メキシコ

/ Features

  • レディオ・ガガ - メキシコGP

「トイレ行っていい?」

M.S.
2016年11月1日
© Andre/Sutton
拡大

メキシコの空を震わせたのはセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)の無線通信のみにあらず。『ESPN』が選んだメキシコGPのベストメッセージを以下にご紹介しよう。

ベッテル、無線で暴言を連発

  • レース終盤にベッテルがチームと交わした無線メッセージ。

「なんてバカな。完全に(ピー音)」

金曜フリー走行2回目で前を行くフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)に吐き捨てたベッテルの言葉。アロンソは後に、ベッテルは単にフェラーリで"いらだちの募る日々を送っているだけ"だと語った。マラネロで実りのない時期を過ごしたアロンソからの、寛大でありながら実はトゲのある反応だ。

「あいつには脳みそってものがないね」

ケビン・マグヌッセン(ルノー)ののろのろとした走りに苛立ちを覚えたのはトロ・ロッソのカルロス・サインツだ。

「走るよりスタートをやった方がいい。一切役に立たないから。そうすれっていうなら続けることはできるけど、絶対に収穫ゼロだって・・・少なくとも僕にとってはね」

フリー走行2回目でフェラーリの走行プランを続けることに対する疑問を明確に示したキミ・ライコネン。

「大丈夫?」
「大丈夫だ」
「じゃ、トイレ行っていい?」

予選Q1中にベッテルが気になったのはタイムに問題ないか、そして、少々席を外す余裕はあるのかだった。

「プッシュだ、プッシュだ」
「ああ、やってるさ! 1周目からプッシュしてる。それなのに15周もトラフィックにひかかるなんて、こんなレースあり得ないよ。だから自分の仕事をやって。こっちはこっちの仕事をするから」

ターン1でインシデントがあってからずっとサインツの後ろを走っていたアロンソは、ペースアップするよう指示するマクラーレンを逆に叱りつけた。

© Mark Sutton/Sutton Images
拡大

「ターン1の前にマーカスとポジションを入れ替えろ。ただちにポジション交換だ」
「彼が引き離さないなら、僕のポジションを戻したい」

ザウバー・・・ポジション入れ替え・・・どこかで聞いた話だ。当初はマーカス・エリクソンにポジションを譲ることを拒否していたフェリペ・ナッサーだが、いったんそれを受け入れた際、エリクソンのペースが振るわないのならば逆の指示を期待していることをチームに伝えた。

「バカだよ、あんなにハードにバトルして。自分の首を締めてるのに」

フラストレーションレベル:上昇中。レース序盤、懸命に前を守ろうとするフェリペ・マッサ(ウィリアムズ)に対して、ベッテルは苦言を呈している。ここから先、ベッテルの苛立ちは募るばかりだった・・・。

「OK、取り戻そうマックス。何も問題ない。運が悪かったが、ナイストライだった」

ニコ・ロズベルグ(メルセデス)へのオーバーテイクが失敗したフェルスタッペンが冷静でいられるよう、レッドブルは心を砕いている。

「やったなルイス! 最高だ。本当に堅実な週末だった。よくやった」

メキシコGPの優勝しで選手権争いを続行させたルイス・ハミルトン(メルセデス)に、ピーター・ボニントンは温かなねぎらいの言葉をかけた。

© ESPN Sports Media Ltd.