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2013年第6戦ドライバーコメント決勝

Jim / Me / M.S.
2013年5月27日 « メルセデスのテスト騒動はFIAの手に | テスト騒動、FIAの条件を満たしていない可能性も »

快晴に恵まれたモナコ公国のモンテカルロ市街地サーキットで伝統の一戦、モナコGPが開催された。

シーズン第6戦はタイトでツイスティなコース特性もあって中盤から終盤にかけて荒れ気味の展開に。ポールポジションからスタートしたメルセデスのニコ・ロズベルグが終始、安定した走りを披露して優勝を果たしている。父ケケ・ロズベルグが1983年にモナコを制して30年の時を経て息子もモナコウイナーに輝いた。

レッドブルのセバスチャン・ベッテルとマーク・ウェバーがダブル表彰台を達成し、フロントロースタートだったロズベルグの相棒ルイス・ハミルトンは4位でゴールした。

レースを終えたドライバーやチーム関係者のコメントは以下の通り。

レッドブル

セバスチャン・ベッテル(2位)

「ここはオーバーテイクがすごく難しいのは分かっていたから、結果には満足だよ。ニコを祝福したい。彼はとてもいい仕事をしてレースをコントロールしていた。彼にはペースがあり、僕らが少しでも近づこうとすると反応できるタイヤを持っていた。僕のスタートはファンタスティックだったんだけど、スペースがなかったよ! メルセデスを2台とも抜けたと思うんだけど、スペースがなくて緩めるしかなかった。マークも迫ってきていて1コーナーはすごくタイトだった。序盤のスローペースにはちょっと驚いた――前にいるのは2台のシルバーアローのはずなんだけど、今日の最初の数周はまるで徐行しているバスみたいだった。でも彼らの作戦は明らかだったし、とてもいい仕事ぶりだった。ルイスを抜いた僕らの戦略は良かったよ。再スタートは厳しかったけど、結果には満足。チームの功績だ。この場所は僕らに合っているようだね。チームのみんなとすべてのパートナーにおめでとうって言いたい――2台で表彰台なんて素晴らしいよ」

マーク・ウェバー(3位)

「まずはニコに祝福を述べたい。ここで勝つことはすごく特別だし、彼はすきのない週末を過ごした。ここではそれが必要なんだ。先頭からスタートしてもその後をうまくやる必要がある。彼はよくやったよ。僕らは2列目スタートだったからやや厳しいのは分かっていた。でも今日は驚くほどいいスタートができたから、1コーナーまでの距離が最短なのが恨めしかった。セブと僕は行き場をなくしてリフトオフを強いられ、ニコとルイスはちょっと微妙な感じだった。このスタートを今後に生かしたいね! あとは基本的にタイヤをセーブして1ストップを成功させることがすべてだった。レースが行列になるのは予想できたことで、その場合2ストップでは渋滞に巻き込まれるだろうから選択肢になかった。かなり長く走らなければいけなかったから、どのドライバーもタイヤをいたわっていたよ――ストップでルイスを抜けたのは良かった」

クリスチャン・ホーナー(チーム代表)

「2台のピットレーンでの時間を最小限にとどめて、2位と3位というのはチームにとって非常にポジティブなチームリザルトだ。皆が1ストップ作戦を選んだため、行列の続くレースとなった。われわれはピットストップとセーフティカーピリオドで2台を前に出ることができた。モナコでオーバーテイクは不可能だから、すべてはいかにタイヤを温存し、レースの最後までペースを管理するかにかかっていた。セバスチャンがファステストラップを出したことから分かるように、ペースは持っていた。2位と3位は今日のわれわれのグリッドポジションから最善の結果だったと思われる」

フェラーリ

フェルナンド・アロンソ(7位)

