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結果で批判をはね返したウェーレイン

M.S.
2017年5月15日 « メルセデス、「マジック」のような戦略 | 複数のオファーを断っていたバトン »
© Mirko Stange/Sutton Images
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ザウバー代表のモニーシャ・カルテンボーンはスペインGPで8位に入ったパスカル・ウェーレインの卓越した走りについて、同ドライバーが今季序盤のレース欠場を選択したことに対する批判の声へのこれ以上ないレスポンスだと語った。

1ストップ戦略を敢行したウェーレインはトップ10に浮上。1年落ちのパワーユニットを使用するという不利をものともせず、トロ・ロッソやハースとやりあった。レース・オブ・チャンピオンズでの負傷によって開幕から2戦を欠場したウェーレインは、ザウバーでの3戦目となったスペインGPで移籍後初のポイントを獲得している。

当時、欠場というウェーレインの決断に対して一部で批判の声が上がっていた。だが、脊椎を3カ所骨折したウェーレインは、サイズとドライバーへの身体的負担が大きくなった2017年のマシンに対するトレーニングを十分に行なうことができなかったのだ。

この結果がウェーレインの人物像を示しているのではないかと『Sky Sports F1(スカイ・スポーツF1)』に問われたカルテンボーンは「確かに。彼はこれまで起こったことによってあまりにも多くの批判にさらされました。その一部は非常にアンフェアであり、批判の多くは彼のパフォーマンスに関するものでした。その多くがもちろんマシンによるものだと分かってしましたが、彼は今日、自分に何が可能かを知らしめたと思います」と答えている。

「リスキーな戦略でしたが、ストラテジストがとても優れた仕事をし、適切なタイミングを整えました。それを実行するためにはドライバーが必要であり、私たちにとっては実に良い結果でした」

ザウバーの戦略は最初のセクターで止まってしまったストフェル・バンドールンのマクラーレンマシンを撤去するためのバーチャルセーフティカー(VSC)にも後押しされている。ウェーレインは中団にいた他の多くのライバルと共に、VSCピリオドを生かしてタイムロスを抑えつつフレッシュタイヤに交換した。

唯一のタイヤ交換時にピットエントリーのボラードを無視してペナルティを科されながらも、ウェーレインは8位フィニッシュを遂げてザウバーに2016年ブラジルGP以来のポイントをもたらしている。ザウバーの戦略がなければこの結果はなかったというのがウェーレインの考えだ。

「すごく満足なレースだった。僕らはリスキーな1ストップ戦略を取ったけれど、それがうまくいったんだ。ソフトであれだけ長くドライブした最初のスティントはすごく厳しかったと思うし、最後はサインツ(トロ・ロッソ)を後ろにとどめておくのが本当に重要だった。彼の方がかなり速かったけれど、彼を抑えて、その後ろにいる人たちとの間にギャップを築くことが大事だと分かっていたんだ。僕は5秒のタイムペナルティを科されていて、彼の後ろにいる面々に差をつけなければ、すごく強いレースを落としてしまうって分かっていた」

スペインGPの結果によってコンストラクターズ選手権におけるザウバーのポジションが上がり、今はマクラーレンが最下位となっている。

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