Mercedes

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遅れてオーストリアGPからタートする2020年シーズンの開幕戦で、メルセデスはマシンをアップグレードしたいと考えている。

過去6回の世界選手権を総なめにしているメルセデスは、今年も倒すべきチームとなりそうな予兆を2月のプレシーズンテストで見せていた。しかし、新型コロナウイルスのパンデミックによって最初の10戦は全て延期または中止され、チームたちもF1の施設を長期にわたってシャットダウンすることを命じられた。

初戦に備えてそれらの施設も活動を再開しており、メルセデスは7月5日(日)と12日(日)に続けてレースが行われるオーストリアのレッドブル・リンクに改善したマシンを持ち込みたいと考えている。

「ローンチの時のマシンと(当初の開幕戦だった3月の)オーストラリアに行くはずだったマシンは、クリスマス頃に固まったものだった」とメルセデスのテクニカルディレクター、ジェームス・アリソンは19日(金)にチームがソーシャルチャンネルに投稿した動画で語っている。

「1月と2月、3月を全部使い、マシンを速くするために風洞とデザイン部門で作業が続いた。どうやって速くするかについて非常に多くのアイデアが出され、9週間前にシャットダウンを強いられる前にそうしたアイデアの多くがデザインオフィスでのプロセスに入っていた」

「今のわれわれのチャレンジは、3カ月間の開発が製図板の上を離れ、可能な限り早くマシンに搭載されるようにすることだ。初戦のオーストリアでそれをごっそり持ち込みたいし、続くシーズンではもちろん、順番にそれをマシンに載せられるように最速での開発が進む」

先週、メルセデスはシルバーストーンで2018年型マシンを使った2日間のテストを行っている。このテストで彼らは発表されているヨーロッパ内のレースに参加する際に新型コロナウイルスの感染を防止するための新しい作業手順を確認した。

パンデミック後の世界の経済事情を考えると、小規模なF1チームたちには同様のアップグレードを用意する余裕はない。ハースF1チームはオーストリア初日のフリー走行が始まるまでに2020年のマシンでテストやシェイクダウンを実施する予定はなく、予算の承認が下りるまではアップグレードに力を入れることはないという。

「今、決断が必要だ」とハースF1のチーム代表、ギュンサー・シュタイナーは今週、メディア向けの電話会見で語った。

「最悪なのは今お金を使ってしまい、アップグレードのお金がなくなってしまうことだ。それでは何の助けにもならない。他のどんな企業でもそうだが、今あるこのリスクに対処しなければならない。なに、問題はないよ、どうにかやっていくだけのこと」

「今年はわれわれ全員にとって例外的な年だ。そうであってほしい。だから、何とか切り抜けよう。アップグレードについては多くのことを学んだ。期待したほど大きなものであったためしがなく、最初のマシンでできることはたくさんある。必ずしも必要ではないというのがわれわれの見解だ」

「本当に必要なのはミスをしないこと。そう決めてわれわれは進んできた。分不相応な何かを計画するリスクは冒さないことにした。そんなことをすれば終盤戦に行けなくなってしまい、ポイントも得られなくなってしまうのだから最悪だ」

F1は今のところ第8戦までのスケジュールを発表しており、ヨーロッパ外でのレースについて最後の調整を行っているところだ。最終的には15から18戦の開催を希望している。

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