メキシコ

/ News

  • メキシコGP - 決勝

ロズベルグがポール・トゥ・ウイン!

M.S.
2015年11月2日
© Sutton Images
拡大

23年ぶりのグランプリ開催を待ち焦がれた大勢のファンで埋めつくされたアウトドローモ・エルマノス・ロドリゲスにて、日本時間11月2日(月)早朝4時から2015年FIA F1世界選手権第17戦メキシコGP決勝が実施された。

前日に行われた予選ではメルセデスのニコ・ロズベルグがポールポジションを獲得し、チームメイトのルイス・ハミルトンが2番手につけている。メルセデスコンビの後方2列目に並ぶのはセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)とダニール・クビアト(レッドブル)だ。

マシントラブルで予選15番手に終わったフェラーリのキミ・ライコネンはギアボックス交換で5グリッド降格、この週末にギアボックスとエンジンを交換した予選16番手のフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)は10グリッド降格処分を受けた。

2度のエンジン交換を行っているジェンソン・バトン(マクラーレン)は55グリッド降格されることが決まっていたものの、エンジンに問題が発生して予選に参加できず。バトンに決勝レース参加の許可が与えられた後、ライコネンが5つのコンポーネントを載せ替えたのに加え、バトンも複数のエンジンコンポーネントを追加で交換し、2人の降格分は計35グリッドと70グリッドに至った。これを適用した結果、グリッド後方は18番手からアロンソ、ライコネン、バトンという並びになっている。第1スティントのプライムを選んでいたのはこの3人だけだった。

今季カレンダーに組み込まれている他のどのサーキットより高い位置にあるエルマノス・ロドリゲス・サーキットの海抜は2,200mで、決勝レースは4.304kmのコースを71周する形で実施される。

ピレリは実質的に今回が初挑戦となるこのサーキットに、ミディアムコンパウンド(プライム)とソフトコンパウンド(オプション)の2種類のドライタイヤを持ち込んだ。決勝日には雨の予報が出ていたものの、スタート時の天候は晴れ、気温22度、路面温度56度、湿度40%のドライコンディションだった。

シグナルが消えてレースが始まると、ターン1までの長い直線でロズベルグがハミルトンを抑えきった。ベッテルがリカルドと接触し、パンクチャーを喫して隊列後方に滑り落ちていく。

オープニングラップの終わりにピットへ入ったベッテルはソフトからミディアムに履き替えて最後方でコースに復帰。また、MGU-Hにトラブルを抱えていたアロンソはチームからリタイアを指示され、ガレージに戻ってマシンを降りた。

このタイミングで得点圏内にいたのはロズベルグ、ハミルトン、クビアト、ダニエル・リカルド(レッドブル)、バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)、マックス・フェルスタッペン(トロ・ロッソ)、フェリペ・マッサ(ウィリアムズ)、セルジオ・ペレス(フォース・インディア)、ニコ・ヒュルケンベルグ(同)、カルロス・サインツ(トロ・ロッソ)だった。

9周目に入ったところで5番手を走っていたボッタスがミディアムタイヤに交換する。チームメイトのマッサや、サインツにポジションを奪われたヒュルケンベルグも初回のピットストップを実施し、ミディアムに履き替えた。

ハミルトンはロズベルグを視界に捉えつつ、1.8秒ほど離れた位置をキープしていた。15周の時点で最初のタイヤ交換の動きは落ち着き、ロズベルグ、ハミルトン、クビアト、リカルド、フェルスタッペン、ペレス、ライコネンの上位7名がスタート時のタイヤで走り続けていた。他には11番手バトンや周回遅れのウィル・スティーブンスとアレキサンダー・ロッシ(共にマノー・マルシャ)がまだピットに入っていない状態。故郷メキシコのファンから熱烈な応援を受けるペレスは19周目にソフトからミディアムにつないだ。

22周目にクビアトがピットへ。ミディアムタイヤで走り続けたライコネンはこれで5番手に浮上するも、後方から来た新しいタイヤを履くボッタスとバトルになり、ターン4でインにいたボッタス車に右リアタイヤをぶつける形で接触してしまった。ボッタスはレースを継続するも、ライコネンはサスペンションに大きなダメージを負い、コースサイドにマシンを止めた。一方、ライコネンの相棒ベッテルもスピンを喫してタイヤにダメージを負い、中団で苦しい戦いを強いられていた。

ラップリーダーのロズベルグは26周を終えたところでミディアムに交換し、29周目にハミルトンがピットストップを終えた段階でロズベルグ、ハミルトン、クビアト、ボッタス、マッサ、リカルド、ヒュルケンベルグ、フェルスタッペン、ペレス、サインツがトップ10を走っていた。

13番手にいたベッテルは36周目の終わりにミディアムから新しいミディアムへつなぎ、ロズベルグに周回遅れにされている。後続を十分に引き離したメルセデス陣営はタイヤ保護の観点から"プランB"にスイッチし、ロズベルグが47周目に2回目のピットインを完了。これで先頭に立ったハミルトンにもピットに戻るよう指示が飛んだが、最後まで行ける自信がある様子のハミルトンは念入りにピットストップの理由を確認した上でピットレーンにマシンを進めた。

52周目、厳しい週末を送っているフェラーリにさらなる災厄が訪れ、ベッテルがターン7のウオールに突っ込んでしまった。左サイドをウオールにめり込ませたベッテルはマシンを降りるしかなく、チームに無線で謝罪している。

セーフティカーが出動したのを見て多くのマシンが2度目のタイヤ交換を行い、隊列はロズベルグ、ハミルトン、クビアト、ボッタス、リカルド、マッサ、ヒュルケンベルグ、ペレス、フェルスタッペン、グロージャンという並びになった。レッドブル勢とフェルスタッペン、グロージャンがユーズドのオプションを選んだ他はミディアムを装着している。このメンバーではペレスのみがピットに入らず、1ストップ戦略を続行していた。

57周目の終わりにレースは再開し、ボッタスが3番手に上がった。各車が接近戦を演じる中、15番手のフェリペ・ナッサー(ザウバー)がブレーキを失ってレースを終えている。

終盤はハミルトンがファステストラップを塗り替えつつロズベルグに迫っていくも、ロズベルグの方もペースアップしてこれに応じる。ロズベルグは最後までポジションを守りきり、僚友を抑えてトップチェッカーを受けた。

2位ハミルトン以下、ボッタス、クビアト、リカルド、マッサ、ヒュルケンベルグ、ペレス、フェルスタッペン、グロージャンが入賞。11位パストール・マルドナド(ロータス)からマーカス・エリクソン(ザウバー)、サインツ、バトン、ロッシ、スティーブンスが完走を果たした。

次戦はシーズン第18戦ブラジルGP。初回セッションである金曜フリー走行1回目は11月13日(金)日本時間21時スタート予定。次戦もお楽しみに!

© ESPN Sports Media Ltd.