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プレッシャーがかかっているのはロズベルグだとホーナー

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2016年11月24日 « ロズベルグvs.ハミルトン、タイトル獲得の条件 | セナとの比較に「ニュートラル」なフェルスタッペン »
© Gasperotti/Sutton
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今週末のアブダビGPでより大きなプレッシャーを背負っているのは、メルセデスのチームメイトであるルイス・ハミルトンを倒し、初のドライバーズタイトルを決めようとしているニコ・ロズベルグだとレッドブルのクリスチャン・ホーナー代表が語った。

ロズベルグは日曜日に表彰台にさえ上がればタイトルを決められる有利な立場でシーズン最終戦を迎えている。一方、ハミルトンが逆転タイトルを手にするためには、レースに勝った上でロズベルグが4位以下になることを祈るしかない。ロズベルグがここまで表彰台を逃したのは今年フィニッシュした19戦で4回だけだが、もしレッドブルがアブダビで競争力を発揮すれば、ホーナーのドライバーたちと貴重なポイントを賭けて争うことになる。

「今週末何が起きるのか楽しみでならないよ。ルイスの仕事は至って単純だからね――彼はとにかく攻めてレースで勝つしかない――つまり、全ての緊張を背負うことになるのはニコだ」とホーナーは述べた。「失う可能性があるのはニコだよ。ルイスにしてみれば今週末のわれわれは最大の味方だろうね。うちの2台が彼とニコの間に割り込むことができれば大喜びだろう」

ロズベルグにそうした余計なプレッシャーに耐えられるずぶとさがあるかと尋ねると、ホーナーは付け加えた。「どうかな。ここが決勝戦なのだから、彼がどう対処するかは見ものだよ。今年の彼はプレッシャーの下でうまくやってきた。とてもいいシーズンを過ごしてきたし、流れも彼に傾いていた。時としてそういうことがあるんだよ。間違いなくこれは彼のキャリア最大のレースになるはずだ。仕事をやり遂げるという意味でのね」

「彼はチャンピオンシップを念頭に置いてドライビングしている。彼は聡明(そうめい)だし、パーセンテージの面では明らかに有利で、ポイントをためながら戦っている。これ以上バトルに巻き込まれるわけにはいかないから、ターン1では誰よりも慎重にミラーを見ていることだろう。うちのドライバーたちの時に見られたように、彼らはそういう(プレッシャーの高い)ポジションにはいないので、単純に狙っていくだろうね。彼(ロズベルグ)が他のレースよりも少しだけためらいがちになるのは想像できるはずだ」

ホーナーはハミルトンの状況を2010年のセバスチャン・ベッテルの状況と比較する。フェラーリドライバーだったフェルナンド・アロンソに15ポイント差をつけられて最終戦のアブダビを迎えた年だ。この時はフェラーリの作戦ミスによってベッテルがオッズをひっくり返し、圧倒的なパフォーマンスによってタイトルを勝ち取った。今週末のハミルトンも同じ思考で週末に臨むべきだとホーナーはいう。

「心理的に楽なのはルイスだと思うよ。彼にとってはFAカップの決勝戦だ。攻めるしかない。彼はレースに勝つしかないんだ。後のリザルトは自然の流れ。2010年のセバスチャンもそうだった。あの年は4人のドライバー――ルイス、フェルナンド、マーク(ウェバー)とセブ(ベッテル)――の争いだった。全員に優勝のチャンスがあったんだ。セバスチャンは周囲の出来事を一切気に留めず、自分の仕事に取り組んで素晴らしいレースをした」

「他者はやや緊張気味で、視点が狭まっていた・・・特にフェルナンドはマークのカバーに気を取られ、セブのことを忘れていたんだ。あのレースで彼はニコと似た状況で、トップ2でフィニッシュすればワールドチャンピオンになれるはずだった。だが、あのような展開になり、最終的な勝者となったのはセバスチャンだった」

「何事も当然と決めつけてはいけないという証明だね。1年の終わりにはエンジン、ギアボックス、どれもマイレージが蓄積している。信頼性が完全無欠だった者など誰もいないよ。できればそういうものがチャンピオンシップを決定づける要素であってほしくはないものだけど、ルイスにもこの最終戦、まだかなりのチャンスが残されているのは確かだ」

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