「いつもなら日曜日はペースがいいけど、今日は残念ながらペースを発揮できなかった。昨日、競争力がなかったことについては悲観的になっていない。これまではずっとレースで取り戻してきたからね。今日はそうならなかっただけ。もしかしたらトラクション不足が影響したのかもしれない。その問題はバーレーン前に確認していた。今回のレースは週末を通して本当に難しかったし、予選の結果、失うものが何もないドライバーたちの集団に埋もれた。もしシケインをカットしていなければ、ペレスとの接触は避けられなかっただろうし、ロウズでのスーティルとも同じことが言える。セルジオがやったことについて、あまり言うことはない。彼のアプローチは2008年や2009年の僕自身を思い起こさせる。チャンピオンシップを争っていなければリスクを取りやすい。でも今日の僕にとってはレースをフィニッシュすることが重要だったし、できるだけ多くのポイントを勝ち取ることが大事だった。あのアプローチによってベッテルとのギャップは広がっちゃったけど、ランキングではキミとの差を縮められたし、いずれベッテルにも近づくチャンスは必ず来ると思っている。今日の結を見て次のカナダに向けて頭を抱えることはない。モナコは独自のルールがあるから。セットアップも違うし、戦略だっていつもとは異なる。オーバーテイクがほぼ不可能な場所だ。改善の余地はまだまだある。それでも自信を持って前に進みたい」

フェリペ・マッサ(リタイア)

「今日のレースは昨日の午前中に行われた3回目のフリー走行で起きたのと同じサン・デボーテのコーナーでアクシデントがあり、28周目に終わってしまった。予防措置として検査を受けるため病院に搬送されたけど、幸いすべて問題なし。僕は大丈夫。首にちょっと傷みがあるけど、深刻なものじゃない。今は体調を整えてモントリオールのレースに挑むことを楽しみにしている。僕にできるのは今回の最悪の週末を忘れて、残りのシーズンで活躍することを考えるのみだ」

パット・フライ(シャシーディレクター)

「まず何よりも、フェリペが無事でうれしい。今日のアクシデントは3回目のフリー走行で発生したのと非常に似ているが、この2つのインシデントはまったく異なるものである。昨日と違い、今日のインシデントはマシンの左フロントに問題が起きていた可能性があり、まだ正確に何が起きたかを語るには早すぎるが、マラネロに戻り、この先数日をかけて的確な原因を突き止めるつもりだ。レースに関しては、基本的にこのコースは限界でレースをするところにドライバーたちがはまっていると思うが、今回は誰もが期待していたモナコGPではなかったのではないだろうか。今日は先頭グループのペースが遅く、どちらかと言うと抑制されたレースだったように思う。団子状態になった結果、後ろについている者の戦略の選択肢が減ってしまったことは明らか。特に後続が上位勢と同じようなペースで走っていただけに、ピットストップを行い、トラフィックを抜けるスペースを見いだすことは不可能だった。さらに、セーフティカー導入と赤旗が相次いだため、レース後半も同じ理由が当てはまる。したがって、今回は数回のリスキーなオーバーテイクチャンスがあっただけで、レース全体を通して行列が続いた」

ステファノ・ドメニカリ(チーム代表)

「フェルナンドのレース結果に限らず、フェリペを襲った最悪のアクシデントも含め、今週末に満足することはできない。幸い、衝撃は激しかったもののフェリペは無事で、すでに戻ってきている。数日をはさめば完全な状態になると信じているし、モントリオールのレースも問題ないだろう。すべての災難を除けば、テクニカル的な問題がいくつか発生した複雑なレースだった。われわれにとって重要なのはカナダですぐに対応できるよう、これまでのレースのように競争力をはっきできなかった理由を理解すること。目標は今も予選の改善であり、今までに見せてきたようなペースを取り戻すことだ」

マクラーレン

ジェンソン・バトン(6位)

「最初はあまり見通しが良くなかったけれど、モナコGPは何が起きるか分からないから最後の最後までへこたれずにがんばらなきゃいけないレース。今日がそうだったようにね。序盤のラップは良かった。エイドリアン(スーティル)をオーバーテイクし、ヘアピンでもフェルナンドを追い抜こうとトライしてみた。彼のリアホイールに触れちゃって、チェコ(ペレスの愛称)がトンネルを出た後、ハーバーシケインに向けたブレーキングで僕に仕掛けていたのにあまり注意を払っていなかったんだ。リスタート後はエイドリアンもヘアピンにかけて本当にいい動きを見せてきた。僕も序盤にフェルナンドに仕掛けてダメだったから正直、抜けるとは思っていなかったんだ。最後の数周はチェコとキミ(ライコネン)がぶつかったことで突如、その後ろにいた人たちの争いになった。彼らはマシンにダメージを負っていてペースが落ちていたからね。僕はラスカスでフェルナンドのインサイドに飛び込み、チャンスを生かした。とても楽しかったし、おかげで6位だ。チェコがレース終盤にリタイアしてしまい、大量点を獲得できなかったから残念に思う。実現していればチームにとっては大きな後押しになっただろうけど、僕は貴重なポイントを獲得できたし、前がクリアな状況でのペースは良かったから今日のレースで得られたポジティブなこともある」

