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  • レディオ・ガガ - メキシコGP

「俺が教えた通りにできたな!」

Jim
2018年10月30日
© Mark Thompson/Getty Images
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ルイス・ハミルトンがチャンピオンシップ制覇を成し遂げ、マックス・フェルスタッペンがレースを制したメキシコGPより、特選した無線メッセージを紹介する。

「あーあ、このジョビナッツィとかいうのはアホなのか! クソ素人ばっかりだ!」

初日のフリー走行1回目にフラストレーションを高めるブレンドン・ハートレー。この場面は2018年にザウバーのレースドライバーに就任予定のアントニオ・ジョビナッツィに激怒しているところ。

「彼がターン4で右に動くのをやめてくれたらとっても助かるんだけど。向こうがレーシングラインを動くからアタックできない。こっちのフロントウイングが並んでも、そこでいっちゃうと僕が彼とクラッシュしてしまう」

レース序盤、ウィリアムズのセルゲイ・シロトキンにスタックしていたロマン・グロージャンが送ったアドバイス。

「フェルスタッペンは2秒後方」
「マジで! 別世界じゃない?」
「その通り」

レースの30周目に周回遅れにしようと後方から迫ってくるフェルスタッペンの情報を得て、驚きを隠せないルノーのニコ・ヒュルケンベルグ。

「あーもう最悪! レースでは何にもうまくいかない」

オープニングラップで接触した後、レース終盤にもハートレーと接触したフォース・インディアのエステバン・オコン。

© RODRIGO ARANGUA / AFP
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「オーケー、ライコネンがセーフティカーウインドーに入ってきた・・・」
「それってさ、今、本当に重要なの?」

チャンピオンシップ制覇を目前にしてタイヤに大問題を抱えていたルイス・ハミルトンはキミ・ライコネンの前進が自身にとって重大な情報なのかと問いかけた。

「こんなのジョークだろ。なんなんだこいつら」

サーキット終盤の数コーナーで頭打ちを食らい、バックマーカーにフラストレーションをあらわにするダニエル・リカルド。次のラップのターン1でセバスチャン・ベッテルにオーバーテイクのアドバンテージを取られた。

「彼のマシン、スモークが上がってるんだけど・・・」

リカルドのレッドブルマシンに緊急事態が発生したことを察知したベッテル。

「ちょっとしたトラブルがあるかも・・・OK、ステアリングが重くなるはずだ。マシンを止めよ、マシンを止めよ」
「マジか」
「すまない。なんと言っていいか。最高の仕事をしてくれていたのに」
「僕もだよ・・・しょうがないね。分かったよ」

2番手を走行中にリタイアを強いられ、気持ちを必死にこらえるリカルド。

© PEDRO PARDO / AFP
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「エンジンをチェックして。ターンダウンさせる必要があったらするから」

チームメイトのリカルドが表彰台を逃したのと同じように勝利が手からこぼれ落ちるのではないかと、不安の高まるフェルスタッペン。

「セクター3がパープル(全体ベスト)だったぞ、それは必要ない」
「必要ないのは分かってるさ。でも、いいじゃん」
「そうだな、よし、マックス、またパープルだ。頼むからスローダウンしてくれ。ほら、ボッタスがフレッシュセットを履いたぞ。これでもう手が届かない。もう気にするな。ゴールを目指せ」
「おっけ」

不安を抱えながらも、全71周のレース終盤65周目にファステストラップを刻もうと挑んだフェルスタッペン。レースエンジニアから、新しく柔らかいタイヤを履いたバルテリ・ボッタスがファステストラップを更新するだろうと告げられ、落ち着いてゴールを目指すよう指示された。

「やったぜ、最高の日曜日だ!」

シーズン2勝目をマークし、カーナンバー33のコックピットでひと安心するフェルスタッペン。

© Peter J Fox/Getty Images
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「ようルイス、おめでとう! すごいじゃないか! 俺が教えた通りにできたな! 本当に、よくやった! 言った通りだろ! そういう風にドライブするのがいいってことよ!」

ハミルトンにドライビングコーチがいたことを誰が知っていただろう? 新たに5度の世界王者となったハミルトンにお祝いの言葉を伝えるべく、メルセデスの無線をハイジャックしたのは俳優ウィル・スミスだ。

「みんな、本当に必死にがんばってくれてありがとう。タフな週末だったけど、1年中ずっと最高の仕事だったよ」

5度目の世界タイトルを手に入れ、チームに感謝を伝えるハミルトン。

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