Red Bull

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Hondaが2019年の第2スペックとなるF1エンジン導入を前倒しし、今週末のアゼルバイジャンGPに持ち込むことになった。

これは中国GPでトロ・ロッソのダニール・クビアトが使っていたタイプに品質管理関連の問題が見つかったことからなされた決断だ。スペック2のホンダエンジンは"耐久性と寿命の改善"を実現すると同時に、"パフォーマンスのわずかな改善"も保証されており、バクーでレッドブルの2台、トロ・ロッソの2台に搭載される。

F1の競技規則によりドライバーは1シーズンの間にエンジンを3基までしか使用できないことになっており、それを越えてしまえばグリッドペナルティを科されてしまう。その結果、通常の場合チームは全21戦の第7戦――カナダGP――まで待ってから最初のメジャーアップデートを行うのが定番となっている。今回Hondaが早期交換を選んだことで、レッドブルドライバーのマックス・フェルスタッペンとピエール・ガスリーが年間3基のエンジン割当を越える可能性は高くなり、そうなればシーズン後半にグリッドペナルティを受けなければならなくなる。

トロ・ロッソのドライバーについては2人とも前戦の中国ですでに2基目のパワーユニットを投入しているため、ペナルティはいずれ避けられない見通しとなっていた。クビアトの交換の理由は冒頭に記した通りであり、アレックス・アルボンはフリー走行3回目で49Gの衝撃を受ける事故を起こしたために新しいエンジンを与えられていた。

新しいエンジンの導入後でも旧スペックのエンジンを再利用することは可能だが、中国で信頼性の懸念が持ち上がったことを思えば、Hondaが残るスペック1エンジンを金曜フリー走行用に限定したとしても不思議ではない。

2015年にF1復帰してから信頼性に悩まされてきたHondaだが、今年はパフォーマンス面で確実な前進を遂げたように見える。復帰以来初めて今シーズンは2チーム――トロ・ロッソとレッドブル――に供給している。2015年から2017年まではマクラーレンと失意の3年間を過ごし、2018年はトロ・ロッソのみに供給していた。

今年のオーストラリアGPではフェルスタッペンがレッドブルでフェラーリ2台を抑えて3位に入り、Hondaに2008年以来初めての表彰台をもたらしている。

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