モナコGP

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リカルドが初ポールポジション!

M.S.
2016年5月28日
© Mark Sutton/Sutton Images
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F1カレンダーの中でも最も華やかな雰囲気をたたえるモンテカルロ市街地サーキットにて、28日(土)日本時間21時から2016年FIA F1世界選手権第6戦モナコGP予選が実施された。

今年は各レースに3種類のドライタイヤが持ち込まれ、チームとドライバーは週末に使用する13セットのタイヤ中、10セットをその中から自由に選択できる。ストリートサーキットが舞台の今回は2016年から導入されたウルトラソフトが初お目見えし、他にはソフトとスーパーソフトが用意された。ピレリは予選Q3用にウルトラソフトを1セット確保するよう指定している。

初日前半のセッションではメルセデスのルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグが1-2を決めたものの、後半にはレッドブルのダニエル・リカルドがトップに立ち、予選前に行われたフリー走行では上位4名が0.06秒以内という接戦の中、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が最速タイムをマークした。

セッション開始時の天候は晴れ、気温21度、路面温度40度、湿度53%のドライコンディション。Q1スタート前からピットレーン出口にはマシンが列をつくり、オープンと同時にコースへと飛び出していった。

しかし、15名がコースインしたところでフェリペ・ナッサー(ザウバー)のマシンが白煙を吹き上げ、トンネルを抜けたところでストップ。マシン撤去と路面に残ったオイルの清掃のために赤旗が掲示され、数分にわたってセッションは中断された。この時点でレッドブル勢やマクラーレンのフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)は一度もコースに出ていなかった。

再開後はベッテルが暫定トップにつけ、ハミルトン、ロズベルグ、リカルドに続いてトロ・ロッソのダニール・クビアトとカルロス・サインツが5番手と6番手に並んだ。ノータイムだったフェルスタッペンとアロンソもライバルたちに遅れてタイムアタックに乗り出したものの、フェルスタッペンはターン15からターン16に向かう部分で右サイドのウオールに接触してサスペンションを破損し、全体のコントロールを失ってその先のガードレールに突っ込んだ。

この事故を受けてQ1で2度目の赤旗が振られ、セッションは残り時間6分とわずかの段階で再開された。アロンソは11番手で最初の関門を突破し、17番手に終わったマーカス・エリクソン(ザウバー)をはじめ、ジョリオン・パーマー(ルノー)、リオ・ハリアント(マノー)、パスカル・ウェーレイン(同)と、タイムを残せなかったフェルスタッペン、ナッサーがここで予選を終えている。

Q2が始まるとトロ・ロッソの2台が真っ先に始動し、まずはハミルトン、ロズベルグ、リカルド、ベッテル、クビアトが上位に並んだ。全車がウルトラソフトでタイムアタックに挑む中、リカルドは2度目のタイムアタックでスーパーソフトを選択する。このタイヤで自己ベスト更新に成功したリカルドは、日曜日の決勝レースを周囲のライバルより耐久性に優れるスーパーソフトでスタートできることになった。

Q3にコマを進めたのは1分14秒043を刻んだロズベルグを筆頭にハミルトン、ベッテル、リカルド、ライコネン、クビアト、カルロス・サインツ(トロ・ロッソ)、セルジオ・ペレス(フォース・インディア)、ニコ・ヒュルケンベルグ(同)、アロンソの10名。

11番手バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)以下、グティエレス、ジェンソン・バトン(マクラーレン)、フェリペ・マッサ、グロージャン、ケビン・マグヌッセン(ルノー)がQ2でノックアウトされた。

Q3開始直後、ハミルトンがピットレーンを出る直前にエンジントラブルに見舞われ、メカニックの手によって急ぎガレージに戻される。コース上ではリカルドが1分13秒622をたたき出し、ロズベルグやベッテルといった強力なライバルを抑えた。

初回アタックではリカルド、ロズベルグ、ベッテル、ライコネン、ヒュルケンベルグがトップ5に名を連ねており、タイヤ選択はほぼ全員がウルトラソフトを履く中でヒュルケンベルグとそのチームメイトである9番手のペレスだけがスーパーソフトだった。

残り6分でハミルトンが1回目のタイムアタックを仕切りなおし、2度目の走行に向かう面々を含め10名のドライバーがコース上に出そろう。フォース・インディア勢もこのときにはウルトラソフトを装着していた。

ハミルトンはペースが上がらない模様だったが、最後のラップで3番手に飛び込む。リカルドは自己ベスト更新ならずもトップを守りきり、自身初のポールポジションを獲得した。

ロズベルグが2番手に続き、以下ハミルトン、ベッテル、ヒュルケンベルグ、ライコネン、サインツ、ペレス、クビアト、アロンソが予選トップ10に入っている。

なお、土曜フリー走行でギアボックスに問題が発生したライコネンは6戦連続で使用する前にこれを交換したため、今回の予選結果から5グリッド降格されることになっている。

モナコGP決勝は29日(日)日本時間21時スタート予定だ。雨の可能性が予測される決勝レースもお楽しみに!

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