モナコGP

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0.04秒差の大接戦を制してライコネンがポール獲得!

Jim
2017年5月27日
© Mark Sutton/Sutton Images
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魅惑の街モンテカルロを舞台に開催中の2017年FIA F1世界選手権第6戦モナコGPは27日(土)に予選セッションが行われ、フェラーリのキミ・ライコネンが大接戦を制して2008年フランスGP以来となるポールポジションを獲得した。

今年もF1は各レースに3種類のドライタイヤが持ち込まれ、チームとドライバーは週末に使用する13セットのうち10セットを自由に選択できる。モンテカルロにソフト、スーパーソフト、ウルトラソフトを持ち込んだピレリは予選Q3用にウルトラソフトを1セット確保するよう指定している。レースではソフトもしくはスーパーソフトのいずれかを1セット、必ず使用しなければならない。

予選を前に行われた土曜フリー走行ではフェラーリのセバスチャン・ベッテルがコースレコードを更新してタイムシート最上位に立ち、メルセデス勢は本調子を発揮できずに苦戦を強いられていた。

週末を通して好天に恵まれるモナコはセッション開始時の気温が25度、路面温度52度、湿度39%のドライコンディション。Q1スタート前にピットレーン出口に並んだフェラーリの2台がオープンと同時にコースへと飛び出していった。トロ・ロッソとレッドブルはライバルと始動のタイミングをずらしている。

土曜フリー走行終盤にクラッシュを喫してマシンにダメージを負ったフォース・インディアのエステバン・オコンは予選が始まっても修復作業が完了しておらず、時間との勝負が続いたが、開始から8分ほどで無事にコースインした。

序盤のアタックが完了してトップに立ったのはレッドブルのマックス・フェルスタッペン。1分13秒078をマークした。2番手にベッテルが続き、ライコネンが3番手、4番手のダニエル・リカルド(レッドブル)までが0.141秒差と混戦の様相を呈している。

上位勢は終盤のアタックに参加せず、下位グループを中心にタイム更新に臨み、最終的に16番手以下でQ1敗退を喫したのはオコン、ジョリオン・パーマー(ルノー)、ランス・ストロール(ウィリアムズ)、パスカル・ウェーレイン、マーカス・エリクソン(共にザウバー)だ。エリクソンはペースを上げながらラストアタックに挑んでいたところ、ヌーベルシケイン手前で左リアタイヤをガードレールにぶつけてしまい、エスケープロードに逃げ込んでマシンを止めている。

レッドブルとフェラーリが好ペースを発揮する中、メルセデスがいまだ本調子を取り戻せない。バルテリ・ボッタスが何とか5番手に食い込むも、ハミルトンはQ1で10番手どまりだ。

15分間で争われたQ2もピットレーンオープン前から行列ができ、ボッタスが真っ先にコースイン。ライバルたちも続いて順次、アタックを開始していった。フェラーリコンビが速さを示し、まずはライコネンが1分12秒780を刻んでトップに立ち、0.008秒差でフェルスタッペンが2番手、3番手につけたベッテルと4番手のボッタスもライコネンからは0.1秒程度しか遅れていない。

Q2終盤のアタックではライコネンが1分12秒231をたたき出してライバルを引き離しにかかる。ベッテルも好ペースでラップをまとめるが、ライコネンには及ばず2番手につけ、フェルスタッペンが3番手に食い込んだ。

マシンの感触が向上しない様子のハミルトンはラストアタックにすべてをかけるが、目前を走っていたマクラーレンのストフェル・バンドールンがスイミングプール区間でクラッシュを喫したために減速を余儀なくされた結果、ハミルトンはラップを完了せずにピットに引き上げた。バンドールンは土曜フリー走行でオコンがクラッシュした時と同様、シケイン手前のガードレールに右フロントタイヤをこすってしまい、マシンにダメージを負った状態で縁石に乗り上げ、その勢いのままガードレールに突進、黄旗が振られた結果、ハミルトン以外にも複数のドライバーがアタック断念を強いられている。

バンドールン自身は7番手でQ2を突破したが、以降のセッションには参加できない。

Q2敗退を喫したのは11番手以下、ダニール・クビアト(トロ・ロッソ)、ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)、ケビン・マグヌッセン(ハースF1)、ハミルトン、フェリペ・マッサ(ウィリアムズ)だ。

ポールポジションが決するQ3はトロ・ロッソのカルロス・サインツを先頭に各車が始動し、バンドールンと予選トップ10入りを決めたジェンソン・バトンのマクラーレン勢を除く8名がコースに向かった。Q3序盤はライコネンが1分12秒296をマークしてトップに立ち、リカルドとベッテルが0.7秒差で続いている。

バトンも加わった最終ランではライコネンがさらにペースアップを成功させて1分12秒178をたたき出し、ポールポジションに一歩近づく。その後、ベッテルとボッタスも自己ベストを更新するが、それぞれライコネンに100分の4秒届かず、結果、ライコネンが一番時計を達成した。0.043秒差だったベッテルが2番手に入り、フェラーリがフロントローを独占。0.045秒差ながら3番手となったのがボッタスだ。

4番手にフェルスタッペン、以下、リカルド、サインツ、セルジオ・ペレス(フォース・インディア)、ロマン・グロージャン(ハースF1)、バトンが9番手タイムを残している。Q2でクラッシュしたバンドールンは予選10番手ではあるが、前戦でインシデントを起こした責任を問われて3グリッド降格処分を受けており、スターティンググリッドは3つ後退する。また、バトンもエンジンペナルティにより15グリッド降格処分を科せられているため、最後尾から久々のF1レースに挑むことになる。

モナコGP決勝は28日(日)日本時間21時にスタートする予定だ。

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