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Fダクトに否定的な態度を貫くロータス

M.S.
2012年4月3日 « HRTは"3年目"にあらずとグラシア | スペインで再び序列に変化とザウバー »
開幕から2戦では合法と見なされたメルセデスのDRS © Getty Images
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ロータスでテクニカルディレクターを務めるジェームス・アリソンは、メルセデスのDRSによって作動するFダクトが何ら新しいものではないと考えており、新たに高くつく開発分野を生み出す可能性のあるものだと警告した。

メルセデスが開発したこのシステムはDRSがオンになった際にリアウイングのエンドプレートにある2つのインレットがさらされることで動作し、マシンのフロント部に空気を導いてフロントウイングをストールさせ、空気抵抗を低減するものだ。このシステムによってチームはDRSの使用に制限のない予選で大きなアドバンテージを得ている模様だが、DRSが使用可能なタイミングと場所が設定されている決勝レースでのインパクトは大きくない。

ロータスとレッドブルは開幕から2戦でこのデバイスに疑問を投げかけており、ドライバーの働きかけによって作動するために違法だと考えている。2010年の終わりには、マクラーレンが先駆けとなった元々のFダクトが、メルセデスを含む数チームがシステムの妥当性とうなぎ上りの開発コストに懸念を示す中で禁じられている。アリソンによれば、FIAによって合法だとされたメルセデスの新しいシステムも同様のものだという。

「副次的な効果ではあるものの、間違いなくドライバーによって操作されている」とアリソンは『Motor Sport(モータースポーツ)』に語った。

「メルセデスは何かを発明などしていない。それはそこにあったもので、他の人々はそれが合法ではないとの印象を持った。もしこれが許されるのであれば全員が取り組むだろうし、それにとどまらず本当にたくさんのことが新たに起こり得る」

また、レッドブル代表のクリスチャン・ホーナーは30日(土)に『Sky Sports(スカイ・スポーツ)』に対し、FIAが中国でこのシステムへの最終的な決定を下すことを期待していると明かした。

「(FIAの)テクニカル部門を率いるチャーリー・ホワイティングがすべてを考慮しており、(マレーシアGPの)週末に彼を伴っていくつかの話し合いがあった。彼はそれについて考えることを望んでいると思うし、もちろん中国で彼がわれわれに対してそれを明らかにする際には、彼の立場を尊重するだろう。そして、チームは選択肢に直面する。それを受け入れるか、とがめるか、または自らのマシンに合うならば独自のソリューションを考えるかもしれない。もしわれわれが、もしくは他のどのチームであれ、チャーリーの解釈に賛成できないと感じるならば、抗議する機会がある」

さらに、レッドブルは後になって違法だと言われるのなら作業を始めたくないとホーナーは続けた。

「このようなすべてのデバイスは、他のマシンでどのように働くかなのだ。当然、トップチームのすべてのデザイナーはこのデバイスがどのように作用するか検討し、いかにして自身のデザインに取り込むかを考えているだろう。しかし、パーツの作成に取り組み、それにコストをかける以前に、シーズンのこの後の段階でも許容されるものなのかを知るのがわれわれにとってはきわめて重要だ。明確化された技術がレギュレーションに従っていないと見なされることは非常によくあることだ」

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