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チーム王者を決めたペナルティ

M.S.
2015年10月13日 « チームオーダーは「普通のこと」とライコネン | ハミルトンとベッテルは最高のライバルに? »
© Sutton Images
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シーズン第15戦ロシアGPの決勝後に発令されたペナルティによって、2015年度コンストラクターズ選手権の覇者が確定した。

5番手でチェッカーを受けたフェラーリのキミ・ライコネンがファイナルラップでの他車との接触で30秒加算の処分を受けて8位に後退したことから、ほぼ決まりが見えていたメルセデスの2年連続優勝が数字の上でも確定した。

また、フェルナンド・アロンソがコースリミットの超過によって5秒加算のペナルティを受け、マクラーレンが1ポイントを失っている。

時をさかのぼって9日(金)に実施されたフリー走行1回目ではライコネンが10時35分と10時50分(いずれも現地時間)にピットレーンでのスピード違反を犯し、チームに罰金が科された。

2日目の土曜フリー走行ではトロ・ロッソのカルロス・サインツが激しいクラッシュを喫し、チームは複数のエンジンコンポーネントを交換している。サインツは予選欠場後、スチュワードならびに医師の許可を得てレースに参戦した。

ロシアGPの週末を通してスチュワードが審議・裁定したインシデントおよびペナルティは以下の通り。

ロシアGP初日:10月9日(金)

【フリー走行1回目】

◆キミ・ライコネン(フェラーリ)
違反内容:ピットレーンを時速86.7kmで走行、FIA F1スポーティングレギュレーション第30条12項に違反
裁定:フェラーリに罰金1,000ユーロ(約13万6,000円)

◆キミ・ライコネン(フェラーリ)
違反内容:ピットレーンを時速61.9kmで走行、FIA F1スポーティングレギュレーション第30条12項に違反
裁定:フェラーリに罰金200ユーロ(約2万7,000円)

◆フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)
違反内容:10基目の内燃機関(エンジン/ICE)、9基目のターボチャージャー(TC)、9基目のMGU-H、7基目のコントロールエレクトロニクス(CE)を使用、FIA F1スポーティングレギュレーション第28条4項(a)に違反
裁定:25グリッド降格、内訳は次の通り
1)10基目のICE搭載による10グリッド降格(いずれかのコンポーネントが10基目に至るのは初めて)
2)9基目のTC搭載による5グリッド降格
3)9基目のMGU-H搭載による5グリッド降格
4)7基目のCE搭載による5グリッド降格
裁定理由:FIA F1スポーティングレギュレーション第28条4項(c)に則り、初めての10基目コンポーネント搭載に10グリッド降格のペナルティが適用された。TCとMGU-Hは初回以外の9基目コンポーネント搭載であるため5グリッド降格ペナルティが科される。また、CEは初回以外の7基目コンポーネント搭載のため、5グリッド降格となった。チームは10月6日(水)9時4分にICE、TC、MGU-H、CEの交換を技術委員に通知した。

◆ロベルト・メルヒ(マノー・マルシャ)
違反内容:5基目の内燃機関(エンジン/ICE)、5基目のターボチャージャー(TC)、5基目のMGU-Hを使用、FIA F1スポーティングレギュレーション第28条4項(a)に違反
裁定:20グリッド降格、内訳は次の通り
1)5基目のICE搭載による10グリッド降格(いずれかのコンポーネントが5基目に至るのは初めて)
2)5基目のTC搭載による5グリッド降格
3)5基目のMGU-H搭載による5グリッド降格
裁定理由:FIA F1スポーティングレギュレーション第28条4項(c)に則り、初めての5基目コンポーネント搭載に10グリッド降格のペナルティが適用された。TCとMGU-Hは初回以外の5基目コンポーネント搭載であるため5グリッド降格ペナルティが科される。チームは10月5日(月)10時0分にICE、TC、MGU-Hの交換を技術委員に通知した。

【フリー走行2回目】

◆フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)
違反内容:10基目のターボチャージャー(TC)、10基目のMGU-Hを使用、FIA F1スポーティングレギュレーション第28条4項(a)に違反
裁定:10グリッド降格、内訳は次の通り
1)10基目のTC搭載による5グリッド降格
2)10基目のMGU-H搭載による5グリッド降格
裁定理由:FIA F1スポーティングレギュレーション第28条4項(c)に則り、初回以外の9基目コンポーネント搭載であるTCとMGU-Hの交換に5グリッド降格ペナルティが科される。チームは10月6日(水)9時14分にICE、TC、MGU-H、CEの交換を技術委員に通知した。

ロシアGP2日目:10月10日(土)

(土曜フリー走行はペナルティなし)

◆カルロス・サインツ(トロ・ロッソ)

スチュワードはスクーデリア・トロ・ロッソから予選でタイムを計測していないカーナンバー55がレースでスタートする許可を求められた。FIA F1スポーティングレギュレーション第36条1項に基づき、当該ドライバーがこのイベントのフリー走行で十分なタイムを記録しているため、スチュワードはカーナンバー55カルロス・サインツにレーススタートの許可を与えた。

ロシアGP決勝:10月11日(日)

◆カルロス・サインツ(トロ・ロッソ)
違反内容:7基目の内燃機関(エンジン/ICE)、6基目のMGU-Hを使用、ギアボックスを交換、FIA F1スポーティングレギュレーション第28条4項(a)および第28条6項(a)に違反
裁定:20グリッド降格、内訳は次の通り
1)7基目のICE搭載による10グリッド降格(いずれかのコンポーネントが7基目に至るのは初めて)
2)6基目のMGU-H搭載による5グリッド降格
3)ギアボックス交換よる5グリッド降格
裁定理由:FIA F1スポーティングレギュレーション第28条4項(c)に則り、初めての7基目コンポーネント搭載に10グリッド降格のペナルティが適用された。MGU-Hは初回以外の6基目コンポーネント搭載であるため5グリッド降格ペナルティが科される。チームは10月10日(土)16時52分にICE、MGU-Hの交換を技術委員に通知した。

◆タイムペナルティ

カルロス・サインツ(トロ・ロッソ)は45周目に左フロントブレーキに問題が生じてリタイアを喫しているが、タイヤ交換の際にピットエントリーのラインを越えたとして5秒のタイムペナルティが科された。

キミ・ライコネン(フェラーリ)はファイナルラップでバルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)と接触した件に対する罰則として30秒加算のタイムペナルティを受け、当初は5番目にチェッカーを受けるも決勝結果は8位に後退。さらに、3ポイントのペナルティポイントが与えられた。ライコネンの処分はレース中に科されていた場合、ストップ・アンド・ゴーペナルティが該当するが、レース後に行われた審議で裁定が下ったため、ストップアンドゴーに相当する30秒のタイムペナルティが科されている。

チェッカー直後は10位入賞を果たしたかに思われたフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)はコースリミットを超えた走行でアドバンテージを得たとして決勝レースのタイム記録に5秒加算され、11位が確定した。

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