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オーダーは不要と表面上は落ち着いたレッドブル勢

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2018年5月11日 « WECの成功はF1での勝利の欲求に影響なしとアロンソ | 1年前よりマシンの理解度は低いとハミルトン »
© Simon Galloway/Sutton Images
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バクーの一件後、スペインGP木曜日のメディアセッションでダニエル・リカルドとマックス・フェルスタッペンに同じ質問が集中したとしても驚きはないだろう。

フェルスタッペンとリカルドが4位争いの最中に接触したのを見て、チーム代表のクリスチャン・ホーナーは激怒していた。今後も2人に自由なレースをを議論しなければならないと言い残し、彼は去って行った。一体どんな議論だったのか、シルクイート・デ・バルセロナ・カタルーニャで記者団と向き合ったドライバー2人の口は重かった。

チーム内に新しいルールは制定されたのかと聞かれたフェルスタッペンは、短く「ノー」と返答。

リカルドはもう少し協力的で、こう述べている。「みんなで話し合ったよ。それぞれの違う視点からね。マックスと僕、ドライバーたちができたこと。クリスチャンとピットウオールの決定権を持つ人たち、チームができたこと。エンジニアが改善したり、変えられたりできたかもしれないことについて話し合った。みんながそのプロセスに関与したんだ」

「長い議論を交わして・・・もちろん、最終的にインシデントを起こしてしまったのはドライバーである僕たちだ。あれはそれまでにいろんなことが積み重なった末のことで、全てのエリアに焦点を当てることが重要だった。あの瞬間が僕たちだけのものだったとは思わない。そこまでの段階があって、もしかしたら何かいい対処法があったのかもしれない。(ピットからの)リリースの仕方とか何かがね。だから、たくさんのことが話し合われたよ」

チームオーダーに関しては、2人とも引き続き自由なレースが許されるという自信を示したが、どうしても必要な場合にはレッドブルが介入するという理解は形成されたようだ。

フェルスタッペンは言う。「バクーのようなことがまたあったら、たぶんチームがどこかで僕らに落ち着くよう言って、最後の数周ならそのままの順番で走り続けなさいって指示するかもしてない。でも、通常の場合は僕らをまだ信頼してくれているはずだ。僕らもまた、あんなことはもう起きてほしくないって思っている」

リカルドは次のように述べている。「またあんな風にホイールをぶつけ合うような状況になって、特に後ろのクルマの方が速いとしたら、どこかの地点で"よし、クルマを入れ替えてどっちかを解放しよう"って判断されることを期待するだろう。保証はないけど、それも間違いなく話し合ったうちの1つだ」

事故はリカルドがフェルスタッペンに追突する形で起きた。その際フェルスタッペンは一度右に寄った後、また左に動いてポジションを守ろうとしている。事件のことになるとリカルドの口は滑らかになる様子で、彼はホーナーが下した両ドライバーの非が50-50という判決には納得していないことをうかがわせる発言をいくつかしている。

レッドブルから与えられた新しいルールブックに何と書かれていたかとの質問に、彼はこう述べた。「僕にルールブック? レッドブルから? 彼らがそれを与えるべきは他の誰かさんでしょ。僕には必要ない」

今後バトルが起きた際には"もう少しコース上で敬意が示される"ことを願うとも彼は述べているが、最も明確な答えは、ロス・ブラウンが唱えた現代F1の欠陥が招いた事故だったという発言について聞かれた時に返ってきた。ブラウンの持論は、フェルスタッペンの後ろについてダウンフォースを失ってしまえば、クラッシュを避けることなど不可能だったというものだ。

「僕は1回決めたラインを守った。十分に早い段階でそうしたし、明らかにインを狙ったんだ。次にブレーキを踏むんだけど、エアが奪われてしまっていて、その時にはもはや・・・見て分かる通り、僕は避けようとしたんだよ。でも、あの後じゃ脱出ルートはどこにもなかった。ダウンフォースを全部失い、全てを失った。ダウンフォースがないと、ブレーキまで簡単にロックするんだ」

「けど、それは最終的な結果のようなもの。原因はインが閉められたことだよ・・・」

一方、フェルスタッペンにホーナーの両成敗の判断について尋ねると、こんな答えが返ってきた。「そんなの関係ないよ。僕らはクラッシュしちゃったんだから。僕がどんな意見を持っていようと、クラッシュしたことに変わりはない。だからもう、二度と起きないように注意するしかないんだ」

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