Red Bull

/ News

  • ジャック・ビルヌーブ

マルチ21を父の死になぞらえるビルヌーブ

Me
2013年3月29日 « 驚きをもたらしたマルシャとビアンキ | マルシャ、2014年のエンジンは? »
ジャックは事故で父を失った。その引き金となったのがイモラの一件だったと考えられている © Getty Images
拡大

1997年のワールドチャンピオン、ジャック・ビルヌーブは、セバスチャン・ベッテルの謝罪がそう簡単に受け入れられていいのかと苦言を呈している。

日曜日のマレーシアGP後にベッテルは繰り返し、マーク・ウェバーに申し訳ないとコメントした。レッドブルのオーダーに背いてウェバーをパスし、勝利を奪ったことについてだ。

さらに彼は28日(木)にミルトン・キーンズのチームスタッフ全員に対しても謝罪したことをチーム代表のクリスチャン・ホーナーが明らかにした。

「彼はチームの存在が極めて重要であることを理解し、チームの一員であることがチャンピオンシップに挑戦するために欠かせないということを理解した」とホーナーは述べた。

だが率直な物言いで知られ、現在はテレビコメンテーターを務めるビルヌーブはドイツ誌『Auto Bild(アウト・ビルド)』にこう述べた。「弁解をするのは簡単だ」

「最終的に彼は勝利とポイントを手に入れた。でもマークは何も得られなかった。ベッテルが故意に下した判断だよ」

フランス系カナダ人のビルヌーブは、25歳のトリプルワールドチャンピオンが明らかな過ちを犯したと述べた。

「ドライバーはチームと契約して報酬を受け取っているんだから、彼らの希望に従うべきだ。すごく単純なことさ」とビルヌーブ。

セパンの騒動を彼は1982年の事件になぞらえた。ディディエ・ピローニが同様に"パスしてはならない"という合意を無視して、彼の父であるジル・ビルヌーブを抜いてイモラでチェッカーフラッグを受けた事件だ。

「無視するというのはとにかく間違っている」とビルヌーブは言う。「その例が僕の父とディディエ・ピローニだ。それが引き起こした問題を見てみなよ」

事実、ジルはピローニの行動に手が付けられないほど激怒し、それが直後に起きたゾルダーでの死亡事故につながったと考えられている。

いずれにせよ、今回の一件はレッドブルのチームメイト関係に決定的な亀裂を生んだというのがパドック内での共通認識だ。

「彼らはどうにかして残りのシーズンを乗り切るしかない」と元ドライバーのミカ・サロはフィンランド放送局『MTV3』に語った。

「来シーズン(レッドブル)はウェバーの代わりに別のドライバーを探すことになるだろうね」

© ESPN Sports Media Ltd.