彰台圏内に上がったライコネンに狙いを定めるも、前方が開けたライコネンは一気にペースアップを図る。

その間にも10番手を走っていたディ・レスタはコースを飛び出してウオールに接触。何とか隊列復帰を目指すも、最終的にはそのままステアリングを外してマシンを降りた。

また、4番手ウェバーにはチェッカーフラッグを目前にギアボックストラブルが発生し、ペースが急激に落ちてしまう。メルセデス勢にパスされながらもゴールを目指したウェバーだが、ファイナルラップでリア部分から炎が覗いたマシンはターン7でついに力尽きた。

チームメイトのベッテルは後続に32秒もの大差をつけてトップチェッカーを受ける。3年連続でシンガポールを制覇したベッテルと共に、アロンソとライコネンが表彰台に上った。

4位ロズベルグ以降、ハミルトン、マッサ、バトン、ペレス、ヒュルケンベルグ、スーティルまでがポイントを獲得している。

11位のパストール・マルドナド(ウィリアムズ)からグティエレス、バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)、ジャン-エリック・ベルヌ(トロ・ロッソ)に続き、ウェバーは15位完走扱い。さらにギド・ヴァン・デル・ガルデ(ケータハム)、マックス・チルトン、ジュール・ビアンキ(共にマルシャ)、シャルル・ピック(ケータハム)に加え、終盤にストップしたディ・レスタも20位完走扱いとなっている。

2013年シーズンもあとは3組の2連戦を残すばかり。第14戦韓国GP最初のセッションである金曜フリー走行1回目は10月4日(金)10時スタート予定だ。次戦もお楽しみに!

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