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メルセデスがフェラーリエンジン問題の追及を断念

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2020年3月18日 « ピレリのチームメンバーに陽性反応 | 閉鎖期間を3週間に拡大、F1チームも同意 »
© Eric Alonso/MB Media/Getty Images
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FIAが行ったフェラーリ製パワーユニットに関する調査について、透明性を求めるF1チームのグループからメルセデスが脱退した。

今月初めの段階で、統括団体FIAとフェラーリの間に結ばれた合意について疑問を呈し、"完全かつ適切な開示"を求めた7チームの中にはメルセデスも含まれていた。

これは2月末に発表されたFIAの声明の中で、冬の間に調査が行われたものの、フェラーリチームとプライベートな和解合意が結ばれた関係で、その詳細は秘密扱いとされたことを受けての反応だった。

メルセデスはすでに非フェラーリチームのグループから身を引いていると『ESPN』は理解しており、FIAへの追及を続けるのは6チームだけということになった。脱退はメルセデスF1チームの親会社であるダイムラーからの指示だったと考えられている。

メルセデスの脱退に関係なく、レッドブルはFIAへの追及を続ける意向を明確にしている。クリスチャン・ホーナー代表は最近、2019年のフェラーリエンジンが合法だったのかどうかという問題は、昨年のチャンピオンシップのリザルトにも疑いを生じさせることになると述べている。

「この問題全てが嫌な後味を残した」とホーナーはドイツ誌『Auto Motor und Sport(アウトモートア・ウント・シュポルト)』に語った。「われわれにとっては大金を意味する。ワールドチャンピオンシップで2位になるか3位になるかで2,000万ドル(約21億5,000万円)の違いが発生する。われわれの従業員一人一人にもボーナスが出るかもしれないのだから、このままただ放置しておくわけにはいかない」

7チームの抗議に対し、FIAはフェラーリエンジンの合法性に"完全に納得"していたわけではなかったが、"違反の明確な証拠を提供する素材的難しさ"から、それ以上の追及はしないことを選んだと説明していた。

ライバルチームからはその後もさらなる疑問が私信で提起されたが、FIAは裁判および懲罰規定(JDR)にのっとって適切に行動したと繰り返すのみだった。

公式声明の中で彼らはこう述べている。「何より確実な結末が得られない可能性を考慮し、選手権と投資家のための最善の道を考えた結果、長期の訴訟が与えるネガティブな結果を避けるため、FIAは裁判および懲罰規定(JDR)の第4条(ii)に従って、効果的かつ抑止的な和解合意をフェラーリと結び、事態を終結させることにした」

「この種の合意はいかなる懲罰システムにおいても不可欠な要素として認められる法的ツールであり、論争を扱う他のスポーツ連盟でも多くの公的機関が使用しているものである」

「和解合意の内容に関する守秘性は、JDRの第4条(vi)により与えられている」

最初の声明の中で7チームはこの問題への法的救済を求める権利をリザーブするとしていたが、次の動きがどうなるのかは明らかになっていない。

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