Red Bull

/ News

  • レッドブル

アストンマーティン・ヴァルキリーが奏でるV12サウンド

Me
2018年12月12日 « マクラーレンがプロサイクリングの世界に参入 | マクラーレンを「本来の状態に立ち返らせたい」とサインツ »
© Red Bull Racing
拡大

エイドリアン・ニューイ設計のハイパーカー、ヴァルキリーに搭載されるV12エンジンの音声と画像をアストンマーティンが初公開した。

ここ数10年、最も優れたF1マシンを設計してきたことで知られるニューイがヴァルキリープロジェクトに参加したのは、規制の厳しいF1のルールにいら立ちを募らせていた時期だった。マシンはニューイが今も所属するレッドブル・レーシングF1チームとのコラボレーションで開発されており、合法的なロードカーとしては世界最速の部類になることが約束されている。

ヴァルキリーの心臓部となるのはコスワース製のV12エンジンで、F1に匹敵する1,000bhpを生み出すことが可能だ。しかし、エンジンのコンセプトは現代のF1パワーユニットとは大きくかけ離れている。シリンダー数は2倍、ターボチャージャーはなく、排気量は6.5リッター(F1は1.6リッターに制限されている)だ。こうした要素の組み合わせに最大回転数1万1,000rpmが加わると、このV12はまるで1990年代のF1エンジンをほうふつさせるスリリングなエキゾーストノートを奏でることとなる。

アストンマーティンによると、V12にはF1仕様のチタン製ピストンが使われており、重量は2000年代半ばの3.0リッター コスワースV10エンジンのちょうど2倍だという。マシンの中で大きなストレスのかかるエレメントであることを考慮すると、206kgという質量はロード用エンジンとしては驚異的な軽さだ。F1のV10を6.5リッターまでスケールアップしたよりも軽い。

マシンに搭載される際にはさらなるパワーブーストを得るためにハイブリッドエレメントが組み合わされることになっているが、バッテリーをベースとしたシステムの詳細は後日発表されるとのこと。

「体内に1滴でもガソリンが流れている者であれば誰でも、高回転の自然吸気V12を絶対的な頂点と考えるはずだ」とアストンマーティン・ラゴンダのアンディ・パーマーCEOは述べた。「これ以上のサウンド、内燃エンジンの感情や興奮をこれほど的確に捉えたものは他にない。越えられないと思えるほどのチャレンジではあったものの、アストンマーティン・ヴァルキリーにふさわしいのはこれしかないということに一切の疑問はなかった」

「コースワースのチームは最初から、可能性の限界を攻めるベンチマークを達成してみせるという断固たるコミットメントを見せていた。結果は、この驚異的なエンジンだ。これを越えるものは永遠に現れないだろうと私は考えている」

ロード仕様のヴァルキリーの生産台数はわずか150台で、2019年の初走行を予定している。25台限定のAMR Proバージョンを含め、生産予定数は全てが契約済みだということだ。

© ESPN Sports Media Ltd.