セルジオ・ペレス(16位完走扱い)

「最高のレースになるはずだったのに。レースを通して何台もオーバーテイクした。ただ、僕的にはトンネルを出た後、僕がキミを追い抜こうとしたとき、キミが僕に十分なスペースを残してくれなかったと思っている。その結果、僕はハーバーシケインへの進入でウオールの間に挟まれてしまった。本当に悔しい。あそこではジェンソンとフェルナンドをオーバーテイクしていたし、ジェンソンに抜き返されたのもあの場所だ。でも、キミとのクラッシュは避けられなかった。もちろん、モナコではどんな追い抜き行為もリスキーではある。ただ、結局のところお互いに少しずつスペースは残すべきなんだ。接触したせいで、僕のブレーキダクトが影響を受け、フロントブレーキがオーバーヒートした。実際、ブレーキが効かなくなっていたからね。必死にドライブして速さを示せていたグランプリをリタイアしなきゃいけないなんてイライラする。ゴール目前だっただけに余計にそう思う。つまりはとってもガッカリしているってこと。自分にとってもそうだけど、それと同じくらいチームにとっても残念だ」

マーティン・ウィットマーシュ(チーム代表)

「ジェンソンが午後を通して素晴らしいドライビングを披露し、6位でゴールしてくれた結果、貴重な8点のチャンピオンシップポイントを手に入れられた。チェコも多くの選手権ポイントを記録できる見込みがあったものの、キミとの一件でブレーキダクトの機能に障害が発生し、最終的にはブレーキを失っている。彼の失望は理解できること。ただ、良い面を見れば彼は闘争的でほぼすべてのラップで楽しませてくれた。それ以上に、彼は本当に速かったと思うのでそれが何よりも重要だ。マクラーレンはこれまでにモナコGPで15勝を挙げている。他のチームと比較しても多い方だ。したがって、当然、今日その記録を16に伸ばせなかったことは非常に残念に思っている。とはいえ、複雑な気持ちもある。MP4-28の開発傾向がポジティブであることは間違いない。次のレースはカナダGP。過去に13勝を記録するレースだ。加えて、マクラーレンがフェラーリと初めて最多勝利数で肩を並べたのもカナダGPである。マクラーレンのカナダGPの勝利数を14に更新できるとは予想していないが、当然、可能な限りコンペティティブであれるよう、これからグランプリまでの2週間を通して全力を尽くす」

ロータス

キミ・ライコネン(10位)

「心底ガッカリだ。セルジオ(ペレス)のバカな動き1つのせいで、チャンピオンシップでセバスチャン(ベッテル)に大量のポイントを失った。こんな形で失うなんて許されないよ。彼は後ろから僕にぶつかってきた。それがすべてだ。オーバースピードでコーナーに入ったのが僕のせいだなんて考えているんなら、どうかしてるんじゃないの。レースで彼が誰かにぶつかったのは初めてじゃない。まるでみんなが彼の動きに注目し、彼がオーバースピードでコーナーに入ったら、譲るか直進するのが当たり前だと思ってるみたいだ。他人にぶつからずに走れないのかな。理想の週末じゃなかったけど、僕らにはどうすることもできない。最後に1ポイントだけは取り戻したけどね」

ロマン・グロージャン(リタイア)

「ダニエル(リカルド)はすごくリアタイヤに苦しんでいたようだ。かなりグレイニングが出ていた。僕は61周のほとんどを彼の後ろで過ごしていた。で彼がコースの真ん中で早くブレーキングしたのに不意を突かれてしまい、行き場をなくしてしまった。フラストレーションが残る終わり方だったけど、予選でQ3に進めなかった段階ですでに一番大きなダメージを負っていた。あの時もダニエルに抑えられたんだよ。でもだからといって彼に追突してレースを終えるつもりはなかったよ! リセットボタンを押して、カナダはもう少しいい週末になることを願うしかない」

