モナコGP

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メルセデス、2戦連続でフロントロー独占!

M.S.
2013年5月25日
予想通りのポールポジションを決めたロズベルグ © Getty Images
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世界で最も有名なモーターレースの一つであるモナコGPが青く輝く海を望むモンテカルロ市街地サーキットにて2日目を迎え、25日(土)日本時間21時から2013年FIA F1世界選手権第6戦モナコGP予選が行われた。

ここまでに実施されたフリー走行ではモナコの優勝候補筆頭と目されるメルセデス勢が予想通りの速さを見せ、ニコ・ロズベルグが木曜日の両セッションでトップタイムを記録。チームメイトのルイス・ハミルトンは5番手タイムと2番手タイムを残し、ロズベルグの初日最速タイムは1分14秒759だった。

一日の休息日をはさんで迎えた2日目の現地午前に実施されたフリー走行は終盤にフェリペ・マッサ(フェラーリ)、エイドリアン・スーティル(フォース・インディア)、ロマン・グロージャン(ロータス)が相次いでクラッシュするという波乱の展開となった。ここでもロズベルグが1分14秒378でトップに立ち、以下グロージャン、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)、ハミルトンが続いている。

なお、クラッシュの影響で予定外のギアボックス交換を強いられたマッサは予選結果から5グリッド降格される予定だ。

普段は公道として利用されているこのサーキットには、最も柔らかい組み合わせであるピレリのソフトコンパウンド(オプション)とスーパーソフトコンパウンド(プライム)が2種類のドライタイヤとして持ち込まれた。DRSゾーンは1カ所で、最終コーナーを抜けてからターン1までの部分に設定されている。

ここまで天候に恵まれていたモナコだが、予選を前に軽い雨が降り、Q1スタート時の天候は曇り、気温17度、路面温度23度というコンディションだった。天候の悪化を懸念してかセッション開始直前のピットレーンにはインターミディエイトタイヤを装着したマシンの長い列ができ、開始と同時に一気にコースへと雪崩れ込んでいく。

だが、マルシャのジュール・ビアンキはコースに出た途端にスローダウンし、白煙を上げながらストップしてしまった。マシン撤去のためにしばしイエローフラッグが振られている。

この頃にはすでに土曜フリー走行でクラッシュした3名を除く全員がコース上に姿を見せており、やや遅れてスーティルもコースイン。残されたマッサとグロージャンのガレージではなおも懸命な作業が続けられていた。

まずはハミルトンが最速タイムをマークしたが、路面コンディションが向上するにつれてタイムシートの動きは間断なく続き、オーダーはめまぐるしく変わっていく。

狭くツイスティなコースレイアウトにトリッキーなコンディションという条件が加わり、先の読めぬ展開を受けて上位のメンバーも含めたほぼ全員が常にタイムアタックを続行している状態だった。最速タイムはアロンソ、ベッテルを経てロズベルグに変わったが、新しいインターミディエイトタイヤに履き替えたハミルトンが僚友をしのいでタイムシートの頂点に名を刻む。

ラスト5分を切ったところでロータスは何とかグロージャンをコースへ送り出すことに成功。その尽力に応えるように、セッション終了間際にしてグロージャンは暫定トップタイムをたたき出す。一方、フェラーリ陣営は努力のかいもむなしく残り数分の段階でマッサの予選をあきらめた。

チェッカーフラッグが振られた後もオーダーは激しく変化し、キミ・ライコネン(ロータス)は15番手まで後退して危ないところでQ1をクリアしている。ポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)が17番手に落ちたため、ケータハムのギド・ヴァン・デル・ガルデがQ2進出を果たした。

ディ・レスタ以降、シャルル・ピック(ケータハム)、エステバン・グティエレス(ザウバー)、マックス・チルトン(マルシャ)に加え、ノータイムだったビアンキとマッサがQ1敗退となった。このセッションを制したのはウィリアムズのパストール・マルドナドで、タイムは1分23秒453を記録している。

Q2スタートまでにまたも軽い雨が降り、ピットレーンがオープンになると全車が今回もインターミディエイトタイヤを履いてコースへと向かった。序盤にロズベルグやライコネンらがトップタイムを刻むもペースは1周ごとに上がっていき、一時的にヴァン・デル・ガルデも上位に浮上するという乱戦状態。

残り5分にして1分22秒119をマークしたロズベルグを先頭にウェバー、ジェンソン・バトン(マクラーレン)、ベッテル、グロージャンがトップ5に並んだところで、ドライのスーパーソフトタイヤに履き替える動きが始まった。

セッション終了までに全員がスーパーソフトに履き替え、1分17秒台でトップに浮上したウェバーを後からタイムを出したライバルたちが上回っていく。

16名全員が最後までタイムアタックを続け、結果として1分15秒988をマークしたベッテルをはじめ、ライコネン、ロズベルグ、ハミルトン、アロンソ、スーティル、ウェバー、バトン、ジャン-エリック・ベルヌ(トロ・ロッソ)、セルジオ・ペレス(マクラーレン)が予選最終決戦への出場資格を得ている。

Q2で予選を終えたのは11番手のニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)以降、ダニエル・リカルド(トロ・ロッソ)、グロージャン、バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)、ヴァン・デル・ガルデ、マルドナドの6名だった。

Q3ではライコネンが最初にコースインし、他のドライバーもスーパーソフトタイヤでタイムアタックを開始。全員がコントロールラインを通過した時点で上位にはウェバー、ハミルトン、アロンソ、ベルヌ、バトンが並んでいた。

その後、残り5分で残り5分で1分14秒台に入れたロズベルグとハミルトンのメルセデスデュオが1-2態勢を形成する。しかし、ウェバーがその2人を上回り、さらにベッテルが全員のタイムをしのいで上位はレッドブル独占状態にひっくりかえった。

だがタイム更新はこれにとどまらず、ロズベルグとハミルトンのメルセデス勢はラストアタックで1分13秒台に突入。ベッテルも1分13秒台に乗せたが、ライバルにはかなわず3番手にとどまっている。生まれ育ったモナコにて今季3連続ポールポジションを決めたロズベルグのタイムは1分13秒876だった。

4番手からはウェバー、ライコネン、アロンソ、ペレス、スーティル、バトン、ベルヌのトップ10という形でQ3は決している。

モナコGP決勝は26日(日)日本時間21時スタート予定。決勝レースもお楽しみに!

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