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ベッテルはメルセデスの選択肢に入っているとウォルフ

M.S.
2020年6月4日 « リバースグリッドは見送りでもフォーマット改正に前向きなF1 | リバースグリッドはF1の能力主義を損なう所業とウォルフ »
© WILLIAM WEST / AFP
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メルセデスのチーム代表であるクリスチャン・トト・ウォルフは来年にセバスチャン・ベッテルと契約する可能性を否定しなかったが、今チームにいるドライバーたちを維持するのがプライオリティだとも話している。

4度のワールドチャンピオンであるベッテルは先日、今年の終わりにフェラーリを去る旨を発表しており、2021年にライバルチームに移籍する可能性と共にマーケットに出てきた。レッドブルはすでにベッテルとマックス・フェルスタッペンを組ませるとの見方を否定しているが、今のところ2021年も契約下にあるドライバーがいないメルセデスは慎重な姿勢でドアをオープンにしている。

ウォルフは選択肢に含めているのは単純にベッテルに敬意を払うためではなく、実際にルイス・ハミルトンやバルテリ・ボッタス、もしくはメルセデスと契約しているウィリアムズドライバーのジョージ・ラッセルらの起用ができなかった場合の正当な候補者として考えているからだと述べた。

3日、一部の報道陣と共に行われた電話会談でウォルフは「まず、われわれには4度のワールドチャンピオンに対していきなりノーと言うべきではなく、これはリップサービスではない」と述べた。

「一方でわれわれにはファンタスティックなラインアップがあり、私は両ドライバーとジョージに満足しているが、誰かがもうレースをしたくないと心を決め、突如空きが出てくる事態が起きないかは誰にも分からない」

2016年末、世界王者になったばかりのニコ・ロズベルグが契約を2年残してメルセデスを去った。2017年になってボッタスがその穴を埋めたものの、チームは冬の間に不確定な状況に取り残されており、今の時点でベッテルを失うのは同じことの繰り返しになる可能性があるとウォルフは言う。

「それが6月に私が"チャンスはない、セバスチャン"と言いたくない、そして、彼がわれわれのためにレースすることはないと言いたくない理由だ。何より、ドライバーとしての彼にそういうこと――そういう無遠慮なこと――をするつもりはないし、他方で私はめったにない凶事が誰も予測していないときにやってくるのを知っている。ニコ・ロズベルグのことを覚えているだろう?」

「だから、そういった観点からわれわれは選択肢をオープンにしているが、もちろん話し合いは現ドライバーたちに集中している」

ハミルトンはメルセデスとの契約を更新すると見られるものの、ウォルフはいずれのサイドも新型コロナウイルスの影響によってレースができないでいるこの期間に話を推し進めていないと述べた。

「ロックダウンの間にわれわれは会わなかったし、世界の別の場所にいた。定期的にしっかり連絡をとっていたが、契約についてはまったく取り組んでいない。われわれの間には大きな信頼がある。長い間一緒にやってきたし、自然に進んできて、ここ数年で契約を取り出してそこに書かれているものを実際に共に確認しなければならないような事態もなかった」

「レースが再開されれば共にいくらかの時間を費やして契約書を戸棚から取り出して掘り下げ、タイミングと数字、権利を確認し、ごく近いうちに何かをまとめられることを願っている」

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