エリック・ブーリエ(チーム代表)

「まったくもってわれわれの望んだ週末ではなかった。キミの週末は非の打ち所がないものだったが、不必要な接触を起こした他のドライバーによってレースを台無しにされた。彼はパンクを起こしており、これがレースを台無しにした。ロマンにとっては厳しい週末だったが、前がクリアな時には素晴らしいペースを示していた。今週末はコンストラクターでもドライバー選手権でもポイントを落としている。カナダでは埋め合わせのためにいつもの2倍プッシュしたい。明るい面としては、公に姿を現したのがこの20年でわずか3度目というダフト・パンクをチームに迎えられたことが非常に誇らしかった。このコンセプトを実現させてくれたコロムビア・レコードに感謝の意を示したい。このチームは本当に独特なブランドイメージを持っており、今後もこうした異端なアプローチを採り続けるつもりだ」

アラン・パーメイン(トラックサイドオペレーションディレクター)

「非常にいら立ちの募るレースだった。われわれのマシンは2台とも1日の大半をトラフィックの中に閉じこめられて過ごした。モナコではリードしなければそうなってしまう。ロマンは前のマシンに不意を突かれてしまって不運だったが、カナダで10グリッドの降格が決まり、さらに追い打ちをかけられた。キミは力強く5番手を走行していたが、終盤に強いられたピットストップによって彼のレースは完全に損なわれてしまった。ラスト2周で3つもポジションを取り戻したところに彼のハングリーさが見て取れる。カナダでは普段の調子を取り戻したい」

メルセデス

ニコ・ロズベルグ(1位)

「モナコで勝つのはすごく特別なこと。本当に素晴らしい気分だよ。育ったこの町の市街地レースで勝つこと、それもシルバーアローで勝つことは子供の頃からの僕の夢だった。まだ信じられないくらいさ。実感するのにしばらくかかりそうだよ。こんないいクルマを与えてくれたチームに感謝しているし、日曜日も予選と同じレベルのパフォーマンスを見せてポールポジションを結果につなげることができて良かった。予選の天気は難しかったけど、週末はほぼ予定通りにいった。今日のスタートはベストではなくて、ルイスとセブ(ベッテル)にかなり接近されたけど、1コーナーを過ぎてからは自分のペースで走れた。あとはすべてのインシデントを冷静に乗り切るだけだった。チームは逐一コースの状況を正確に知らせてくれたよ。ここにいるみんな、それからブラックリーとブリックスワースのファクトリーにいるみんなに感謝したい。これを機に、僕らが多くの勝利に恵まれることを願っているよ」

ルイス・ハミルトン(4位)

「チームにとって素晴らしい週末で僕も本当にうれしいよ。ニコを盛大に祝福したい。この週末の彼はずっと素晴らしかったし、勝者にふさわしかった。僕にとってはベストの週末ではなく、1-2フィニッシュの機会を生かすことができなかった。セーフティカーが入った時、ダブルピットストップで余計な時間を失わないように僕はギャップを維持する必要があったんだ。でもそのギャップが大きすぎて2台のレッドブルに負けてしまった。これがモーターレースだし、こういうことは起きるもの。ここは世界で最もタイトなコースだから前のクルマより圧倒的に速くない限りオーバーテイクは事実上不可能だ。ポジションアップのために僕にできることはなかった。でも、チームがシーズン初勝利を達成したことは素晴らしいし、ここで示したパフォーマンスをモントリオールに持ち越したいよ」

ロス・ブラウン(チーム代表)

「ニコ、おめでとう。今週末の彼は1つのミスも犯さず、すべてのセッションでトップに立ち、非常に落ち着いてコントロールされた走りを見せた。キャリア2勝目を達成するのに十分値するドラビングだった。ルイスは2人が1回目のピットストップを行ったセーフティカーピリオドまでは安定して2番手を走行していた。チームはチャレンジングな予選セッションと難しいレースでファンタスティックな仕事をしてくれた。だがモナコがごく一般的なサーキットではないことは皆分かっている。今夜はこの成功を存分に楽しみ尽くしたいが、どのサーキットでもマシンの最大限を引き出せるようにプッシュを続け、さらなる改善を目指さねばならない」

