モナコGP

/ News

  • メルセデス

ベッテルの逆転は意図的なものではないとウォルフ

M.S.
2017年5月29日 « アロンソのリタイアは「ショックだが驚かなかった」とブラウン | こんな週末は繰り返せないとハミルトン »
© Zak Mauger/LAT/Sutton Images
拡大

メルセデス・ベンツ・モータースポーツ責任者のクリスチャン・トト・ウォルフはライバルチームであるフェラーリがキミ・ライコネンではなくセバスチャン・ベッテルを勝たせるべくモナコGPを組み立てたとの見方を否定した。

ポールシッターのライコネンはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)とバルテリ・ボッタス(メルセデス)のピットストップに反応してタイヤ交換に向かうまで、決勝レースをリードしていた。一方、フェラーリはそれまで2番手だったベッテルをコース上にとどまらせることを選択。前にマシンのない状態で5周を走ったベッテルはファステストラップを連発し、自身のピットストップが終わったときにライコネンを抑えることに成功した。

ベッテルは今回の順位入れ替えがタイトル争いを有利にするために計画されたものではないと話したが、モナコGP後にドライバーズチャンピオンシップでベッテルの25ポイント後方に下がったメルセデスのルイス・ハミルトンはフェラーリが今季のタイトルを戦うドライバーとしてベッテルを選んだとのだと考えている。しかしながら、ウォルフの見解によればフェラーリにとってこの戦略が確実なものだったはずはないという。

「タイヤがどういったパフォーマンスを見せるかははっきりしていなかった」とウォルフは説明する。

「彼らは2人のドライバーのうちの一人をピットインさせ、スーパーソフトに替える必要があったが、スーパーソフトの速さが十分ではなく、セバスチャンがユーズドのウルトラソフトで鮮やかなラップをこなし、キミに対するアドバンテージを得るなどといかに計画できただろう。彼らがそういったことを予測していたとは思わない。結局のところ、彼らのチームとドライバーズチャンピオンシップにとっては適切な結果となったが、そのように画策されたものだとは考えていない」

「彼らはついにかつての1-2の位置に戻り、なぜ然るべきドライバーが勝ったのかを説明しなければならない状況になっている。何より、彼らは勝利にふさわしかった。最速のマシンを手にしていたからこそ、チームとして1-2という結果は良かったし、われわれからもお祝いしたい。彼らを称賛すべきだと思う」

モナコで厳しい週末を送ったメルセデスにとって、バルテリ・ボッタスの4位が何とか手にできた最大限であり、ハミルトンは13番グリッドから7位でのフィニッシュライン通過までリカバーした。ウォルフの願いはモナコGPが2017年のワーストレースになることだ。

「われわれのターゲットはこのレースをシーズンワーストとすること。(2015年)シンガポールGPのような例外とするのだ。とにかくタイヤを適切なウインドーに持っていくことが重要で、われわれのマシンは速いが、タイヤがお好みではないようだ。フェラーリは最初から最後までマシンをしっかりと接地できていたので、われわれはこの理由を理解しなければならない」

「両ドライバーが等しくコンペティティブ、もしくは競争力がないように見え、それがシーズンを通して違ってきた。私はうちのメンバーに自信を持っており、彼らはより距離を重ねてデータを集め、理解を深めていくはずだ。これからまた難しい週末に直面するのかどうかは分からない。普通なら、より進んでいくにつれてわれわれにとっては良くなっていく」

© ESPN Sports Media Ltd.