ロシアGP

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「僕には彼が見えないんだけど!?」

Jim
2018年10月2日
© Alexander NEMENOV / AFP
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フェラーリがコメディかと思わせるような誤解を露呈したり、ルイス・ハミルトンが物議を醸す状況ながら5度目の世界王者に一歩近づいたりと話題の多かったロシアGPより、特選した無線メッセージを紹介する。

「キミ、必要なのは・・・」
「そうだね、でも、それじゃ間に合わな・・・」
「チャーリー、30、ゼロ、オン」
「OK、でも、それじゃ間に合わないんじゃ・・・」

土曜フリー走行終盤、ピットレーン出口でスタート練習の機会を与えようとキミ・ライコネンを送り出そうとしたフェラーリだが、ライコネンはセッションの残り時間を気にしていた・・・。

「マシンを止めるんだ、キミ!」
「は? なんだよそれ」」

ライコネンはようやくガレージ出発を指示されたものの、ピットレーン出口の信号が赤に変わるまでに間に合わないことに気がついたフェラーリによって、すぐさま静止するよう求められた。そしてライコネンの困惑の週末はこれでも終わらない・・・。

「キミ、ハミルトンと逆のことをやるんだ」
「うん、でも、僕には彼が見えないんだけど!?」

ピットストップウインドーが近づくにつれ、フェラーリはピットインするのかステイアウトするのか、ライコネンにハミルトンと逆の動きをするよう求めたが、唯一の問題はライコネンがメルセデスマシンを確認するにはその位置取りが遠すぎたことだ。

「フェルナンド、ストロールは問題ないと言われている。残り1回の予選ダッシュだ」
「分かった。15番手だからね、気にしないよ」

今回もフェルナンド・アロンソらしい。アブダビGPが終わればF1グリッドを去ることになるアロンソはその日までカウントダウンしているかのようだ。

© Andrej ISAKOVIC / AFP
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「このラップのターン13でルイスを先に行かせる必要がある」
「次のラップは速く走ろうと思っていたのに」
「バルテリ、ジェームスだ。ルイスはベッテルに対するリスクがある。ルイスは若干のブリスターを抱えているんだ。これを守れるようにするためにやらなければならない。分かっている」

ボッタスがロシアGPのリードをチームメイトのハミルトンに明け渡すよう言われた瞬間。

「で、どうやってレースを終えるの?」 「確認だバルテリ、ポジションはこのままいく。レース後に話そう」

チェッカーフラッグが振られる前に、もう一度、ポジションを入れ替えるチャンスはあるのかとメルセデスに尋ねたボッタス。

「おっけー、みんな。最高の気分とは言えないな。チーム全体にとっては心からおめでとうだけどね。今週末全体に関しては素晴らしい努力だった」

5度目のタイトル獲得に向けて大きな一歩を踏んだかもしれないものの、ハミルトンは今季8勝目を挙げても祝う気にはなれなかったようだ。

「バルテリ、トトだ。君にとってはきつい1日だっただろう。われわれにとっても難しかった。あとで顔を合わせたときに議論しよう。いろいろと説明する」

クリスチャン・トト・ウォルフはレース終了直後に、チームオーダーを発令した決断について議論するつもりだと伝えてボッタスを慰めた。

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