クリスチャン・トト・ウォルフ(エグゼクティブディレクター)

「ニコはレースだけでなく、この週末ずっと圧倒的だった。木曜日の最初のラップからすべてを正しくこなし、得るべくしてこの勝利を得た。ルイスはセーフティカー中、インラップの第2セクターでタイムを落とし、レッドブル勢にポジションを失ってしまった。何が起きたのか調べる必要がある。チームとしてブラックリーとブリックスワースにいる全員を祝福したい。コースにいる者たちはこの週末に立ちはだかった障害をすべて乗り越え、マシンのパフォーマンスにおいて素晴らしい進歩を達成した。このような成功を、残りのシーズンの異なるタイプのサーキットでも味わえるようにプッシュし続けなければならない」

ザウバー

ニコ・ヒュルケンベルグ(11位)

「今日はミラクルなんて期待できなかったし、昨日だってトップ10にはいなかった。レースを通してとにかくスピードが足りなかったんだ。他の多くのドライバーとは違って僕はリスタートのときにソフトタイヤを選び、最初はOKだった。でも、もう一度セーフティカーが出た後は、タイヤの力は二度と戻ってこなかった。リアのデグラデーションが特にひどくて、マシンから降りた時にはスチールベルトが見えたくらい。だから、ペースがあれ以上良くならなかったことには何の不思議もない。ポイントが見えていたのに、残念だ」

エステバン・グティエレス(13位)

「傷やクラッシュなしにマシンを持ち帰るのはすごくチャレンジングだった。最初のセーフティカーが僕らの戦略に響き、結局は置かれた状況の中でベストを尽くすしかなかった。ポイントは期待できなかったけど、ポジションを上げるためにベストを尽くしたよ。けれども、レースをフィニッシュするまでリミットを超えないようにすることも重要だったんだ。リスタートはうまくいってバトルできたけれど、僕らが改善しなければならない点の一つはポジション争いをするためのトップスピードだね。ウィリアムズとロータスに前後をはさまれているのは厳しかった。一方で、僕は予選で難しい状況にうまく対応できるように取り組まなきゃいけない」

モニーシャ・カルテンボーン(チーム代表)

「ポイントを獲得できるポジションにいただけに、私たちは今日の結果に落胆しています。最初のセーフティカーピリオドが戦略の妨げになってしまいました。ですが、最も驚きだったのはリスタート時のタイヤチョイスがアドバンテージにならなかったことです。ニコはハード側であるソフトタイヤを履いたにもかかわらず、スーパーソフトを選んだライバルよりも激しいデグラデーションに悩まされました。2人ともうまくドライブしましたが、単純にマシンがこのサーキットで十分な力を持っていませんでした。それでも、私たちの取った手立てが次のレースで再び改善を示してくれると信じています」

トム・マッカラ(トラックエンジニアリング責任者)

「モナコに典型的な起伏の激しい展開で、セーフティカーが複数回出動し、1回の赤旗中断があった。2人のドライバーは優れたドライビングを見せたが、つまるところマシンのタイヤへの当たりがきわめてハードだったのだ。デグラデーションがあまりに強く、全体的なペースがポイント獲得には足りなかった。したがって、われわれは立て直して2週間後のモントリオールに備える必要がある」

フォース・インディア

ポール・ディ・レスタ(9位)

「スタート位置を考えて僕らはアグレッシブな戦略を取った。セーフティカーがなければおそらく報われたはずだ。ペースは強力だったけど、レースの序盤にかなりのトラフィックにつかまってしまった。ターン1の飛び込みで何台かパスできたけれど、終盤にはマシンがさらに団子状態になり、簡単ではなかったね。リスタートの後はベルヌ(トロ・ロッソ)の後ろでスタックしていて、一度オーバーテイクのいいチャンスがあったんだけど、彼のディフェンスがすごくうまかった。前でバトルしているマシンが接触したせいでポジションが上がり、2ポイント獲得できたのは幸運だった。昨日はガッカリしていたけど、みんなが素晴らしい仕事をした。ポイントフィニッシュの記録が伸ばせて良かったよ」

エイドリアン・スーティル(5位)

