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罰金多発のモナコGP

M.S.
2018年5月30日 « モナコGPにアクションを期待するのはお門違いとブラウン | フェルスタッペンにペナルティ »
© BORIS HORVAT / AFP
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シーズン第6戦モナコGPの週末にはピットレーンの速度違反で罰金を科されるチームが多かった。

グランプリ初日の木曜日には6件の速度違反が取り沙汰されたほか、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がコースアウトした後の復帰の仕方がスチュワードの審議対象となったものの、フェルスタッペンのコースオフを受けてイエローフラッグが振られていたことと、危険性がなかったことを理由におとがめなしの裁定が下っている。

さらに2件の速度違反が取り上げられた土曜日にはフェルスタッペンがフリー走行でクラッシュし、ギアボックス交換とMGU-Kの交換で計15グリッドの降格処分を言い渡された。フェルスタッペンは予選で走行できなかったため、いずれにせよ最後方からのスタートを強いられたことに変わりはない。

決勝ではレース開始3分前を告げるシグナルまでにセルゲイ・シロトキン(ウィリアムズ)のホイール装着が完了しないという珍事が発生。これはグリッドでホイールのアセンブリに問題が生じたためだった。これによって10秒のストップ・アンド・ゴーペナルティを科されたシロトキンにはさらに、ペナルティを消化している際にマシン上で作業が行われた疑いが持たれたものの、チームメンバーがマシンの近くにいただけで実際には作業をしていなかったことが分かっている。

決勝レース中にピットレーンでの速度違反を犯したブレンドン・ハートレー(トロ・ロッソ)には5秒のタイムペナルティが発令された。また、ハートレーはザウバーのシャルル・ルクレールと接触したものの、これはルクレールのマシントラブルが原因だったことからレーシングアクシデントとして処理されている。

モナコGPの週末を通してスチュワードが審議し、何らかの処分を下したインシデントおよびペナルティの詳細は以下の通り。

モナコGP初日:5月24日(木)

【木曜フリー走行1回目】

◆ピエール・ガスリー(トロ・ロッソ)
違反内容:ピットレーンを時速66.1kmで走行、FIA F1スポーティングレギュレーション第22条10項に違反
裁定:トロ・ロッソに罰金700ユーロ(約9万円)
裁定理由:カーナンバー10(ガスリー)が本イベントで時速60kmに設定されているピットレーンの速度制限を時速6.1km超過したため。

◆ランス・ストロール(ウィリアムズ)
違反内容:ピットレーンを時速61.8kmで走行、FIA F1スポーティングレギュレーション第22条10項に違反
裁定:ウィリアムズに罰金200ユーロ(約2万6,000円)
裁定理由:カーナンバー18(ストロール)が本イベントで時速60kmに設定されているピットレーンの速度制限を時速1.8km超過したため。

◆ランス・ストロール(ウィリアムズ)
違反内容:ピットレーンを時速62.9kmで走行、FIA F1スポーティングレギュレーション第22条10項に違反
裁定:ウィリアムズに罰金300ユーロ(約3万8,000円)
裁定理由:カーナンバー18(ストロール)が本イベントで時速60kmに設定されているピットレーンの速度制限を時速2.9km超過したため。

【木曜フリー走行2回目】

◆シャルル・ルクレール(ザウバー)
違反内容:ピットレーンを時速66.4kmで走行、FIA F1スポーティングレギュレーション第22条10項に違反
裁定:ザウバーに罰金700ユーロ(約9万円)
裁定理由:カーナンバー16(ルクレール)が本イベントで時速60kmに設定されているピットレーンの速度制限を時速6.4km超過したため。

◆カルロス・サインツ(ルノー)
違反内容:ピットレーンを時速63.2kmで走行、FIA F1スポーティングレギュレーション第22条10項に違反
裁定:ルノーに罰金400ユーロ(約5万1,000円)
裁定理由:カーナンバー55(サインツ)が本イベントで時速60kmに設定されているピットレーンの速度制限を時速3.2km超過したため。

◆セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
違反内容:ピットレーンを時速61.0kmで走行、FIA F1スポーティングレギュレーション第22条10項に違反
裁定:フェラーリに罰金100ユーロ(約1万3,000円)
裁定理由:カーナンバー5(ベッテル)が本イベントで時速60kmに設定されているピットレーンの速度制限を時速1.0km超過したため。

モナコGP2日目:5月26日(土)

【土曜フリー走行】

◆セルジオ・ペレス(フォース・インディア)
違反内容:ピットレーンを時速61.6kmで走行、FIA F1スポーティングレギュレーション第22条10項に違反
裁定:フォース・インディアに罰金200ユーロ(約2万6,000円)
裁定理由:カーナンバー11(ペレス)が本イベントで時速60kmに設定されているピットレーンの速度制限を時速1.6km超過したため。

【予選】

◆フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)
違反内容:ピットレーンを時速62.2kmで走行、FIA F1スポーティングレギュレーション第22条10項に違反
裁定:マクラーレンに罰金300ユーロ(約3万8,000円)
裁定理由:カーナンバー14(アロンソ)が本イベントで時速60kmに設定されているピットレーンの速度制限を時速2.2km超過したため。

◆マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
違反内容:ギアボックス交換、FIA F1スポーティングレギュレーション第23条5項(a)に違反
裁定:5グリッド降格
裁定理由:カーナンバー33(フェルスタッペン)のギアボックスが6戦連続の使用期間を満たす前に交換されたため。

◆マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
違反内容:3基目のMGU-Kを使用、FIA F1スポーティングレギュレーション第23条3項(a)に違反 裁定:3基目のMGU-K使用に対する10グリッド降格(いずれかのコンポーネントが3基目に至るのは初めて) 裁定理由:FIA F1スポーティングレギュレーション第23条3項(a)および第23条3項(b)に則り、上記の違反に対して10グリッド降格のペナルティが適用された。チームは5月26日(土)18時10分にパワーユニットエレメントの交換を技術委員に通知した。

モナコGP決勝:5月27日(日)

【決勝】

◆セルゲイ・シロトキン(ウィリアムズ)
違反内容:3分のシグナル時にホイールの装着が未完了、FIA F1スポーティングレギュレーション第36条4項に違反
裁定:10秒のストップ・アンド・ゴーペナルティ
裁定理由:第38条3項(d)に則り、上記ペナルティを科すものとする。

◆ブレンドン・ハートレー(トロ・ロッソ)
違反内容:ピットレーンを時速61.5kmで走行、FIA F1スポーティングレギュレーション第22条10項に違反
裁定:5秒のタイムペナルティ
裁定理由:カーナンバー28(ハートレー)が本イベントで時速60kmに設定されているピットレーンの速度制限を時速1.5km超過したため。

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