ロシアGP

/ Features

  • レディオ・ガガ - ロシアGP

「彼がレースリーダーだよ、キミ・・・」

Me
2017年5月3日
© Illman/Sutton Images
拡大

バルテリ・ボッタスとキミ・ライコネンがコース上、そして無線でも輝いたロシアGPのレディオ・ガガ。

「信じられない。たった今、フォース・インディアにパスされた。あんなに後ろにいたのに」

遅さを嘆くのはフェルナンド・アロンソばかりではない――チームメイトのストフェル・バンドールンもどこか先輩に似た口調に。

「なあ、目の前に突っ立ってるヤツがいるんだけど。どけっての!」

プラクティス中にピットレーンを出ようとしたキミ・ライコネン、立ちふさがるマーシャルに困惑。

「これぞまさしくセバスチャン・ベッテル・ラップだ!」

セバスチャン・ベッテルのポールポジションをフェラーリが祝福する。ベッテルにとっては2015年シンガポールGP以来のうれしいポールだった。

「3回、試してみてくれ。頼む、フェルナンド・・・」
「もうやったよ。何なら自分でやれば?」

フォーメーションラップでトラブルが発生し、どうにかしてマシンを救えないかと短気なアロンソをなだめすかすマクラーレン。しかし結局グリッドに着くことなくリタイアしてしまった。アロンソにしてみればインディ500が待ち遠しくてたまらないことだろう・・・。

© Mark Sutton/Sutton Images
拡大

「OK。パーマーが一方的に突っ込んできた。ったく、どこ見てんだか」

スチュワードはレーシングインシデントと結論づけたが、オープニングラップのターン2で起きたクラッシュについて、ロマン・グロージャンの見解は明らかだった。

「チャーリー(ホワイティング/FIAレースディレクター)と話してくれた? 絶対おかしいって!」

ハースF1チームのもう一台もストレスとは無縁ではなかった。コース逸脱で科された5秒のタイムペナルティを見直してほしいと懇願するケビン・マグヌッセンだったが、願いはかなわずポイント圏外でのフィニッシュとなった。

「ねえ、どうして僕のクルマはオーバーヒートしてるの? もうすっかりレースから脱落しちゃったよ・・・」

マシンに手こずり、不可解な週末を過ごしたメルセデスのルイス・ハミルトン。1周目のドラマが落ち着いた段階で彼の影は薄くなっていた。早い段階で3度のワールド・チャンピオンは不吉な予兆を感じ取っていたようだ。

「ボッタスの9.5秒後ろにいる。タイムはこちらの方が1周0.8秒速い・・・」
「はあ!? ボッタスの後ろ? こっちの方が先にストップしたのに、なんで彼より後ろになるのさ」
「彼がレースリーダーだよ、キミ・・・」
「ああ、そういうこと。逆だと思ってた」

ライコネンの天然ボケがさく裂。ターン1で自分とベッテルを追い抜いたメルセデスのドライバーを勘違いしていたようだ。キミにはずっと変わらずいてほしい・・・。

「ここから先はあまり話しかけないでくれ」

ベッテル接近でプレッシャーが高まる中、メルセデスに沈黙を求めたバルテリ・ボッタス。

「イエェ~ス! ブリリアントだ、よくやった」
「はは! ま、ちょっと時間はかかったけどね。待ったかいはあったよ」

81回目の試みでグランプリ初優勝を果たしたバルテリ・ボッタスをレースエンジニアのトニー・ロスが大興奮で祝福。ボッタスもうれしそうに応じた。

© ESPN Sports Media Ltd.