「5位はファンタスティックだ。これこそ僕らに必要だったリザルトだし、今はすごく満足している。マシンの感じはとても良くて、僕らはチャンスを最大限に活用した。トラフィックにはまってしまったレースの前半は前に出るのが難しかったけど、赤旗でチャンスが広がった。これでみんながレースの終わりまで全力疾走するという同じ戦略になった。ヘアピンにオーバーテイクのチャンスがあると気づいたから、ジェンソン(バトン/マクラーレン)に試してみたらうまくいった。それからアロンソにも同じように仕掛けて、また成功したんだ。僕はモナコでオーバーテイクは可能だということを示したと思う。チームは週末を通して最高の仕事をしてくれたし、僕らは間違いなく今日の結果にふさわしい」

ビジェイ・マルヤ(チーム代表兼マネージングディレクター)

「サハラ・フォース・インディアの両マシンが波乱のモナコGPでポイントを獲得して無事戻ってきたことに喜んでいる。エイドリアンが5位、ポールが9位に入っており、われわれは12ポイントを追加してチャンピオンシップ5位の座を強化した。エイドリアンのドライブはたぐいまれであり、素晴らしいスピードと忍耐力を示している。彼は正しいタイミングを待ち、それを最大限に利用した。ヘアピンで2人の元チャンピオンをオーバーテイクした彼の走りを誰もが満喫したことと思う。これはわれわれのモナコにおけるベストリザルトで、チーム全体にとって本当にふさわしい結果だ。ポールもまた素晴らしく、ターン1で彼のオーバーテイクスキルを発揮して17番グリッドから2ポイント獲得まで巻き返している。再び強い週末としたチーム全体に祝辞を送りたい。2週間後のカナダでも同じくらいの結果を出せることを願っている」

ウィリアムズ

パストール・マルドナド(リタイア)

「今日のマルシャとの事故は不運だった。衝撃はかなり大きかったよ。幸い僕は大丈夫だし、スチュワードはすぐに行動してくれた。残念な週末だったけど前に進まないとね。次のカナダのレースではクルマの改善を見せ続けることができると楽しみにしている」

バルテリ・ボッタス(12位)

「ペースはあると感じることもあったけど、思うような動きはできず、レースでのオーバーテイクは難しかった。いろいろあったイベントフルなレースでクルマを持ち帰れてホッとしている。僕らはプッシュし続ける必要がある。モントリオールはもう少しオーバーテイクが容易になるから、攻撃と防衛ができるようなスピードを確実に手に入れないとね」

マイク・コフラン(テクニカルディレクター)

「今日は2台とも1ストップ作戦を予定していたが、パストールが1周目で接触し、新しいフロントウイングのために予定外のストップを強いられた。パストールは1回目のセーフティカーピリオド後もタイヤを管理して良い走りをしていたが、45周目のマルシャと接触で大きなアクシデントが起き、赤旗が出された。パストールにけがはない。だがレースを早々と終えてしまったことに落胆している。バルテリは初めてのモナコGPにもかかわらず、素晴らしい仕事ぶりで成熟したレースを見せた。赤旗により周囲のマシンのタイヤ交換が可能になってしまったので、われわれの戦略は本来の効果を発揮できずに終わった。終盤はポイントを狙っていたのだが、獲得はならなかった」

トロ・ロッソ

ジャン-エリック・ベルヌ(8位)

「ずっと前がふさがっていたから、ある意味、退屈なレースの方がマシかも! でもやっぱり、モナコでレースをするのはエキサイティング。特にポイントを取れたときはね。終盤は僕の前にいたスーティルがヘアピンでかっこ良くジェンソンとフェルナンドを追い抜いた。後ろにいた僕も隙を狙ったけど、もちろん彼らは僕をブロックするからパスできず。良いレースだったけどね。8位でゴールして4ポイント加算できたんだから。今シーズン序盤に何度か不運なレースがあったとはいえ、運も不運もいずれはイコールになるものだと思っている。今日はすべてうまくいった。それを踏まえると、今日のマシンはとても強力だったと思うし、実際、僕は自分のベストラップを燃料が重い序盤に刻んでいる。僕の方が前にいるマシンより速かったのに、途中から集団の中に入ってしまったからフラストレーションが溜まった。8位に満足はしているけれど、この先のレースではもっといい結果を残せることを楽しみにしている」

ダニエル・リカルド(リタイア)

