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リカルド、跳ね馬入りの可能性を否定せず

M.S.
2015年6月30日 « F1は重大な局面にあるとホーナー | ウェバーの証言にレッドブルは沈黙 »
© Sutton Images
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フェラーリ移籍のうわさを光栄に思うというダニエル・リカルドは常に勝利に挑戦できるチームにいたいと述べている。

昨年に非メルセデス勢として勝利を挙げたのはカナダGP、ハンガリーGP、ベルギーGPを制したリカルドだけだったが、今年のレッドブルはさらに遅れをとっており、これまでのところ表彰台に手が届いていない。レッドブルとの契約はあと3年残っていながらも、キミ・ライコネンのフェラーリでの将来が不確かであるために、オーストラリア出身でイタリアのパスポートも所有するリカルドの跳ね馬入りのうわさが持ち上がった。

将来に向けたモチベーションの中心は、昨年経験した勝利をさらに重ねることにあるとリカルドは言う。

ミルトンキーンズで開かれたレッドブルのメディアイベントでフェラーリとのうわさについて聞かれたリカルドは「あまり詳しく立ち入るつもりはない」と前置きしつつこう語った。

「契約とかそういうのを抜きにして一番大事なのが、僕は勝利を望んでいるってこと。今年に大きなフラストレーションを抱えているのはそのせいさ。僕らは勝てるポジションにいない。ドライバーとしてそれが唯一の希望だし、少なくともキャリアの現時点で僕はまだ若くハングリーで、多くのポテンシャルがあると感じている。これが僕の望みさ」

「フェラーリの話に戻れば、ああいうチームから評価されるのはうれしいし、賛辞と受け取ってどうなるか見てみるつもり」

フェラーリ移籍の可能性を否定できるかという質問に対して、リカルドは「それは難しいね。僕は何についてであれ、完全に否定することは決してないだろう。なぜなら、僕には契約というものについてそんなに経験がないから。そう長くF1にいるわけじゃないしね」と答えた。

「状況は変化し得ると確信している。何だって変わる可能性があるんだ。ディートリッヒ(マテシッツ/レッドブルオーナー)もそういうことを報道陣に話したし、何が起こるかなんて誰にも分からない。もう言ったように、なさそうだけど、否定はできない」

たとえ希望したところで、現行のレッドブルの契約から脱することができるかは分からないとリカルドは言う。

「契約には当然あれこれあって、"そう、フェラーリに行くんだ。それはそれってことで"なんて簡単に言えるわけじゃない。いろいろな要素があり、今のところ僕が契約について理解しているところからすれば、外へ出ていけるような感じではない。だけど、一方でレッドブルが来年に変化を遂げて、トップに戻れるとも感じているんだ。このチームに優秀な人たちがいるという考えは変わらない。それをやり遂げるだけの要因はあって、次のステップに進むだけのこと。それは正しいステップでなくてはならないし、僕らはそこに戻れると思っている」

これから数カ月におけるルノーの進展が最終的な決断のカギを握るとリカルドはほのめかした。

「あまり立ち入らずに、でも僕の立場から正直に言えば、僕らは少なくとも来年はギャップを縮めていく方向にあるという何らかの証拠や証明を必要としていると思う。ルノーはそうすることに前向きだし、彼らからのそのコミットメントが僕らには必要。これはクリスチャン(ホーナー/レッドブル代表)や他のトップの人たちがやることだけど、ステアリングを握るドライバーとして僕らがそれを見る必要があるのは明白だね。レッドブルはそれに値するチームだと思う。勝利できる要素がそろっていて、実際にそうできるパッケージにふさわしい。前進していくために、彼らがそれを示さなければならないと思う」

なお、レッドブルの首脳陣はリカルドの移籍を懸念していない様子だ。ヘルムート・マルコ博士はリカルドの契約が"防弾加工"だと述べており、チーム代表のクリスチャン・ホーナーもリカルドの残留を確信している。

「少なくとも3年間については彼がレッドブル以外のところにいくというリスクや話し合いはまったくない」とホーナーは語った。

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