ロシアGP

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© Charles Coates/Getty Images
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シーズン第16戦ロシアGP決勝でペナルティを言い渡されたドライバーはいなかった。

ソチで行われたレースではフェラーリのセバスチャン・ベッテルがポジションを守る際に1回より多く動いた可能性が取り沙汰されたものの、スチュワードはベッテルが2度の大きな動きを行ってはいないと判断し、おとがめなしの裁定を下している。

一方、予選ではイエローフラッグが掲示されている際に減速しなかったレッドブルのマックス・フェルスタッペンが3グリッド降格とペナルティポイント2点という処分を受けた。既にエンジン交換によるグリッド降格が決まっていたため、決勝のスタート位置には大きな影響がなかったものの、本人が安全なドライブをしたと考えていたのとは対照的に、規定を重視して厳しい判断がなされた形だ。

その他を含め、ロシアGPの週末を通してスチュワードが審議し、何らかの処分を下したインシデントおよびペナルティの詳細は以下の通り。

ロシアGP初日:9月28日(金)

【金曜フリー走行1回目】

◆フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)
違反内容:4基目の内燃機関(ICE)、4基目のターボチャージャー(TC)、4基目のMGU-H、4基目のMGU-K、3基目のエナジーストア、3基目のコントロールエレクトロニクスを使用、FIA F1スポーティングレギュレーション第23条3項(a)に違反
裁定: グリッド最後方からのスタート
裁定理由:FIA F1スポーティングレギュレーション第23条3項(b)に則り、上記のペナルティが適用される。

◆ダニエル・リカルド(レッドブル)
違反内容:5基目の内燃機関(ICE)、5基目のターボチャージャー(TC)、5基目のMGU-H、5基目のMGU-Kを使用、FIA F1スポーティングレギュレーション第23条3項(a)に違反
裁定: グリッド最後方からのスタート
裁定理由:FIA F1スポーティングレギュレーション第23条3項(b)に則り、上記のペナルティが適用される。

◆マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
違反内容:4基目の内燃機関(ICE)、4基目のターボチャージャー(TC)、4基目のMGU-H、4基目のMGU-K、3基目のエナジーストア、3基目のコントロールエレクトロニクスを使用、FIA F1スポーティングレギュレーション第23条3項(a)に違反
裁定: グリッド最後方からのスタート
裁定理由:FIA F1スポーティングレギュレーション第23条3項(b)に則り、上記のペナルティが適用される。

◆ピエール・ガスリー(トロ・ロッソ)
違反内容:6基目の内燃機関(ICE)、6基目のターボチャージャー(TC)、6基目のMGU-H、5基目のMGU-Kを使用、FIA F1スポーティングレギュレーション第23条3項(a)に違反
裁定: グリッド最後方からのスタート
裁定理由:FIA F1スポーティングレギュレーション第23条3項(b)に則り、上記のペナルティが適用される。

◆ブレンドン・ハートレー(トロ・ロッソ)
違反内容:7基目の内燃機関(ICE)、6基目のターボチャージャー(TC)、6基目のMGU-H、6基目のMGU-K、4基目のコントロールエレクトロニクスを使用、FIA F1スポーティングレギュレーション第23条3項(a)に違反
裁定: グリッド最後方からのスタート
裁定理由:FIA F1スポーティングレギュレーション第23条3項(b)に則り、上記のペナルティが適用される。

◆アルテム・マルコフ(ルノー)
違反内容:ピットレーンを時速61.5kmで走行、FIA F1スポーティングレギュレーション第22条10項に違反
裁定:ルノーに罰金200ユーロ(約2万6,000万円)
裁定理由:カーナンバー46(マルコフ)が本イベントで時速60kmに設定されているピットレーンの速度制限を時速1.5km超過したため。

(金曜フリー走行2回目はペナルティなし)

ロシアGP2日目:9月29日(土)

【土曜フリー走行】

◆マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
違反内容:ギアボックス交換、FIA F1スポーティングレギュレーション第23条5項(a)に違反
裁定:5グリッド降格
裁定理由:カーナンバー33のギアボックスが6戦連続の使用期間を満たす前に交換されたため。

◆ブレンドン・ハートレー(トロ・ロッソ)
違反内容:7基目のターボチャージャー(TC)、7基目のMGU-Hを使用、FIA F1スポーティングレギュレーション第23条3項(a)に違反
裁定: グリッド最後方からのスタート
裁定理由:FIA F1スポーティングレギュレーション第23条3項(b)に則り、上記のペナルティが適用される。

◆ダニエル・リカルド(レッドブル)
違反内容:ギアボックス交換、FIA F1スポーティングレギュレーション第23条5項(a)に違反
裁定:5グリッド降格
裁定理由:カーナンバー3のギアボックスが6戦連続の使用期間を満たす前に交換されたため。

【予選】

◆マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
違反内容:シングルウェーブドイエローフラッグでの減速無視、FIA国際スポーティングコード附則H第2条4項5.1(b)に違反
裁定:3グリッド降格、およびペナルティポイント2点
裁定理由:スチュワードは証拠映像とテレメトリーを確認し、カーナンバー33のドライバー(フェルスタッペン)とチーム代表者から話を聞いた。 ドライバーはイエローフラッグを見たことを認めており、静止しているマシン(カーナンバー35/セルゲイ・シロトキン:ウィリアムズ)を避けるために左にステアリングを切ったと述べている。しかしながら、レギュレーションは非常に明白であり、"ドライバーが減速したことが明確でなければならない"とされている。テレメトリーにはドライバーがフルスロットルを維持し、ブレーキをかけていなかったことが示されていた。

ドライバーは自分が安全に行動したとの見解を表明している。スチュワードはドライバーが減速しなかったという点での過ちを理解しており、将来的にはレギュレーションを遵守するとみなしている。しかし、ここで重視されているのはイエローフラッグのレギュレーションのコンプライアンスであり、安全性の観点から、スチュワードはこの違反に対する通常のペナルティを適用した。

フェルスタッペンの累積ペナルティポイント:7ポイント(2018年9月29日時点)

◆ストフェル・バンドールン(マクラーレン)
違反内容:ギアボックス交換、FIA F1スポーティングレギュレーション第23条5項(a)に違反
裁定:5グリッド降格
裁定理由:カーナンバー2のギアボックスが6戦連続の使用期間を満たす前に交換されたため。

ロシアGP決勝:9月30日(日)

(決勝はペナルティなし)

シンガポールGP:バトルとペナルティ多発のシンガポール
イタリアGP:ルノーの申し立てに長文のリリースを発行したスチュワード
ベルギーGP:大クラッシュを引き起こしたヒュルケンベルグに厳罰
ハンガリーGP:タイヤセットを混合したルノーに執行猶予つき罰金
ドイツGP:ドイツはペナルティの少ない週末に
イギリスGP:泡と消えたガスリーの入賞
オーストリアGP:青旗無視のストロールに厳罰
フランスGP:スチュワード、フォース・インディアのタイヤ問題を重視
カナダGP:トロ・ロッソ勢のみがペナルティの対象に
モナコGP:罰金多発のモナコGP
スペインGP:計3台のリタイアを招いたグロージャン
アゼルバイジャンGP:5件のクラッシュにペナルティ
中国GP:クラッシュの責任を負ったフェルスタッペンとガスリー
バーレーンGP:ピットのトラブルに悩まされたライコネン
オーストラリアGP:たて続けに起こったハースF1の悲劇

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