「スタートは良くて、前方にブレーキのロックアップが確認できたからインサイドに行くのがベストだと思い、そうすることにした。でも、ちょっと道がふさがれちゃって、アウト側から攻めてきたボッタスにポジションを持っていかれちゃったんだ。第1スティントはプライムタイヤに苦戦していたけど、オプションタイヤに切り替えたピットストップ後は良くなった。ただ、その後は集団に埋もれちゃったけどね。クラッシュについては、トンネルの出口でグロージャンがいい感じに走っているのが見えたし、近づいてきているのも分かっていたから自分のラインを防御したんだ。その後、彼が僕のお尻に突っ込んできたことは分かっている。テレビでまだ確認していないけど、今は彼が判断を誤ったんだと思っているし、僕たち2人ともが無事だったとはいえ、とても危険なミスだったと思う。集団の中にいたからフラストレーションがたまるレースだったけど、前に出るペースはなかった。今は前に進み、カナダに向けて前進できるようにしないとね」

フランツ・トスト(チーム代表)

「あらゆる意味で多くのエキサイトメントがあったものの、オーバーテイクはさほど多くない典型的なモナコGPと言えよう。昨日の予選でQ3に進み、F1キャリアで初めて10番手からスタートしたジャン-エリックが8位でゴールする見事な結果を持ち帰ってくれた。これでマシンパフォーマンスが改善されていること、われわれがしっかり仕事を成し遂げていることが証明されたと思う。それでも、モナコはカレンダーの中でもドライバーの腕が問われる部分の多いコースなので、トラブルを回避し続け、長い午後を通して集中力を維持したジェブ(ベルヌの愛称)にはおめでとうと言いたい。オプションでスタートした彼はタイヤをうまく温存し、ピットウオールのチームもマルシャのアクシデント直後、しかもセーフティカーが導入される以前に彼のピットストップを行うという素晴らしい仕事をやり遂げた。しかしながら、赤旗が振られてしまい、全員がフレッシュタイヤを装着できることになったので、タイヤに苦しんでいたマシンに対して期待していたアドバンテージが消え去ってしまった。その後、終盤にかけて起きたライコネンとペレスのインシデントによって十分な8位という結果を手に入れられた。12番手からスタートしたダニエルは開始早々にポジションをひとつ落とし、62周目まで13番手をキープしていたものの、トンネルを抜けた後にグロージャンに衝突され、リタイアせざるを得なかった。前がクリアな状態のときは力強く走っていたが、セーフティカーと赤旗が彼にはうまく機能しなかったのだと思う」

ケータハム

シャルル・ピック(リタイア)

「あんなに早くレースが終わってしまうなんて、本当にガッカリだ。すごくいいスタートを決めて、グティエレス(ザウバー)の前でディ・レスタ(フォース・インディア)のすぐ後ろを彼と同じペースで走っていたのに、ストップしなくちゃならなかった。リタイアの原因になったのはギアボックスの問題みたいで、オーバーヒートしたエキゾーストから炎が出ていた。マシンで感じていたよりもずっとドラマティックに見えていたね。問題があることを感じてマシンを停止し始め、止まるやいなや煙がモクモクと出てきた。だけど、ぜんぶあっという間のことだし、マーシャルはセーフティカーを出動させることなくクリアにしてくれた。もう言ったように、そこまではいい週末だったから残念。レースでのマシンの感覚はかなり良くて、ロングランのデグラデーションレベルが低かったから1ストップを考えていた。アクションの中心にからめたはずなんだ。だけど、次はカナダ。またマシンペースがどれだけ改善し続けているか見せることができると思うし、少しの運があればもう少しいい週末を過ごすだけのポジションにいられるだろう」

ギド・ヴァン・デル・ガルデ(15位)

