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  • レディオ・ガガ - メキシコGP

「オー、マンマ・ミーア」

Jim
2017年11月1日
© Kym Illman/Sutton Images
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マックス・フェルスタッペンが再びその才能を発揮し、ルイス・ハミルトンが4度目のタイトルを決めたメキシコGPより『ESPN』特選の無線メッセージを紹介する。

「ただ、ただ、うれしい」
「そうだね、まったくだ」

ターン2でポールシッターのセバスチャン・ベッテルからリードを奪う絶妙なスタートを決めたマックス・フェルスタッペン。

「わざとぶつけてきたのかな?」
「はっきりしないんだ、ルイス」

がさつに見えたインシデントでベッテルにぶつけられたメルセデスのハミルトンはベッテルの行動の裏に悪意があったか疑問に思った様子。2人ともそれぞれマシンにダメージを抱えて緊急ピットストップを強いられた。

「僕らには今すぐあのポジションが必要なんだ。彼がレースを変えてしまった。明白でしょ。お願い、お願いだ、レースディレクター、レースをちゃんと見て。お願いします、本当に、ものすごくはっきりしているでしょ。ここでレースを失うわけにはいかないんだ」

スタジアムセクションでコースを飛び出し、前のポジションを維持しようとしたロマン・グロージャンに不満げなフェルナンド・アロンソ。グロージャンはこの後、アンフェアなアドバンテージを得たとして5秒のタイムペナルティを科された。

© Kym Illman/Sutton Images
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「マジかよ、ここでレースをやめろってこと? コース外に人を押し出すのがそんなに楽しい? ノーズはこっちの方が前だろ!」
「セブ、集中しろ。頼むから集中してくれ、セブ」
「集中してるよ。集中してるから心配しないで」

巻き返しを図る中、ターン4でフェリペ・マッサにコース外に押し出されてあっけにとられるセバスチャン・ベッテル。

「マシンを止めてくれ、ニコ。そのマシンは安全じゃない。フロントに上って飛び降りるんだ」

26周目にルノーエンジンが故障し、リタイアを余儀なくされたニコ・ヒュルケンベルグ。序盤には一時4番手を走る場面もあった。

「OK、マックス。今の段階ではボッタスのラップタイムをカバーしたいだけなんだ。とりあえず今は」
「オッケーイ、気楽にいくねん」
「OK、さっきのラップタイムはその前と同じだったぞ、マックス・・・」
「あれ、ごっめーん」

スローダウンする気などサラサラない様子を見せたフェルスタッペン。先頭を走るフェルスタッペンに対し、レッドブルはペースを落とすよう指示していたが、フェルスタッペンはファステストラップを連発。楽しくて仕方がなかったようだ。

「キミは23秒前だ」
「オー、マンマ・ミーア、ちょっとそれはでかすぎるね・・・」

ブラジルまでタイトル獲得の可能性をつなげるために2位フィニッシュが絶対条件だった中で、もはや手が届かないことを思い知ったベッテル。

「どう思う、オーバーテイク中にコースオフしたっぽいけど、あれはOKなの?」
「いいバトルだったし、フェアなレースだった」

レース終盤、一度ならず二度に渡って繰り広げられたアロンソとハミルトンのホイール・トゥ・ホイールのバトル。来年こそ、この光景を多く見られるよう願うF1ファンには大いに魅惑的な攻防戦だった。アロンソが巧みな防御を披露するも、最終的にはターン4のアウト側からハミルトンが追い抜く。「ぜひ、2018年にもどうぞよろしくお願いします」By ESPN

「なんてすごいレースだ。マシンは最高だったよ」
「よくやったマックス、見事だ。あれ以上は遅く走れなかったんだな?」
「そうそう、ごめんね。クルージングしてたんだけど、ヘヘ。コースをカットしようかなってとこだったんだけど。楽しくなるかなと思って。僕が5秒ペナルティを受けたら、ちょっとはおもしろくなるでしょ」

圧巻の勝利で見事なレースを戦い切ったフェルスタッペン。その走りを称えつつも、スローダウンしなかったことに触れたクリスチャン・ホーナーに明かしたところによれば、フェルスタッペンは後方からのチャレンジを得るため、ペナルティを受けることさえ考えたという・・・。

© Manuel Goria/Sutton Images
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「やったぞ、ルイス! 世界チャンピオンだ!」 「望んだレースではなかったが、どうでもいい。おめでとう、4度目の世界チャンピオンだ」
「ニキ(ラウダ)だ、ルイス。ありがとう、ありがとう、ありがとう、ありがとう、を4回だ」
「やあ、ルイス。ネイマールだよ。チャンピオンシップ優勝なんてすごいな。僕もうれしいよ。君がウイナーだ!」
「このチームのみんなに心からの感謝を。この数年、みんなががんばってくれたことはただただすごいし、今年のハードワークも心から感謝している。みんなに神のご加護を」

レースをフィニッシュし、史上最も成功を収めたイギリス人ドライバーとなったハミルトンにお祝いのメッセージを送った仲間たち。1人目から順に、レースエンジニアのピーター・ボニントン、クリスチャン・トト・ウォルフ、ニキ・ラウダ、スターサッカー選手のネイマールJr.だ。

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