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メカニックの荷造りを手伝ったベッテル

M.S.
2013年10月29日 « ロータス、暴言の応酬を謝罪 | F1デビューを逃すも"満足"のサインツJr. »
タイトル獲得直後に片づけを手伝ったというベッテル © Getty Images
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セバスチャン・ベッテル(レッドブル)はガレージで荷造りをするメカニックたちを手助けするためにインドでのタイトル祝勝パーティーを中断したという。

『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』の記者であるトビアス・グルナーは、レースの数時間後に自分と同じくドイツ出身のベッテルにお祝いを述べようとチームのガレージに立ち寄った。

「残念だけど握手できないんだ。僕の手は完全に汚れているからね!」とベッテルはグルナーに告げたとのこと。『Bild(ビルド)』紙によれば、『Radisson(ラディソン)』ホテルで行われたパーティーに早く合流できるよう、ベッテルはメカニックたちを手助けすることにしたという。

レッドブルのあるメカニックは『Independent(インデペンデント)』紙に「みんなが彼のこんな面を見てくれればと本当に思うよ」と話した。

しかしながら、ベッテルの人気がいまひとつ振るわないのはそのパーソナリティだけが原因なのではない。4度の王者となったベッテルがF1界の伝説であるミハエル・シューマッハやファン-マヌエル・ファンジオ、アラン・プロスト、アイルトン・セナらに本当に匹敵するのかをいぶかしむ声がある。

ベッテルの偉業はただエイドリアン・ニューイがライバルたちを上回ったのが理由なのか聞かれたバーニー・エクレストンは「私はそうは思わない」と回答。

「実際、どちらかといえば反対だ。F1ではマシンが大きな役割を担うのは否定できないが」とエクレストンは『Repubblica(レプブリカ)』紙に話した。

レッドブルのリザーブドライバーを務めるセバスチャン・ブエミはブラジル『O Estado de S.Paulo(オ・エスタド・デ・サンパウロ)』紙に、ベッテルは成功に向けて熱心に取り組んできたと述べる。

「レースに勝てば次の日にはすでにファクトリーにいて、次のレースに向けてシミュレーターで作業している。勝っているのはとにかく素晴らしいマシンがあるからだという見方は真実ではない。マシンのイメージがマーク(ウェバー)の与えるものであれば、間違いなく違ってくるはずだ」

トロ・ロッソ時代にテクニカル部門でベッテルのボスだったジョルジオ・アスカネッリは「セバスチャンは私にアイルトン(セナ)を思い出させる」という。アスカネッリは1980年代にセナのレースエンジニアを務めていた。

「彼はドライバーになるために生きている。セナのように、彼も負けることを嫌う。彼の目的は勝つことなのだ。その他の結果には意味がない」

また、レッドブルのヘルムート・マルコ博士は『Der Spiegel(デア・シュピーゲル)』に次のようにコメントした。

「フォーミュラBMWでセバスチャンは20戦中18勝を上げた。しかし、彼が考えていたのはなぜこの2戦で勝てなかったかだけだった」

インドGPの優勝でベッテルの連勝は6を数えた。今季10勝目にして、ベッテルのF1キャリアでは36勝目にあたる。

ドイツのモータースポーツ界で伝説的な存在であるハンス・ヨアヒム・シュトゥックはベッテルにはシューマッハが持つ91勝という記録を破ることが可能だと考えている。

「彼には15回のタイトル獲得も可能だ。そうできない理由があるかい? 彼はまだ素晴らしく若い。簡単に可能だ」とシュトゥックはオーストリア『Servus TV(セアブスTV)』に語った。

一方、『Blick(ブリック)』紙の報道によれば28日(月)の早い時間にチューリッヒに到着する予定だったベッテルだが、デリーからのフライトから降りてきた唯一のF1ドライバーはベッテルの友人であるキミ・ライコネン(ロータス)のみだったという。

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