「ものすごくクレイジーなレースだったね! 15番手からいいスタートを切ったけれど、マルドナド(ウィリアムズ)がぶつかってきたんだ。フロアにダメージを負って、1周目ですぐに新しいノーズに変えなくちゃならなかった。22番手で戻り、ペースは良かったし隊列にまた追いつくことができたとは言え、その時点では僕のレースは終わったようなものだった。特に、10周目にはKERSを失っていたからね。KERSをリセットすることができて、その後はいつも通りのモナコになった。マッサのクラッシュでセーフティカーが出てきたときには周回遅れから抜け出すことができ、バトルに戻ったんだ。マシンの中でこれ以上の幸運はないだろうと思っていたけれど、45周目にはインシデントを起こしたチルトン(ケータハム)、ビアンキ(マルシャ)、マルドナド(ウィリアムズ)と一緒にいた。彼らの間で何があったのかはよく分からなかったけれど、赤旗が僕にもう一度スタートするチャンスをくれたことは間違いない。今度は18番手からだ。リスタートしてからは、ソフトタイヤを履いてあと28周というところで、チルトンのドライブスルーペナルティのおかげで僕は17番手をキープしていた。そして2回目のセーフティカーが出動し、前の何台かがピットに入って14番手に上がった。僕はグティエレスの前でボッタス(ウィリアムズ)のすぐ後ろにいたんだけど、不運なことに13周後にタイヤがダメになってしまった。チルトンがすぐ後ろにいて、タイヤの状態が悪いせいで彼をとどめられず、15位でフィニッシュした。レースの始まりは悪かったけれど、最後にはこの位置につけられてすごく良かった。だけど、土曜日があれだけ良かったからには、当然これは僕らが望んだ結果ではない。それでも、またひとつのレースが終わって教訓が増えたし、全体としてはとてもいい週末だった」

マルシャ

ジュール・ビアンキ(リタイア)

「モナコはタフな週末となってしまった。レースでは運を変えられるかなと期待していたけど、残念ながらそうはならなかったね。スタートのためにグリッドに着いたら電気系のトラブルでギアが選べなかった。それでピットレーンからのスタートになってしまった。ちょっと心配したけど、少なくともスタートすることはできたよ。そのレース序盤、僕はマックスにぴったりついていたんだけど、タイヤのことを考えなければならず、運が向いてくることを祈るしかなかった。マルドナドがマックスとの事故でバリアにヒットした際に、そのバリアが僕の方に押されてきてノーズにダメージを負ってしまった。赤旗が出た時はピットに入ったばかりだったんだ。ダメージがノーズだけで済んでレースを続けられたのはラッキーだった。あとはクルマを持ち帰ることだけを考えていたけど、右フロントのブレーキディスクが壊れてしまい、サン・デボーテでコースオフしてしまった。すごく残念だけど今週末の問題からはたくさんのことを学べたと思う」

マックス・チルトン(14位)

「難しい週末だったにもかかわらず、レースの結末がポジティブだったことに満足している。終盤はモナコで少しでも好材料を持ち帰ろうと懸命に戦ったよ。残り2周でヴァン・デル・ガルデをパスして14位になれたのはうれしい。パストールとのアクシデントは、シケイン入り口でエステバン(グティエレス)が突っ込みすぎてロックアップしたのが見えたんだ。僕は彼を避けようとしてシケインを通過できなかった。ターン11で合流し、目の前にターン12が迫っていた。後ろに誰かがいるのは気付いていたけど、横にいるとは思わなかったんだ。スチュワードにドライブスルーペナルティを科されたことは受け入れる。レース後、パストールが大丈夫なのを確認するために会いに行った。その事故で残りのレースは難しくなったけど、僕はチームに最善のリザルトを持ち帰るために集中することしかできなかった。トラブルは別として、最終的なリザルトには満足できると思う」

ジョン・ブース(チーム代表)

「今日はとにかくイベントフルなレースで、われわれのチームも例外ではなかった。ジュールのグリッド上でのトラブルは申し訳なく思っている。だがそこからは調子が徐々に上向き始めた。戦略はうまくいき、2度目のセーフティカーピリオド中にマックスをピットインさせて新品のスーパーソフトタイヤを履かせるなど、終盤の判断がいくつか功を奏した。ヴァン・デル・ガルデを抜くチャンスを彼に与えようという考えからだった。終盤のマックス頑張りによって残り2周で彼を抜くことに成功し、少なくとも1つはポジティブな成果を手に入れることができた。その時点でジュールは残念ながらリタイアしていた。マルドナドとの事故からうまく巻き返したマックスにとってはいいご褒美になる。ジュールは右フロントのブレーキディスクが破損したようで、これについても申し訳なく思う。われわれにはこの週末から学び、改善すべきことが多くある。それでも結果にはおおむね満足している」

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