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ボッタスが初優勝! フェラーリはW表彰台

Jim
2017年4月30日
© Steven Tee/LAT/Sutton Images
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30日(日)、ソチ・オートドロームを舞台に2017年FIA F1世界選手権第4戦ロシアGP決勝が開催され、1周目に先頭に躍り出たメルセデスのバルテリ・ボッタスがF1初優勝を遂げた。

これまでソチのコースではメルセデスが優位を誇ってきたが、この週末を通してフェラーリがスピードを示しており、前日の予選ではセバスチャン・ベッテルがポールタイムをたたき出し、チームメイトのキミ・ライコネンが0.059秒差の2番手につけ、フェラーリがフロントロー独占を果たしている。メルセデスはボッタスが3番手、ルイス・ハミルトンが4番手に収まった。

今週末にグリッドペナルティを受けたドライバーは2人。前戦で発生したインシデントの責任を問われていたトロ・ロッソのカルロス・サインツは予選順位から3グリッド降格した14番手スタートとなり、5基目のエンジンコンポーネント搭載により合計15グリッド降格処分を受けたマクラーレンのストフェル・バンドールンは最後尾に並んだ。

全長5.848kmのソチ・オートドロームにて予定より1周少ない52周で争われた決勝レースは清々しい青空の下、気温25度、路面温度41度、湿度32%のドライコンディションでスタート時刻を迎える。

ソチにソフト、スーパーソフト、ウルトラソフトのドライタイヤを持ち込んだピレリはレース用にソフトまたはスーパーソフトのいずれか1セットを温存するよう指定。各チームはどちらかのコンパウンドをレースで使用しなければならない。後方グリッドに並んだザウバーの2台とバンドールンが新品のスーパーソフトタイヤを第1スティントに選び、トップ10ドライバーはユーズドのウルトラソフト、それ以外は同コンパウンドの新しいタイヤセットを履いてレーススタートに臨んだ。

ピットレーンオープン前にはレッドブルのマックス・フェルスタッペンを水漏れが襲うも、無事に20台がフォーメーションラップをスタートさせる。しかしながら、スターティンググリッドに着く前にマクラーレンのフェルナンド・アロンソがストップしてしまい、他の19台にはもう1周のフォーメーションラップが指示された。結果、53周が予定されていたレースは52周で争われることになった。

シグナル消灯と同時に全車がクリーンに発進したものの、やや出遅れたライコネンを追い抜き、ストレートで伸びが良かったボッタスがターン2でベッテルをもオーバーテイクして先頭に躍り出る。ただ、後方でハースF1のロマン・グロージャンとルノーのジョリオン・パーマーが接触し、2台ともリタイアを喫するインシデントが発生。どちらもマシンにダメージを負っており、コース上にはデブリが散らばったため、セーフティカーが出動した。

3周目の終わりにセーフティカーが解除となった後、レッドブルのダニエル・リカルドがトラブルに見舞われてスローダウン。何とかピットにたどり着いたものの、右リアのブレーキに問題が起きたと見られ、そのままガレージにマシンを収めている。

リスタートで先頭の座をキープしたボッタスはリズムに乗ってペースを上げ、ベッテルとライコネンのフェラーリ勢に対してコンマ数秒速いラップタイムで引き離しにかかった。マシンの「何かが変」と訴えたハミルトンは4番手のポジションをキープしながらも、思うように走れず。懸命にパフォーマンスを引き出そうとプッシュに努めた結果、18周目にはファステストラップを刻み、上位3台と変わらぬペースに戻したハミルトンだが、すでに開いた差を詰めきれずにがまんのレースを強いられる。

22周目に入ったタイミングでウィリアムズのフェリペ・マッサが最初のピットストップを完了。新しいスーパーソフトのタイヤセットを履いて隊列に加わった。ホームグランプリに挑むトロ・ロッソのダニール・クビアトとハースF1のケビン・マグヌッセンもタイヤ交換を済ませている。

先頭集団ではラップリーダーのボッタスが最初に動き、28周目にタイヤをスーパーソフトに履き替えた。他の3台はしばらく動かず、フェラーリが先行するベッテルよりも先にライコネンをピットに呼び入れたのは2周後だ。さらにハミルトンがタイヤをスーパーソフトに交換したが、ベッテルは第1スティントを継続。33周目の終わりに一度はピットインの指示が出るも、すぐにステイアウトに訂正され、もう1周を挟んでようやくピットストップを終えている。

第1スティントを最も長くしたのはルノーのニコ・ヒュルケンベルグで、41周目になってスーパーソフトタイヤに交換。しばらくヒュルケンベルグの後方にいたマッサが1周後に2回目のピットストップを行っている。

ベッテルが第2スティントを始めた時点で先頭のボッタスとは4.7秒差、3番手のライコネンには2.5秒差まで迫られていたが、スタートで奪われたポジションを取り戻したいベッテルは自己ベストタイムを連発しながらボッタスとの差を縮めていき、ボッタスがバックマーカーに対処する間にも一気にギャップを短縮する。残り2周をきって、ついにベッテルが1秒差以内に接近し、チェッカーが振られる瞬間まで2人のバトルが続いた。

初勝利がかかるボッタスは周回遅れのマシンを料理しながら必死にゴールを目指し、ベッテルに0.6秒差まで近づかれながらも何とかトップチェッカーを受けて悲願の優勝を飾った。1列目スタートだったフェラーリはベッテルが2位、ライコネンが3位でフィニッシュしてダブル表彰台を達成。

ハミルトンは4位入賞、他にフェルスタッペン、セルジオ・ペレスとエステバン・オコンのフォース・インディア勢、ヒュルケンベルグ、マッサ、サインツがポイントを獲得している。

次戦はヨーロッパラウドの幕開けとなる第5戦スペインGP。金曜フリー走行1回目は5月12日(金)日本時間17時スタート予定だ。

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