Mercedes

/ News

  • オーストリアGP - メルセデス - 決勝

Wリタイアの可能性もあったと明かすメルセデス

Me / Jim
2020年7月6日 « チャンスを最大に生かしたルクレール | デビュー戦で11位完走を果たしたラティフィ »
© Mark Thompson/Getty Images
拡大

5日(日)に開催されたシーズン第1戦オーストリアGP決勝レースでメルセデスのバルテリ・ボッタスがポール・トゥ・ウインを果たした一方、終盤に5秒ペナルティを科されたルイス・ハミルトンは4位入賞にとどまった。

ルイス・ハミルトン

「チームは今日本当に素晴らしい仕事をしたし、バルテリも同じだ。僕は全力でレースをして、できることをやり尽くした――でも、ついていない週末の1つだったね。僕には改善できるエリアがたくさんある。昨日の予選も完全な仕事ができなかったし、非は全て僕にある。今日の午前中もレース前に呼び出される珍しい状況だったけど、ひたすら集中してハードにドライブしようとした。アレックス(アルボン)との件は、僕にはレーシングインシデントに近いと思えた。タイムペナルティによってポディウムを失ってしまったけど、それはそれ。今日は信頼性が大きな問題だったけど、クルマの感触は素晴らしかった。でも少なくともフィニッシュできたんだから、与えられたポイントを受け取ろう。1-2の可能性を失ってしまったけど、これからのレースでリカバーできるよう努力する。最終的に僕にとってはいい週末じゃなかったけど、もっと悪い結果だってあり得た。これを受け止め、ここから学んで、次はもっと成長したい」

バルテリ・ボッタス

「F1レースで勝つのはいつだって簡単なことじゃないけど、今日は特にチャレンジングだった。あまりにも多くのことがレース中に起きていて、小さなミスで全てを失うのは簡単だった。最後のセーフティカーが出た時は、"おいおい、またかよ!?"って思ったよ。ここでのリスタートをマスターするチャンスだったのかもね。リードしている時はコンスタントでトラブルフリーになってほしいと願うもの。今日は、コントロールを失うことは一度もなかったものの、飛んでくる弾丸をよけているような感覚だった。第1スティントでいいマージンを築けたから、クルマとタイヤをケアして計画した戦略通りに走れるようにした。第2スティントでは、セーフティカーの後で特にプレッシャーがかかった。レース中に信頼性の懸念に直面して、少しプレッシャーがかかったけど、幸い2台とも最後まで走り切れた。いいパッケージがあることを示せたと思う。信頼性の問題を解決しないといけないけど、チームならやってくれると信じているから不安はない。来週末にまたここでレースするのを楽しみにしている」

クリスチャン・トト・ウォルフ(チーム代表兼CEO)

「長い間ずっとテレビでF1を見るのを待ち望んでいたファンにとっては、なんと最高のレースだったことだろう。今回の優勝に関してバルテリとチームのみんなを祝したい。2つのペナルティを受け、非常に不運だったルイスにとっては良い1日とはいかなかった。グリッドペナルティは甘んじて受けなければならないが、5秒のタイムペナルティは、私の見解から言わせてもらうと厳しすぎる。何度か映像を見た。ルイスはコーナーで完全にステアリングをロックしており、アルボンはコーナーをまわり切るだけのスペースがあったので、私の意見では、正当だと思わない。ただ、スチュワードは適切な判断を下すという非常に複雑な仕事を果たしているので、時にそういった裁定を食らうこともあるし、時にはその逆もある。チームとしては、レース中にギアボックス関連でかなり難しい問題に直面した。状況はかなり深刻で、先にバルテリのマシンに問題を確認し、それからほどなくしてルイスのマシンにも確認した。レースに終止符が打たれる可能性もあった。それがマシンのバイブレーションに関連しているのは分かっていたので、だからチームは両ドライバーに縁石と距離を置くように指示したのだ。ある場面ではどちらのマシンもレースをフィニッシュできない可能性もあったので、なんとかマシンをクルーズさせようとマシンをかなりいたわりながら走っていた。両ドライバーとも強力なペースを発揮し、今週末を通して2人はかなりイーブンな速さを見せていたので、われわれの頭痛の種となると信頼性によるところがかなり大きい。シュピールベルクはシーズンに訪れる他のサーキットよりも、マシンの一部にストレスをかけるコースなので、来週末に向けて状況を改善できるよう必死にがんばらなければならないが、方法に関してはいくつかアイデアがある」

アンドリュー・ショブリン(トラックサイドエンジニアリングディレクター)

「バルテリとチームは本当によくやった。週末を通して見事なドライブを披露し、彼こそ勝利にふさわしい。レース自体はかなりタフだった。今週末はずっといくつかの問題に対応しながら過ごしており、それが複数のシステムの電気的な雑音を引き起こしているため、レースの中盤にはバルテリのマシン問題発生の兆候を確認し、その後、ルイスにも同様のものが見られた。レースの大半において、われわれの焦点は2台をとにかくフィニッシュさせることに当てられていたので、どちらも縁石と距離を取れるようにしつつ、パワーユニットに余裕をもたせられるように努めていた。第1スティントはわりとシンプルに進んだ。バルテリのプランはマックスとのギャップを着実に築いていくこと、ルイスはとにかくポジションを上げることだった。アレックスはルイスに簡単な追い抜きを仕掛けたわけでなく、われわれとしては、ルイスは彼がコース上にとどまるに十分な余裕を与えており、スタートで彼がルイスに残してくれたものよりも多いスペースだったと確信しているので、ペナルティを受けたことは正直がっかりだが、こうして自分たちの思うようにいかないことはあるものだ。セーフティカーのタイミングもわれわれにとっては最高といかず、2台とも入れることはできたものの、コーナーでバイブレーションがあったことを考えるとオーバーテイク必須の状況にはしたくなかったので、リスクとのバランスを取ったわけだが、次の日曜日までに見直す予定だ。また、ルイスに関しては表彰台をキープできるようにもっとうまくやれた可能性があると思っている。それでも、バルテリは69周目に振られていた黄旗のせいでスローダウンしており、それによってルイスは若干サンドイッチ状態だった。全体像としては非常に速いマシンだと思っているが、現時点では壊れやすすぎる。問題修復までに長くはかからないとはいえ、コースが変わらないことを考えると、すべてが消え去ることはないと言うのが安パイだろう。この先、数日をかけて問題解決に取り組み、1週間後にまたここで行われるレースを楽しみにしている。ファンにとってポジティブだと言えるのは、2戦目が1戦目のコピペになる可能性は低い、ということだね!」

© ESPN Sports Media Ltd.