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差別問題への姿勢が「好戦的」とのアンドレッティの批判にハミルトンが反論

M.S.
2020年7月22日 « ハミルトン、反人種主義活動へのF1とFIAのリーダーシップ不足を批判 | F1がニュルブルクリンク、ポルチマン、イモラをカレンダーに追加 »
© Mark Thompson / POOL / AFP
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メルセデスのルイス・ハミルトンが人種差別に対する自身のスタンスを"好戦的"で"大げさ"だと批判したマリオ・アンドレッティに反論した。

1978年の王者であるアンドレッティはまた、ハミルトンが"存在しない問題を作り出している"とも述べている。

F1史上でただ一人の黒人ドライバーであるハミルトンは"Black Lives Matter(ブラック・ライブズ・マター)"運動を支持し、ハンガリーGP決勝前に行われた、F1の"突貫工事的"で組織立っていない抗議活動を批判していた。6度の王者であるハミルトンは、F1とレース統括団体に今後の抗議活動の組織化の先頭に立つよう求めていた。

伝説的なドライバーであるアンドレッティはアメリカが最も近いところで輩出したF1チャンピオンであり、インディ500も制覇している。そのアンドレッティの考えでは、ハミルトンはメッセージを打ち出す上でやりすぎているという。

アンドレッティはチリの新聞である『El Mercurio(エル・メルクリオ)』に「政治がスポーツと混同されなければよかったのにと思う」と語った。

「自分の意見を表明する時と場所というものがある。NASCARでババ・ウォレスに起こったことは必要以上に大きくなっていた」

「恐ろしい状況に見えたものは、結局はそうではなかった。それほどのものではなく、理由もなかった。何よりも政治について考えてしまうときに、そういうことが起こる」

アンドレッティはハミルトンが"大げさ"だと批判しており、人種問題を議論の中心にとどめようというハミルトンの努力について尋ねられた際に「同じことだ。私はルイスに大いに敬意を払っているが、なぜ好戦的になる? 彼はつねに受け入れられ、皆から尊敬されてきた」と述べた。

「ことの本質としては、大げさだと思う。私はそう感じる。それが、存在しない問題を作り出している」

「マシンをブラックに塗って・・・それがどう役立つのか分からない」

「私はさまざまなバックグラウンドや人種のドライバーたちに会ってきたし、いつだって腕を広げて彼らを歓迎してきた。モーターレースでは肌の色なんて関係ない。結果をもって自分の場所を手に入れる。それは誰にとっても同じことだ」

さらにアンドレッティは「そう、彼らはマイノリティだが、だからと言って彼らが歓迎されないということではない」とつけ加えている。

「どう説明したものか分からないが、インディやNASCARには前から黒人ドライバーがいたし、彼らはいつも歓迎されてきた。彼らの一部とは、私は今でも友人だよ」

「何が悪いのか、私には分からない。そう、もしかしたら多様性が少ないのかもしれない。しかし、それは彼らが差別されているからではない。そこが肝心なんだ」

これに対し、ハミルトンは20日(月)に『Instagram(インスタグラム)』でアンドレッティに反論している。

「落胆しているけれど、残念ながら現実として一部の年上の世代で今も発言力がある人達が、彼らのやり方から抜けられず、問題があることを認識できないということはある。繰り返すけど、これが無知ということで、それでも僕が変化を求めてプッシュするのをやめることはない」

「学ぶのに遅すぎるなんてことは決してないし、僕が常に尊敬してきたこの人が、時間をかけて自分自身に知識をつけられることを願っているよ」

ハミルトンはさらに「ルイス・ハミルトンの平等への戦いの中、ジャッキー・スチュワート卿がF1における大きな人種問題を否定」という見出しのスクリーンショットをインスタグラムで共有し、「また。もう一人さ。ただ落胆だ」と書き添えた。

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