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ロズベルグがハミルトンを抑えてポール獲得!

M.S.
2014年5月24日
地元でポールポジションを手にしたロズベルグ © Sutton Images
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伝統と華麗さを併せ持つモンテカルロ市街地サーキットにて、24日(土)日本時間21時から2014年FIA F1世界選手権第6戦モナコGP予選が実施された。

これまでに3回実施されたフリー走行では、ウエット路面でスタートした木曜フリー走行2回目以外のセッションでルイス・ハミルトン(メルセデス)がトップタイムを記録しており、土曜フリー走行ではハミルトンがスーパーソフトコンパウンドで1分16秒758をたたき出した。メルセデスに挑戦できる唯一の勢力と言われるレッドブルからダニエル・リカルドが同セッションで2番手に入り、ニコ・ロズベルグ(メルセデス)が3番手に続いている。

この市街地サーキットに持ち込まれたドライタイヤは最も柔らかい組み合わせのソフトコンパウンドとスーパーソフトコンパウンドだった。予選スタート時の天候は晴れ、気温26度、路面温度は現地午前から大きく上昇して46度のドライコンディションだった。

17分のQ1開始前からロズベルグとハミルトンをはじめ数台のマシンがピットレーン出口で待機し、セッションスタートと同時にコースへ飛び出して行く。対照的に、レッドブル勢は他の陣営がすべてコースインしてもガレージから動かなかった。

タイヤはソフトを選んでいるメンバーが多いものの、ザウバーやロータス、ケータハム、マルシャらはスーパーソフトを選択。1分17秒台に入れたロズベルグがトップに立ち、1分18秒台のハミルトンが2番手につけるも、スーパーソフトを履いたロータスのパストール・マルドナドがメルセデスの間を割って2番手に飛び込んだ。

一方、市街地サーキットは初挑戦の新人ダニール・クビアト(トロ・ロッソ)がヌーベルシケインでリアのコントロールを失ってバリアに衝突し、ノーズ部分にダメージを負ってしまう。幸いにも自走は可能で、クビアトはそのままピットへと引き上げていった。

レッドブルコンビ以外の20名がひと通りタイムを残したタイミングでセバスチャン・ベッテルとリカルドもようやく始動し、ロズベルグ、ハミルトン、リカルド、ロマン・グロージャン(ロータス)、ベッテルの形でいったんオーダーは落ち着いている。

残り5分を切るとアロンソ以外の21台がコースに出ている状態に。やや遅れてアロンソもそれに合流し、3.3kmのサーキットは自己ベスト更新を目指すドライバーたちで混み合った。メルセデスとレッドブル以外の全マシンがスーパーソフトタイヤを履いている。

タイトな市街地コースを攻めあぐねてコースアウトするマシンも見られる中、残り時間わずかの時点でケータハムのマーカス・エリクソンがコーナーを曲がりきれずにバリアに接触。アタックラップに入っていたエリクソンに道を譲る形でその外側を走っていたウィリアムズのフェリペ・マッサがそれに巻き込まれ、2台そろってストップしてしまった。

ほどなくしてセッションは終了し、17番手のエステバン・グティエレス(ザウバー)以下、エイドリアン・スーティル(同)、ジュール・ビアンキ、マックス・チルトン(共にマルシャ)、小林可夢偉(ケータハム)、エリクソンがここでノックアウトされた。

Q1をトップで通過したのはオプションタイヤで強豪チームを打ち破ったトロ・ロッソのジャン-エリック・ベルヌだった。

エリクソンとマッサの接触はスチュワードによる審議の対象となっている。また、グティエレスがセルジオ・ペレス(フォース・インディア)の走行を妨害した可能性についても審議が行われ、マルドナドとクビアトがかかわったインシデントも予選後の審議対象となった。

Q2開始前にもロズベルグとハミルトンに続いて数台がピットレーンに列をなした。ほぼ全員がスーパーソフトタイヤを装着してガレージを後にしたが、マシンにダメージを負ったマッサに加え、ベッテルもピットを離れずに様子を見ている。

1分16秒台を刻んだロズベルグとハミルトンを先頭にライバルたちのタイムが出始めた後で、ベッテルもタイムアタックにとりかかる。まずは1分16秒682を刻んだロズベルグにハミルトン、リカルド、ベッテル、アロンソと並ぶ形になった。

ベッテルはマシンに生じた問題を解決するようチームに求めつつピットへ戻ったものの、残り3分を切ってそのベッテルを含むマッサ以外の全マシンが再びコース上に集結。終了間際にはハミルトンが全セクターで最速タイムをたたき出してトップへ躍り出る。

後方ではQ1で接触のあったクビアトが7番手にジャンプアップし、初めてのモナコGP予選でQ3行きの切符を手にした。

Q2で予選を終えたのはフォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグをはじめ、ジェソン・バトン(マクラーレン)、バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)、グロージャン、マルドナド、そしてマッサだった。

Q3には1分16秒354を記録したハミルトンを筆頭に、ロズベルグ、ベッテル、アロンソ、リカルド、キミ・ライコネン(フェラーリ)、クビアト、ケビン・マグヌッセン(マクラーレン)、ベルヌ、ペレスらがコマを進めている。

トップ10のグリッドを懸けたバトルが始まるとペレスが真っ先にコースへ向かい、他の9名も順次タイムアタックをスタートした。初回のアタックではハミルトンが1分16秒フラットを刻むも、ロズベルグのタイムは1分15秒台に突入。この2人にリカルドとベッテルのレッドブル勢、さらにアロンソとライコネンのフェラーリデュオが続いた。

ラストアタックに向けて各車いったんピットへ帰還した後にタイム争いが再開し、メルセデスコンビではロズベルグの方が先にコントロールラインを通過する。しかし、ロズベルグはミラボーで挙動を乱してエスケープゾーンにマシンを逃し、自己ベスト更新に挑むことができないままライバルのタイムアタックを見守るばかりとなった。

それでも勝利の女神が微笑んだのはモナコで育ったロズベルグの方だった。ハミルトンは最後のアタックでペースを上げることができず、1分15秒989をマークしたロズベルグが2年連続でモナコのポールポジションをつかみとっている。

2番手以降はハミルトン、リカルド、ベッテル、アロンソ、ライコネン、ベルヌ、マグヌッセン、クビアト、ペレスのオーダーでモナコGP予選は決した。

モナコGP決勝は25日(日)日本時間21時スタート予定。決勝レースもお楽しみに!

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